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ハローサマー、グッドバイ

”これは恋愛小説であり、戦争小説であり、SF小説であり、さらにもっと他の多くのものである。”約40年前の1975年、イギリス初の女性首相サッチャーが誕生した年に発刊された本書は「ラスト数ページのドンデン返し」でも有名だが、冒頭で著者が述べている様に恋愛、戦争、SFの魅力的な要素がボーイミーツガールを軸に凝縮されており、特に中盤から後半にかけての展開にはグイグイと引き込まれる。

個人的には、主人公とヒロインの間の甘ずっぱい、しかし何とも心をうつ描写に惹かれつつ、一方で冷戦状態であった時代に本書の著者が、この小説を通じて何を伝えたかったのか?を色々と考えてしまった。続編はどうしようかな。

古き良きSF青春小説を読みたい誰か。ドンデン返しに興味のある誰かにオススメ。

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