見出し画像

戦略読書

"私の最大の武器が『読書』でした。読書がどうヒトをつくるのかを感じ、考え、自らをもって実践し続けて来ました。この本は、その私的物語であり、そのノウハウの集大成なのです。"2015年発刊の本書は、元経営コンサルタントの著者によるコモディティ化しないための読書アドバイス的一冊。

個人的には、最近ちょっと読書が小説に偏りすぎてしまっているかな?と思って『経営戦略全史』などでお世話になっている著者による本書をキッカケに【読書ポートフォリオを見直そう】と手にとりました。

さて、そんな本書は”私たちは読んだ本で出来ている"とした上で【他人との違いを生むために】読書には『何を』『いつ』『どう』読むか?を戦略的に考える必要性があることを、若手社会人向けにマイケル・ポーターよろしく図で分類したり、著者のこれまでの読書遍歴やオススメ本を紹介したりしているわけですが。

いかにもビジネスっぽいタイトル、またページの分厚さの一方、やはり著者は元コンサルタントとして、論理的に噛み砕いて説明するのがうまいからかでしょうか?意外にも【とても読みやすい】のが印象的でした。

また、著者が提案するビジネス本に関しては【徹底して古典的名著を読む必要性】があり、またビジネスパーソンこそ【SFを読んだ方が良い】に関しては、私自身も流行りの本を読む前に【軸として、また話題として】まったく同感に常日頃から思っていることから、強く共感する部分がありました。

どんな本を手にとるべきか?またどのような読書習慣を持つべきか?に悩む若手社会人へオススメ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?