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「陸の豊かさを守らなくても構わない」?非常識反転で生まれる新発想とは?

先日ラジオで「非常識反転」の面白さについて語り合いました。

非常識反転とは?

「非常識反転」とは、いわゆる「逆設定法(Assumption reversal)」とも呼ばれる発想法です。アメリカ人コンサルタント、ステファン・グロスマンが提唱したこの思考法は、常識的なアプローチでは行き詰まってしまう問題を、あえて非常識に考えることで解決策を見つける方法です。
例えば、「鍋料理は大勢で食べるもの」という固定観念があるなら、それを逆転させて「お一人様用の鍋料理だってあっていいはず」と考えるのが、この発想法の基本です。

非常識反転のステップ

非常識反転は、以下の3つのステップで進めます。

  1. 固定観念や先入観を書き出す
    まずは、既存の「常識」や「先入観」をリストアップします。例えば「鍋料理はシェアするもの」「エコは手間がかかる」など、普段無意識に持っている前提を見直すのがポイントです。

  2. 固定観念を非常識反転する
    次に、それらの固定観念をひっくり返します。「鍋料理は一人で楽しめるべきだ」「エコは便利で手軽であるべき」など、思い切って真逆の考え方を設定してみるのです。ここでは、とにかく常識を疑い、自由な発想を心がけます。

  3. 非常識を具体化する
    最後に、逆設定したアイデアを現実的なプランに落とし込みます。この段階では「ありえないだろう」と思う考えも一旦脇に置き、新しい視点からアイデアを練り上げます。大胆な発想から生まれた奇抜な案が、意外にも人々のニーズに応えるアイデアに化けることがあるのです。

SDGsを非常識に捉える?

ラジオでは、SDGsの目標に対してもこの「非常識反転」を試してみようという話が盛り上がりました。
SDGs(持続可能な開発目標)は、地球全体で達成すべき理想を掲げていますが、そのゴールは時にあまりに壮大すぎて、「達成できるのか?」と感じる人も多いのではないでしょうか。

たとえば「陸の豊かさを守る」という目標。
これをあえて「陸の豊かさを守らなくても構わない」と非常識反転してみると、逆にその大切さや、本来目指すべきことがより鮮明になるかもしれません。
目標の達成が難しいからこそ、非常識な視点を取り入れることで、新しい解決策や取り組み方が見えてくるのです。

イノベーションは非常識から生まれる

非常識反転や逆設定法は、イノベーションを起こすために非常に有効な手法です。
常識的な視点に縛られていると、既存の枠組みの中での改善や改良はできても、全く新しいアイデアは生まれにくいものです。
ラジオでも話題になりましたが、イノベーションは「既存の延長線上にはない」と言われるように、非常識な発想が求められるのです。

この発想法は、ビジネスだけでなく、私たちの日常生活にも応用できます。
たとえば、普段の生活で「これが当たり前だ」と思っていることを、少しだけ非常識に考えてみると、意外な解決策が見つかることがあります。
ちょっとした変化や逆設定が、新しい発見の扉を開けるかもしれません。

「非常識反転」に興味を持った方は、ぜひラジオでのトークを聴いてみてください!

常識を逆さまにして考えることで、どんな新しいアイデアが生まれるのか?その可能性を一緒に探求しましょう。
新しい視点を手に入れることで、日常の小さな挑戦が大きな変化を生むかもしれませんよ。

さあ、常識をひっくり返して、新しい発想の世界へ飛び込んでみませんか?

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