えがない えほん
"この ほんの ルールを せつめいします かかれている ことばは ぜんぶ こえに だして よむこと"俳優・監督・コメディアンである著者自身が全米各地で読み聞かせを実施して70万部超のベストセラーとなり、2017年に国内紹介された本書は『子どもが絶対にわらう絵本』として読み聞かせの定番。
個人的には、知り合いの読み聞かせイベントに参加した時に本書の事を知ったのですが。本書の内容は実際に手にとってもらうとして。確かに子供向けの読み聞かせ本としての評判通りに笑い転げてくれますが、とにかく構えたり、恥ずかしがりな【大人同士が打ち解けるのにも】実は有効な本ではないかと思いました。
また、本を読む『読書』というと、どうしても黙って独り静かに読む『黙読』のイメージだけが強い気がするのですか。本書の存在は声に出して読む『音読』の魅力であったり、対人コミュニケーションツールとしての本の可能性を気づかせてくれる。そういった点でも貴重な本ではないかと感じました。
子ども向けの読み聞かせ本を探す人はもちろん、音読であったり、ワークショップを担当する機会のある誰かにもオススメ。
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