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教師と子供たちの関係、子供たちと子供たちの関係がうまくいってない原因は?!

先週、NHKの「クローズアップ現代」、元侍ジャパン監督の栗山英樹さんがゲストとして「ウェルビーイング」を特集していました。

ウェルビーイングとは、
「良好な状態」「心身ともに健康で、持続的に幸福な状態」という意味です。

元々は職場の労働環境の改善などに用いてきたのですが、
「これって学校でも使えるな!!」と感じました。

良好でない職場は、概してトップとその下は意思疎通があるが、下部のメンバーには疎通されていない。つまりトップダウン。
もっと言えば、メンバー同士、横の意思疎通すらできていない状態です。

一方で良好な組織は、トップもメンバーも、メンバー同士も意思疎通が取れている良好な関係を築いているかです。

前述の侍ジャパンでは、今回のWBCではキャプテンを置かなかった。
置かなかったからこそ、お互いが自分の持ち味を出し切ったとも言えます。
(もちろん私は、キャプテンを置くことに否定はしません。あのメンバーであれば、それは必要ないし、その方が選手個々のパフォーマンスが向上したからです)

教室も同じです。
教師をピラミッドの頂点としたトップダウンの学級では、子供たちの中で息苦しさや学級の満足度すら上がりません。

教師対子供、子ども対子供同士の「良好な状態」、「心身ともに健康で、持続的に幸福な状態
にするには教師の意図的な戦略が必要となります。

つまり教師は常に学級のウェルビーイングを維持向上するために「手だて」を打たねばなりません。
このウェルビーイングとは、Teacher’s Bridgeでいう「3つの『安』」の「安全」、「安心」、「安定」の割合で言えば3:5:2くらいかと考えます。

私がこれまでもったクラスでは、子供が不登校になるくらい「いじめ」案件は「ゼロ」でした。
もちろん、トラブルは多々あります。
それでも、いじめ案件はゼロでした。

今思えば、この「ウェルビーイング」を意識した学級経営をしていたのだと改めて感じます。

もし、あなたが今、自分の学級の問題が改善されていないとしたら、
学級づくりの改善はもちろんですが、
子供たちとの信頼関係を構築する授業づくり、
あなたが子供や、ご自分を捉える「心と行動の在り方」を見直す必要があります。

そんなここまで心身を疲弊しながらも突き進んできたあなたが一度立ち止まり、
自分を省察し、足りなかったスキルや知識を補い、
9月には、自信をもって子供たちと向き合えるための学びの場をこの夏準備しました。

教師力向上短期集中講座の詳細&お申し込みはこちら↓ https://bc0so.hp.peraichi.com/?_ga=2.137098165.483927829.1687353451-964794787.1678875134


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