足立美術館の魅力展(横浜高島屋・2004年5月)
2004年5月、横浜高島屋で開催中の「足立美術館の魅力展」を見た。
行く前には割と入念に下調べをするのであるが、ここに関してはちょっとすっぽり抜け落ちていて、どういうわけか「足立区にある美術館」だと思っていた。
・・・すみません。島根県にある美術館で、すごい場所なのだということを、初めて知りました。。。
何がすごいかと言うと・・・
なにしろ、昨年、米国の日本庭園専門誌「Journal of Japanese Gardening」で、二条城や竜安寺などの、歴史ある有名庭園を押さえて、庭園日本一に選ばれたそうなのだ。
この足立美術館は、島根県出身の実業家・足立全康氏が1970年に建てた美術館。
当然、庭園もまだ新しいものである。
しかし、その手入れの行き届いた美しさは、日本一にふさわしい素晴らしさなのだろう。ぜひいつか、訪れてみたいものである。
展示されていた絵のほうも、もう本当に素晴らしかった。
こちらは、横山大観のコレクションが有名なのだが、この展示会にも多数展示されていた。また、女優の朝丘雪路さんの父である伊東深水の絵も何点か展示され、雪路さんが登場する絵もあった。
わたしが気に入ったのは、榊原紫峰の絵。この人のは、もうタッチの全部が好きだと思った。あとは、竹内栖鳳もいい。川合玉堂もやはりいい。
日本画の新しい才能を発掘すべく設けられた「足立美術館賞」受賞作が二点展示されていた。
どちらも和の中に洋の要素も取り入れた、今の時代ならではの作品と言うことで、素晴らしいものだった。
特に、第8回受賞作「うたたね」の色彩の美しさに目を奪われた。
コチラで見られます。
宮北さんのほかの絵はこちらでも見られる。どれも素敵!