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[新人薬剤師向け]胃薬の知識を深める

🔵アルロイドG

✅食べ物や胃酸などの外的要因を抑えるため、用法は空腹時に先に飲んでおく
✅開封前は室温、開封後は冷所で1ヶ月保管問題なし
✅この成分はワカメや昆布などの海藻類から精製されている

🔵ムコスタ・セルベックス

✅ムコスタは食事の影響が低いため頓服としても使いやすい
✅セルベックスは食事の影響によって空腹時服用で効果が下がる
⚠️セルベックスは上乗せ効果(H2ブロッカーとの併用)で相乗効果を狙える(シメチジンを除く)

🔵ネキシウム・オメプラール

✅ネキシウムはオメプラールの光学活性体のため効果や副作用に差が少ない
✅肝代謝のため透析患者にも使われる印象
✅十二指腸潰瘍は6週まで、他は8週まで
十二指腸の12を半分に割ると6になるため6週まで使えると覚えよう❗️
⚠️逆食や潰瘍系で長期使用する場合は維持療法になるか疑義照会も頭に入れておく

🔵ガスターとアレロックのコンビネーション

✅胃の調子が悪くないのにガスターが出てて
それに加えて抗ヒスタミン剤が合わせて出ている時→H1ブロッカー+H2ブロッカー=蕁麻疹治療の可能性あり❗️(両方のヒスタミンレセプター遮断狙い)

🔵タケキャブとPPIの特性

✅PPIは胃酸に弱いため腸溶性コーティングが施されている→粉砕、脱カプセル不可
⚠️唯一タケキャブのみ粉砕が可能
腸溶性コーティングの添加剤(3点)
 *ヒプロメロースフタル酸エステル
 *セラセフェート
 *メタクリル酸コポリマー
→それぞれ添付文書の添加物を見てみよう

🔵まとめ

✅アルロイドG→空腹時服用、開封したら冷所
✅セルベックス食後、ムコスタ食事影響なし
✅逆食と潰瘍系のPPI投与が長期化してないか
✅H2とH1の組合せで蕁麻疹治療
✅PPIは粉砕❌タケキャブは粉砕🆗

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