【日曜版】初めての海外旅行ガイドブック
はじめに
令和の世となっても、初めて海外旅行する人は大勢いるものです。海外旅行初心者のために基本的な事柄を簡潔にまとめたガイドブックを作りましたので、海外旅行の参考としてください。(主に仲間たちのために書きました)
落とし穴となりそうなことを中心に書いています。
旅行の計画
目的地は自分の行きたいところを選べばいいと思いますが、治安が良くて旅しやすいのは、韓国、台湾、香港、マカオあたりです。
治安がまあまあなのはASEANの多く、スリランカ、欧米、トルコあたりです。
治安が劣悪なのは、フィリピン、カンボジア、ミャンマー、中南米カリブメキシコ、アフリカ、その他のアジアなどです。
中華人民共和国は、治安は良いですが、社会制度や政府が謎なので、別枠です。初心者向けではありません。
最近は、電子ビザなどの申請が必要な国が増えてますので、お忘れなく。
予約
航空券は、Google FlightsかSkyscannerで安いものを探して、航空会社のウェブサイトで買うのがおすすめです。
エコノミークラスなら追加料金を払っても通路側座席を抑えましょう。3~4時間以上の旅であれば、先頭列の窓側か通路側を抑えるのもお勧めです。海外の航空会社を使えば、ビジネスクラスも安い場合があるので、長距離の場合は検討しましょう。
ホテルは、Google Mapsで検索して、AgodaかBooking.comで買うのがおすすめです。チェックインとアウトの可能時間はしっかり確認しましょう。
海外では激烈にひどいホテルも結構あるので、有名国際チェーンのホテルは安心感があります。安くて安心なブランドはIbisか東横インです。中級以上ならHiltonとかSheratonとかの有名なやつを選ぶのが安心です。口コミは不正操作されてる場合があり、あまりあてになりません。(国際チェーンでもBest Westernは微妙です…。)
現地のガイドや運転手などが必要な場合は、現地の日本人経営の旅行会社に連絡するのがおすすめです。空港送迎などを頼むと安心感があります。治安が悪い国では必須です。
予防接種
最低限、A/B型肝炎の予防接種は必須です。打っておきましょう。
海外旅行保険
できれば1000万円くらいの医療/救助があるものを契約しておきましょう。「死亡保険」ではなく「医療保険」ですので、お間違いなきよう。
クレカの海外旅行保険は既往症があっても有効なので、価値があります。多少高くても、保険の良いクレカを契約しましょう。
既往症などがあって契約できない場合は、海外の医療保険会社も検討してみてください。World Nomads社など。
いずれにせよ既往症自体は保証されないので、医療費はある程度用意しておくのが安心です。
アメリカ合州国に行く場合は、1億円以上の医療保険かけることが望ましいです。
荷造り
荷造りですが、国際線機内持ち込みサイズのバッグと、貴重品用のショルダーバッグの二つをもって旅をするのがよいです。男性ならば3か月の旅であっても、これで十分です。これ以上に膨れ上がるとしたら、なにか要らないものを持ってます。
機内持ち込み荷物は液体の制限が厳しいので、そこだけ頑張ってください。
もし荷物を預けざるを得ない場合は、預ける荷物が行方不明になったとしても最悪なんとかなるように荷造りをしてください。これは常識です。高価なもの、生存に必要なものなどは預けないでください。服は着替えなくてもしにはしません。
変圧器は必要ありません。いま日本で売られているスマホやパソコンの充電器は99%全電圧対応だからです。もし女性で特別なドライヤーなどが必要であれば全電圧対応の旅行用を買いましょう。ガイドブックなどで「変圧器が必要」と書くのは変圧器屋から金をもらってるからでしょうね。
コンセントの変換プラグは必要です。短い延長コード、電源タップなどとあわせて持って行ってもいいかもです。サージプロテクター付きのタップはダメです。200Vに対応してません。ぶっとびます。
クレジットカードのトラブルに備えて、非常用の日本円現金を10~20万円くらいもっていくと安心です。僻地に行く場合は、米ドル札を適宜細かいのも合わせて、10~20万円分もったほうがいいです。
いまはほとんどの地域のほとんどの店でクレジットカードが使えるので、現地通貨は最小限(1-2万円分)でいいです。海外ATMキャッシングでも現地空港で両替でもいいですね。レートが悪くても最小限ならまあいいでしょう。
クレジットカードでは、海外キャッシングは必ずオンにしておいてください。トラブル対応の幅が広がります。ただし海外キャッシングで使った分は、詐欺や強盗などであっても、補償される可能性が低いのでご注意を。Visaカードを2枚以上は必須です。
クレジットカードなければ海外旅行は不可能です。信用情報が死んでたらVisaデビットカードを作りましょう。
通信
海外旅行には、あらかじめスマホを海外でデータ通信できるようにしておくことが望ましいです。
一番簡単なのはお使いのスマホ会社の海外ローミングがあれば、それを使うことです。Ahamo以外はかなり割高ですが、なにも買わなくていいので手間は少ないです。通常なんらかの設定は必要なので準備しておきましょう。
通常は、SIMかeSIMをあらかじめ用意しておくのがおすすめです。SIMならAmazon等であらかじめ購入できます。eSIMは海外用eSIMを提供している会社から購入可能です。
海外Wifiレンタルはいまだに使う人がいる意味がわかりません。Wifiルータが邪魔ですし、充電も必要ですし、借りるにも返却にも手間がかかり、万が一紛失したりしたら厄介です。何も良いことがありません。
交通と移動
空港には、出発の2時間前には遅くともついているように計画して移動します。
いまどきは世界中どこの国にも何らかの配車アプリが存在しますので、あらかじめ準備しておきましょう。配車アプリを使えば、タクシーよりも圧倒的に安全かつ快適です。インストールして決済手段をあらかじめ登録しておきます。
治安わるげな国では配車アプリと飛行機だけで移動するのがお勧めです。
タクシーに乗る場合、多少はぼったくられたとしても笑ってすませましょう。タクシー運転手はだいたい銃かナイフを持ってます。
治安が中程度以下の国では、市内バスや地下鉄にはスリがいると考えましょう。あまり乗りたくないですね。
現地で
スリに警戒しましょう。つねに手ぶらで、お財布やスマホにはチェーンを付けることを検討しましょう。
路上やショッピングモールなどでいきなり話しかけてくる人は99%が詐欺かスリか昏睡強盗です。まともな人はそんなことしません。無視一択で。そういう人を相手にして、いきなり全財産を失う人も大勢います。
友達を作りたければ、必ず自分から声をかけましょう。えっ、他人にいきなり声をかけるなんて怪しすぎる? じゃあ相手から声をかけてくる人なんて論外ですよね?
パスポートは常に携帯しましょう。多くの国でパスポート不携帯は犯罪になります。チェーン付き財布で、パスポートも収納できるものがあるから便利ですよ。紛失したら困るという人がいますが、紛失と犯罪とどっちが重大ですか? という話です。留置場入れられたら死ぬかもしれませんよ。
日焼け止めと虫よけ(DEET)は欠かさずに。どちらも忘れると死にます。
帰国
肉類や果実類はだいたい輸入不可です。野菜は検疫を受ける必要があります。私はちゃんと検疫を受けて持ち帰った生のカレーリーフから、シバンムシという虫が大量発生して大惨事になったことがあるので、あまりお勧めしません。
液体類をお土産にすると高確率で破裂して大変なことになります。どうしてもという場合は、ビニール袋で何重にもしましょう。