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ロンドンが呼んでいる ①

去る、2024年の8月。
私タカハシナオキは、ロンドンへの一人旅を敢行した。
いわゆる、職と職の間にぽっかり生まれるサバティカル的な期間を利用した。

今回はその模様をダイジェストで数回に分けてお送りしようと思う。
何を感じたか、思ったか、は別の機会しっかりに書くとして、
何をしたか、という行動ベースの旅行記を書こうと思う。

ロンドン旅行を検討している人、一人で旅をしたいが一歩が踏み出せない人、誰かしらのなんらかのきっかけになったら嬉しい。

※期間:8/22~8/28 (移動期間を含む)

8/22 To 🇬🇧

朝9時ごろに世田谷の家を出発。ゴミは捨て、ブレーカーは落とした。
(帰宅後、冷蔵庫の中身が入れっぱなしだったことに気づく。とほほ。)

朝ごはんを食べ、成田空港へ。

空港くると撮りがちな時刻表

今回の旅行は、「費用とクオリティの両立」を目指し、往路の飛行機は2回乗り継ぎ。

往路

東京・成田 → 韓国・仁川
アシアナ航空 OZ101便
13:20発/15:50着 ※8/22

②韓国・仁川 → フィンランド・ヘルシンキ
フィンエアー AY0042便
21:40発/5:30着(+1)

③フィンランド・ヘルシンキ → イギリス・ロンドン
フィンエアー AY1331便
8:00発/9:10着(+1)

往路の道のり

まず、アシアナ航空で韓国へ向かう。
機内食はまずまずの美味しさ。成人男性26歳の舌には十分すぎる味だった。

韓国に到着する。
トランジットタイムが長かったので、パラダイスシティへ。
最近やたらと広告が流れてきていたため、まんまと刷り込み効果の餌食に。男26歳人生初カジノ、バカラ一点張りで少し利益を上げてタイムオーバー。
カジノってとんでもない道楽だ。刺激を求めたお金持ちがたくさんいた。

広告でよく会う、このひと

その後仁川空港へ舞い戻る。
搭乗前にパリスクロワッサンという有名なチェーンでパンオショコラとラテを。(よくよく考えたらこの度、パンとコーヒーばっかり食べている。)

その後はFinnairを利用しヘルシンキへ。
Finnairはサービスがよいと評判なのだがその割には価格がお値ごろなので、
いつか利用したいと思っていた。

確かにサービスは充分なものだった。
しかし、14時間のフライトはあまりに長かった。
眠りはしたものの浅く、ずっと意識と無意識の境目にいたような感覚。

朝5:30ごろヘルシンキ着。以降は8/23扱いとする。

ちなみにヘルシンキのヴァンター空港は、とても広くて新しい良い空港だった。個人的には、北欧にも強烈に惹かれる、呼び寄せられるような感覚がある。今度はここを目的地にしてみたい。

8/23 Art Day

2時間半のトランジットを経て、再びfinnairでイギリスへ。
結局20時間以上は飛行機に乗ったのではないだろうか。大移動である。

finnairは機内エンタメに2048というゲームがあった。
意外とハマれるのでおすすめ。
早く時間が過ぎてくれ、と思いながら無意味に没頭していた。

東京にいると、常に何らかの意味や関係性の中に置かれるもんだから、
こんな無意味なことに没頭できることもなかなかない。
もはや贅沢な時間だと思った。

そしてロンドンに到着。現地時刻で朝9時ごろだろうか。
飛行機を乗り通してここから一日が始まる。なかなかに刺激的だ。

初めて沖留めを経験

イミグレでイギリスの後はどこにいくの、と聞かれ質問を勘違いして滞在先を言うハプニング。イミグレは毎回なにかやらかす。英語上手くなりたい。

その後地下鉄で滞在先の駅へ。
滞在先に選んだのは、交通の要所パディントン。
駅前にあるイギリスのホテルチェーン、Premier innだ。

アーリーチェックインは断られたので、荷物だけ預けて街へ出る。

パディントンは思い出の街になった


大移動の影響で、すでに髪の毛はてかてかで顔はこわばったアジア人に仕上がっている状況。そして、なんと携帯の充電が10%しかない。
しかも、僕としたことがモバ電に刺せるUSB-Aのケーブルを忘れてしまう。

