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麻衣
2020年2月18日 18:20
私は度々この考えに取り憑かれる。すべての人は自分の片割れであるということに。同時に、他人をひどく恐れる時もある。結局のところ私と彼(彼女)は相容れない関係だと、思い知らされる時など。どちらも真理であると感じる。すべての人が同じ一つの共同体にまとまることは不可能だ。でも共感はできなくもない。人には想像力がある。人はそれぞれ物語を生きる。他人の人生に思いを馳せることは、読書と同
2020年1月18日 20:09
手探りで掴んだ日常はあまりにも脆くて自らが空虚になっていく。 昨日会ったばかりのあの子はもうここにはいない。 坂道を上がったり下ったりするだけの日々なんて白々しい。 眠る前はいつも思う、突然見覚えのない夜行列車が目の前に現れて、ここではない何処かへ私を連れていってやくれはしまいかと。 そうしてどんどん過ぎていく。見飽きた夢を捨てていく。その度私は女になる。降りた先には、