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あがり症の私がソロを弾くとき

子どものころから極度のあがり症でした。

基本、改まった場所で人前ではしゃべらない、発言しないようにしてやり過ごしていました。

友達同士でしゃべるのはなんともないけれど、何かしら意見をまとめてきちんとしゃべらないといけない場面では超緊張。

大人になって、市の子供会の会長にじゃんけんで負けてなってしまった時には、100人以上の人の前であいさつをしなくてはいけない会合では、

数日前からのどの調子が悪いふりをして、副会長に挨拶を代わってもらったこともあります(^-^;

私の場合大人数の前だけではなく、小学校の学級懇談での自己紹介でも超緊張してしまいます。

みなさん流暢に堂々としゃべられていく中、順番を待つ私はもうドキドキ。

低く小さい声で、最低限の事だけしゃべるのが精一杯でした。

そんな私ですが、オーケストラでの演奏は緊張せずに弾けることが増えてきました。

が!やはり ドヴォルザークの「新世界」第二楽章にある、弦8人(ダブルカルテット)で弾く場面では超緊張しました。

他の人に任せたかったのですが、逃げることができず、ブルブル震えながら弾くことに。

マーラーの交響曲第一番「巨人」の4楽章では ビオラのパートソロがあるんですが、

これももうドキドキですね。

そんな私が、オーケストラ団内のアンサンブル大会でソロを弾かなきゃいけない場面が増えてきました。

ビオラ5人のアンサンブルで、基本は5人みんなにメロディが割り振られている曲(ビオラパートのお父さんが編曲)をやるんですが、時々、一人が延々とメロディを弾く曲があったりして、去年も今年も、そのメロディパートを割り当てられてしまいました。

以前の私だったら、断固として断っていたんですが、最近はあえていばらの道を進むべく、引き受けてはみるのですが、

やはり本番は緊張しまくって、挙動不審。

今年は特に、好きな曲だったこともあって、めっちゃ練習しました。
オーケストラの練習やレッスンの練習を放置して、とにかくこればっかり練習しました。
(パラディスのシチリアーノ ビオラ版)

もちろん暗譜で弾けるし、まずまずの所まで練習できたと自負しておりました。

ところが!!!

アンサンブル大会本番前に、もう一つ弦楽アンサンブルでご一緒するヴァイオリンの方が
「聞かせて~」というので リハーサルがてら演奏しようとなったとたん、

大緊張・・・・(T_T)

たった一人の聴衆に緊張してしまうなんて。

当然、その後の本番でも大緊張は変わらず。

「緊張をほぐすには」などの記事をたくさん読んで、試してはみましたが、

手の震えは収まらず。

練習の1割も弾けなくて、情けなくて、悔しくて、・・・・。

「もう来年はソロは弾きません!!!」とみんなに宣言したけど、

弾きたい気持ちはあるのよ。

気持ちよく弾けたら、自分の思いを音にすることができたら、どんなにいいだろうなぁと思うわけですよ。

もし来年もソロパートが割り振られたら・・・・

今年以上に練習して、自信もって本番に望みたいです。

その前に来月は「第九」の本番があるし、5月の定期にはチャイコフスキー交響曲第六番「悲愴」が決まったから、

しっかり練習しなくっちゃ。

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