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基本情報技術者試験 合格体験記
お疲れ様です、英知契(えいちけい)です。
なんだか、自己顕示欲マシマシなサムネイルになってしまいましたが、私自身の喜びの表れだと思って、今回ばかりは大目に見てやってください。
何を隠そう、わたくし英知契は、先日。。
基本情報技術者試験に合格したのですから。
受験に至るまでのプロセスや苦悩については、上記の記事やこれまでの基本情報技術者試験の勉強日記投稿(つぶやき)で吐き出してきた通りなので、この記事では必要最低限の内容としてコンパクトにまとめてみようと思います。
いわば、記事ごとに役割分担をしている、というワケです。
記事の分業化、といってもいいかもしれません。
それでは、本題に入って行きましょう〜
受験のきっかけ
前の記事でも言及した通りですが、未経験で入ったとはいえ、3年間もIT業界にいるんだったらシンプルにそろそろITパスポート合格にかまけず、基本情報技術者試験くらい取っておいた方がよくね?と思ったからです。
とはいえ、基本情報には私の苦手意識が強いアルゴリズム問題があったので、「基本情報技術者試験よりも応用情報の方が取りやすいし資格としても強いのではないだろうか」という半ば逃げの気持ちで、昨年は基本情報をスキップして応用情報技術者試験を受験する、というなかなかチャレンジングなことをしたものです。
その結果、これも運命のイタズラなのか、ITの神様のイタズラなのかもしれませんが、午後試験に5点足らずで不合格になる、という屈辱的な展開を迎える羽目になったのです。
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ひどく落胆しましたが、不合格通知を受け取ったその日の晩にすぐに基本情報を申し込んだのは今でも鮮明に覚えています。
こうして、英知契の基本情報技術者試験との1ヶ月に及ぶ戦いが始まったのでした。
勉強期間
上の説明でもネタバレしましたが、期間としてはちょうど1ヶ月間でした。
正確な日時で答えると、昨年の12/27~今年の1/27(受験日)、といったスケジュール感です。
。。。はい、ちょうど「1ヶ月」ですね。
受験に使用した教材
受験に使用した教材は、以下の3つです。
・過去問演習
【ポイント】
・1問1問に丁寧な解説がついている
・アルゴリズム問題の解法や、新シラバスの内容をコンパクトにまとめている
・演習としては十分すぎる問題量
・テキストブック
【ポイント】
・「くれば方式」で用語の理解が捗る
例:フラッシュメモリとくれば電気的に消去して書き直せるメモリ
・攻略法やコラムなどの分量が適切で、読みやすい
・他のテキストで情報過多を感じられた方には特にオススメ
・科目B(アルゴリズム)対策
【ポイント】
・本番の科目Bより難易度の高いアルゴリズム問題をとにかくたくさん演習できる
・スタックやキュー、探索木など、科目Aの内容もカバーしている
・この本の問題が8割解けるようになれれば科目B合格はほぼ確実
試験当日までの過ごし方
今回は1ヶ月の短期決戦だったので、あまり余計な事はせずに効率的かつ濃密に勉強することを意識しました。
以前の記事(ITパスポートやHTML5の合格体験記)でも言及した通り、全てに共通する資格試験のコツは、どれだけ本番と同じ状況で過去問演習が量・質ともにできたか、すなわちどれだけ過去問演習できたかにかかっているか、だと思っています。
今回も例外ではなく、私自身の問題演習のベースはつねに過去問のテキストでした。
過去問を毎日解きながら、苦手な単元をあぶり出していく。そして、過去問で正解できた問題でも、自力で解けた問題か、ヒントありで解けた問題かを区別する。
こうして、手っ取り早く「自分の得点源」と「苦手分野」を識別することに成功できたのです。
そして、「得点源」と「苦手分野」がわかったら、ひたすら問題演習。
https://www.fe-siken.com/s/fekakomon.php%0A
IPAの試験ではお馴染み、過去問道場のサイト。
こちらを活用して、毎日50~100問くらいをベースに問題演習を積み重ねました。
過去問道場での問題演習は、とにかく量をこなして苦手意識をなくすことと、得点源となる問題(自分で言うとストラテジ系の問題、マネジメント系の問題)を速攻かつ確実に解けるようになるまで演習することを意識しました。
