夜空に輝く猫をみにいきましょう~やまねこ座~【プラ寝タリウム】
★「プラ寝タリウム」台本を記録しています。
★「プラ寝タリウム」は星空のお話で、皆さまを心地よい眠りへとお誘いし、心の疲れをホッと癒します。
★himalayaという音声配信プラットフォームで上映しております。
★noteの文字とともに、オルゴール&ピアノの音+cocoaの声もお楽しみいただけましたら幸いです。
★台本の引用や朗読など大歓迎です!ただし、ご縁を大切にしたいので、ご利用の際にはnoteやTwitterなどから一言お声掛けいただけますと幸いです。
★あなたと今日もご一緒に「ホッ」とできますように。
優しい太陽が、西の地平へと眠りにつくと、空の色が魔法のように変化して、やがて満天の星々が姿を現します。
今回の上映では皆さんご一緒に、夜空に輝く猫をみにいきましょう!
皆さんは猫、お好きでしょうか?
冬から春にかけて、北の夜空では「やまねこ座」が輝いています。
学名は、Lynx。リンクスとは、インドの北部や、中国に生息する、大型の山猫のことです。
やまねこ座のそばには、ふたご座やぎょしゃ座、かに座、おおぐま座が光っています。
やまねこ座は、ほぼ一直線に並んだ星と星を結んだ星座ですが、3等星以下の星から成るため、暗くて見つけにくい星座です。そのため、実際に夜空で描き出すためには「山猫のような鋭い目が必要だ」と言われています。
皆さんはいま、瞼の裏でやまねこ座を映し出すことはできましたでしょうか?
「やまねこ座」は17世紀、ポーランドの天文学者ヨハネス・ヘベリウスが考案しました。
その後、18世紀にはフランスの天文学者ジェローム・ラランドによって「ねこ座」が設定されました。
こちらの「ねこ座」はラランドのペットだった猫を星座にしたものでした。しかし、ネコへの愛情も虚しく、現在一般的に用いられている88の星座の分類の中からは姿を消すことになってしまいました。今ではねこ座は幻の星座となり、夜空で猫を見るためには鋭い山猫のような目で探していただく必要がございます。
猫のように目を鋭く、細くしていただいたところで、今晩はその笑顔のままゆっくりとお休みください^^
身体と心をぽかぽかにしてぐっすりと眠りにつくことができますように。