ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?――国立西洋美術館65年目の自問|現代美術家たちへの問いかけ
ちょっと古い話だけど、2024年GWの前日に行った展示@西洋美術館。おもしろかった。
写真はないけど、ペインターFの動画のインパクトが大。たどり着く前からおどろおどろしい声が聞こえてきて。
これの前に芸大美術館で「大吉原展」を見て、へとへとに疲れていたので、ちょっと意識はもうろうとしていたけれど、コンセプトにはすごく共感した。
西洋美術館の役割とは?という話。そもそもは、貧しいアーティストの卵たちに渡航せずとも海外の作品を見ることができる場をつくりたい、ということで建てられた経緯を持つ西洋美術館。
しかし今の西洋美術館は、そうしたアーティストの卵たちが見るべき作品展示ができているだろうか?という問いかけである。
ただきれいなもの見たーだけの展示は好みではないので、こういったいろいろ考えさせられる展示、名古屋でもぜひやってほしい(無理だろうけど)。
お土産にロダンのピンバッヂを買った。この美術館、相当数行ってるのに、そういえばロダンがあった、と今回改めて気づいたというw
「大吉原展」は今となっては仕事に直結する内容なので、当然真剣に見た。
でもきっと我々夫婦は、イラスト・写真・文章のどの仕事にも直結しない、こういう展示(ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?)こそ、もっと見るべきなのだろう。
会期 2024年3月12日(火)~5月12日(日)
開館時間 9:30~17:30(金・土曜日、4月28日(日)、4月29日(月・祝)、5月5日(日・祝)、5月6日(月・休)は9:30~20:00)
※入館は閉館の30分前まで
休館日 月曜日、5月7日(火)(ただし、3月25日(月)、4月29日(月・祝) 、4月30日(火)、5月6日(月・休)は開館)
会場 企画展示室
観覧料 一般2,000円、大学生1,300円、高校生1,000円
※中学生以下は無料。
※心身に障害のある方及び付添者1名は無料。
※大学生、高校生及び無料観覧対象の方は、入館の際に学生証または年齢の確認できるもの、障害者手帳をご提示ください。
※国立美術館キャンパスメンバーズ加盟校の学生・教職員は、本展を学生1,100円、教職員1,800円でご覧いただけます。(学生証または教職員証をご提示のうえ会期中、ご来場当日に国立西洋美術館の券売窓口にてお求めください)
※観覧当日に限り本展観覧券で常設展もご覧いただけます。
主催 国立西洋美術館
協賛 NTT ArtTechnology、DNP大日本印刷
特別協力 Forbes JAPAN
協力 西洋美術振興財団