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麻衣
2020年3月1日 01:15
雌のインコを飼っている。彼女は体が大きく、力がとても強い。指を近づけると、時々本気噛みされ流血する羽目になる。私の前では、あまり喋らない。こちらにはお構いなしといった感じで、ご飯を食べたり羽繕いをしたり、気ままに過ごしている。だが父が家にいると、ご機嫌になる。父の声とそっくりな声で言葉を喋り始め、よく鳴くようになる。父が指を近づけると、小首を傾げカキカキをねだる。私が彼女を
2019年2月4日 16:39
私が人生で最初に"魂"の存在を感じたのは、小学1年生の時。 私が生まれる前から両親が飼っていた、一羽のセキセイインコが亡くなったときだ。 私はインコのぴーちゃんに嫉妬されていた。私が生まれる前、家族の主役はぴーちゃんだった。首元まで鮮やかな青色をしたオパーリンの女の子。鳥好きの父と笑い上戸の母の間で愛されて、きっと幸福だっただろう。でも、私が誕生した途端、2人の関心はぴーちゃんではなく私