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"本が好き、読書が好き、文化芸術が好きな方の隠れ家になれば"私設『図書室27』は吉田山近くに密かに佇む
全国で書店の閉店が相次ぐ中、本を商品として売買するのでなく『媒介』とした文化的な場づくりに『研究者』『実践者』(本屋店主)が共同でマンションの一室、27号室を借りて2024年8月から挑戦している
『研究者』の鈴木毅(すずきたけし)は『これからどんな施設や場所が必要かを考える』建築計画・環境行動デザインが専門。長年、各大学で教鞭を執りながら、特に『人の居方(いかた)』を長年のメインテーマにしてきた。
また『実践者』の田中冬一郎(たなかとういちろう)は現在も大阪でフリーペーパー専門店はっちを運営する他、以前もマンションの一室を借りて2012年から2021年にかけて『住み開き511』という、住居の一部をパブリックな駆け込み寺として他者に開く活動を行っていた。
それぞれ、立場は違えど『場づくり』に興味、関心があった事から知り合い、どちらも京都在住という縁もあって、田中から声をかけて共同で図書室27を始める事になった。
"『図書室27』は何でもスマホで検索、オープンにするのが当たり前の時代の空気感に逆らい、あえて住所非公開。一手間かけて連絡があった方のみに場所を伝えてます『隠れ家』なので"実践者の田中は笑顔で語る。
京都、全国の本好き、読書好きはもちろん。場づくり、サードプレイスに関心のある方は注目してはいかがだろうか。
『図書室27』運営スタッフ募集中