また、こちらの本要約記事でも紹介した、「アクティブリコール」と言う勉強法も実践し、これがかなり効果的でした。
やり方は簡単で、参考書や過去問で覚えたい用語や概念に出会った場合、10〜15秒くらい放置してからノートや空き紙、レシートの裏などにその用語や関連する用語、とにかく覚えていることを書き出してみる。
これだけで、用語の定着率はかなり上がっていきます。
ちなみに、こうしてnoteで記事を書いてみることもアクティブリコールの一環となっているので、勉強されたい方は是非ともnoteで記事を書いてみてはいかがでしょうか?自分の記憶力とモチベーションを最後まで裏切らなければ、ですが。
また、科目Bの勉強についてはこちらの動画も非常に有益でした。
特に、アルゴリズムに苦手意識がある方は必見です。
上記で紹介した本と合わせて実践すれば、向かう所敵なしになるでしょう。
事実、アルゴリズムが大の苦手の私自身が正答率を上げることができたので。
そして、試験1週間前になると、もうひたすら過去問演習を回しまくりました。上記で紹介した過去問のテキストを3週ほどやり込み、正解した問題の数と間違ってしまった問題のポイントを記録。そうしていくうちに、試験3日前になんとか過去問で合格圏内を突破。
当日も、非常に緊張しましたが、過去問で合格圏内を突破できたことが大きな自信に繋がり、上記で紹介した通りの結果で無事に合格できたのでした。
まとめ〜基本情報技術者試験を受験してよかったこと〜
ということで、基本情報技術者試験の合格体験記について、走り書きではありますがざっとまとめてみました。
応用情報不合格からの基本情報リベンジ(新体制では1発目)となる今回のトライでしたが、無事に新体制になってからでは1発合格できたので非常に嬉しかったです。私自身の不器用なITキャリアにおける、栄光の歴史を1つ築くことができたのでは、と自負しています。
そして、今回基本情報技術者試験を受験して良かったことは、とにかく1つです。
それは、「IT業界で働くにあたっての基礎体力を、ITパスポート以上に鍛えることができる」この一点につきます。
2023年に新体制になってから余計に感じることが増えたのですが、今回の基本情報技術者試験、計算問題とアルゴリズム問題の比率が2022年に受けた時(旧バージョン)よりも気持ち増えているな、と言う実感がありました。
ITパスポートと比べると、もはや言わずもがなです。
(ITパスポートも年々計算系の問題が増えている、と言う話も聞きます)
そして、科目Bとして必修となってしまったアルゴリズム。
全体の8割を占めているので、アルゴリズムの対策なしでは合格はさらに厳しくなっています。
最初こそは、この事実にプレッシャーを勝手に感じていましたが、受け終わったの感想を素直に言うと、
まあ、やればできる。
です。
当然、アルゴリズムの考え方の理解やパズル的な要素を楽しいと思えるかどうかなど、人によって個人差はありますが、不慣れな分野を勉強をするのは、誰にとっても「しんどい」もの。
しかし、挑戦を躊躇わず、「しんどさ」をジムの筋トレの「成長痛、筋肉痛」と捉えて逃げずにトライしていけば、誰でも理解できるし、試験にも当然合格できるのだと確信しました。
特に、この試験は、「アルゴリズムが嫌いで応用情報から受けようとしているor受けているけど、うまくいかない人」にこそ挑戦していただきたい試験です。私がそうだったので。
「アルゴリズムから逃げられない」と言う事実は厳然として残りますが、逆に言えば「アルゴリズムの力が必ず鍛えられる」絶好のチャンス、ボーナスタイムであるとも言えます。
そして、基本情報技術者試験に諦めずに挑戦していく過程で残った「アルゴリズムの力」は、その先の応用情報技術者試験、そして実務の場でも必ず生かされることでしょう。
現在、「プログラミング」は義務教育の場でも必須となりつつあり、アルゴリズムをバキバキに鍛え上げてきた次世代の人材達と職場で新たな価値を創造する時期がいずれやってくるなー、と言う事実をひしひしと感じつつあります。
こうした、新たな世代の更なる成長を楽しみながらも、それに負けじと研鑽し高め合って行ければと思います。
と言うことで、長くなりましたが最後まで読んでいただきありがとうございました!
来月はHSK2級も受けるので、そちらの記事も書いていきたいです!
それでは、また次の記事で!