一旦、コンセントがあって落ち着けそうなカフェを探す。
ちょうど宿の隣にあったTreelogy coffeeが良さそうなので入ってみた。
見切りではいったのだが、電源はなし。なんと幸先の悪いスタート。
かと思ったが、ここのカフェ、コーヒーもパンも極上に美味しいではないか。それから結局、ほぼ毎日通った。

https://www.instagram.com/treelogy_london/

最高のカフェ


その後USB-Aケーブルを探すため、パディントンの街をうろうろ。
なんとか見つけ出し、モバ電で充電。

1日目はテートブリテン・テートモダンを続けて訪問。
今回、旅行にはテーマがあって、「文化と生活を知る」ことだった。

そんなことを思いながらイギリス留学歴のある友人・pei氏に聞いたところ、テートモダンは欠かすな、と教えてもらっていたので、訪れた。
まあよかった。イギリスで作品作りをすることが夢になる。
あれこれ言うのは野暮なので、ぜひ訪れて欲しい。

テートブリテン
イギリスだと自撮りもしちゃう@テートモダン

初日はここで疲労がピークに来てしまい、16時ごろには宿に行きシャワーを浴びる。そして念の為、ベッドバグなどもチェック。
かなり新しいホテルで、通された101に至っては使われていたのか?と思うくらいの綺麗さ。しかし埃なのかなんなのか、くしゃみと鼻ズビが止まらなくなる。(ちなみにpremier innは、いわゆるアパホテルとか東横インのランクだと思うが、一泊2万弱..こっちの方がよほどバグである。)

もうひとムーブしたいと思ったが、パブに入る余力はなく、
宿近くのイタリアンでさくっとパスタを食べる。

これはイギリスだからなのかわからないが、パスタも具材も、かなりねっとりとしていた。なかなかに好みが別れそうな食感だと思いつつ、26歳・社会人男性の舌なので、無心で美味しく味わう。

nettori-gyuniku-pasta

物価が高いことは知っていたので、逆にお金はあまり気にしないことにしていた。9月以降の労働者・オレに期待。
(と思ったが帰ってカードの請求を見たら、そこには地獄が広がっていた。
どうかお気をつけて)

帰りに鼻ズビ対策で追加ティッシュと点鼻薬を購入。
意外と対応できるじゃん、オレ。

ちなみにイギリスはキャッシュレス大国だ。大袈裟でも何でもなく、
現金はなくても何とかなる。実際わたしは換金することなくカードで過ごし切った。

1日目はこのまま10時に消灯。しかしここで旅ならではのハプニング。
消灯してまもなく、なぜか火災報知器がけたたましく鳴り出す。
しばらくして止んだが、オレが何かをしたのかと不安になりわざわざ新しいコンタクトを付け直してフロントへ。なにやら責任者らしき人とおじさんがフロントで口論してたから、ここに火種がありそうだった。

すごいアラームなったけど平気そ?とカタコト英語で聞いたら、
問題ないよ、と教えてくれた。旅にトラブルはつきものだ。

普段だったらしばらく寝れなそうな体験だが、
疲れがピークだったのでその後すぐに就寝。

旅が始まった。
はっきりと海外に、ロンドンに来た理由があるはずなのだが、
明確には言語化できないまま日本を出て、飛行機に乗った。
そして結局わからないまま、ロンドンまで来てしまった。
人生でもこんな直感的で漠然とした行動をしたことは、あまりなかった。
まぁ旅をしながら、一歩一歩歩いていけば、わかるか。

明日は、プレミアリーグを観戦する。


この文章が気に入っていただければ、ぜひ。 創作活動(執筆・音楽)のために、使わせていただき、それをまたみなさまにお披露目できればと思っています。