Vtuber2020年9月デビュー組の統計と紹介記事を書いてみた
こんにちは、こんばんは、はじめまして!!
名古屋のデザイン会社で働く「ピクシー」といいます。
普段は、Webサイトの制作やマーケティング、休日はサッカーや旅行に出かけるアウトドア人間です!
本日は、2020年9月デビュー組の簡単な統計と僕が気になったVtuberの紹介をしたいと思います。
紹介については、完全に僕の主観ですので、ご了承ください。
本シリーズのマガジンはこちらです。
では、どうぞ!!
調査の前提条件
今回の調査は下記の点を前提条件としています。
●Vtuber新人発掘(@Vtuber_Hakkutsu)さんにて紹介されたVtuber
●Youtubeに自己紹介動画を2020年9月にアップしているVtuber
●Vtuber Postに掲載されており、9月に初配信、デビューをしているVtuber
●上記条件に該当するVtuberでも、既にチャンネルを削除、動画がゼロの場合は除外
※今回よりVtuber Postからもデータ抽出を行いました。理由としては、配信のみのVtuberやVtuber新人発掘さんでも全てのVtuberを網羅できているわけではないためです。より多くのVtuberをリスト化するために、参考にさせていただいています。
上記の条件の結果、全部で397名のVtuberを調査対象としました。
今回は、2つのソースからデータを抽出しましたが、それでも全てのデータが取れているとは限りません。そのため、実際は400名以上のVtuberがデビューしていることが想定されます。
単純計算で、9月は1日に約15名のVtuberがデビューしていたのではないでしょうか??
チャンネル登録数の平均値と中央値
まずは先の条件に該当するVtuber、チャンネル登録数の平均値と中央値を調査しました。また、チャンネル登録数を非公開にしているVtuberはこちらの調査からは除外しています。
その、結果は下記のとおりです。
平均値:12537.3
中央値:89
※ 中央値とは、集団内のすべてのデータを小さい順もしくは大きい順に並べたときに中央にくる値を指します。データ総数が奇数の場合は、ちょうど真ん中にくる値、偶数の場合は、真ん中の2つの数を足して2で割ったものが中央値と呼ばれます。
以前の記事にも書いているように、平均値と中央値の差が大きすぎるため、信頼できる数値とは言い難い(違和感を感じる数値)結果です。
例を挙げると年収1000万の人と年収100万の人の平均値は550万となります。これで平均が550万ですと言われると違和感を覚えると思います。
特に9月には有名企業・プロダクションからのデビューが相次いでいます。その人たちのチャンネル登録数が全体の平均値を吊り上げていると想定されます。
そこで、チャンネル登録数が5,000以上を達成しているチャンネル(18チャンネル)を除外して再調査してみます。その結果が次のとおりです。
平均値:265.9
中央値:79.5
2020年9月デビューというとデビュー約5ヶ月が経った人たちです。また、先回の記事では、デビュー約3ヶ月の数値を試算しています。その結果がこちらです。
平均値:152.0
中央値:49
上記の結果からも、活動を継続していくことでチャンネル登録数の増加は期待ができるという仮説が考えられる結果だと思われます。
チャンネル登録数1000人越え、500人越えの割合
次に、1000人越え、500人越えの割合を見てみます。その結果が次のとおりです。
1000人越え:10.8%(43チャンネル)
500人越え:16.9%(67チャンネル)
こちらの数値を以前書いた「2020年1月デビュー組のVtuberチャンネル登録数を調べてみた」で1年後の現状を調べた際の数値と比較してみます。
1000人越え:10.8%(43チャンネル):16.2%(17チャンネル)
500人越え:16.9%(67チャンネル):29.5%(31名)
1000人越えが約5%、500人越えが約10%の割合増加があることがわかります。また、9月は多数の企業勢がデビューをしています。企業勢を含めての数字なので、実際は、もっと割合の高い増加が見られると思われます。
モデル別の割合
統計の最後に、2020年9月デビュー組のモデル別の割合を見てみます。次のことを基準に僕の主観で分類させていただきました。
●モデルは女性・男性・そのほかと分類。
●バ美肉も女性に分類
その結果が次のとおりです。
女性:62.2%(247名)
男性:29.7%(118名)
そのほか:8.1%(32名)
やはり、女性Vの方が多い結果です。この結果が変わったことは今まで無いので、今後もこの傾向は続くのかもしれません。
では、1000名越えのVtuberのモデル別割合を見てみます。その結果は次のとおりです。
チャンネル登録1000名超え
女性:35
男性:7
そのほか:1
チャンネル登録500名超え
女性:56
男性:10
そのほか:1
9月は女性が圧倒的に多く見えますが、実は注目したいのは男性Vの方です。
男性Vの1000名越えが、デビュー6ヶ月を前に7名が超えているということが、他月と比べると多い傾向があります。つまり、2020年9月は男性Vにも目立った人が多かったと言える月だと思われます。
では、次からは調査中に僕が気になったVtuberを紹介していきたいと思います。
2020年9月は有名企業、プロダクションからのデビューラッシュ
2020年9月は、有名企業、プロダクションからの新たなVtuberデビューのラッシュが起きた月でした。
まずは、ホロライブEnglish。
ホロライブプロダクションが「英語圏向けのVTuberグループ」として設立し、Mori Calliope(@moricalliope)さん、Takanashi Kiara(@takanashikiara)さん、Ninomae Ina'nis(@ninomaeinanis)の3名がデビューを果たしました。
Mori Calliopeさん ママ:ゆきさめ(@y_k_sme)さん
Takanashi Kiaraさん Papa:huke(@hukeweb)さん
Ninomae Ina'nisさん Papa:黒星紅白(@kuroboshi)さん、rariemonn(@rariemonn765)さん
続いて、星めぐり学園。
こちらも同じく新たなVtuberがデビューを果たしました。倉持京子(@kuramochikyoko)さん、風紙七鳴(@fugaminanana)さん、オグリメル(@ogurimel)さんの3名です。
さらに、道明寺ここあさんが所属するRIOT MUSIC。
こちらでも新たなVtuberの所属が発表されています。松永依織(@iori_m_RIOT)さん、長瀬有花(@yuka_n_RIOT)さん、凪原涼菜(@suzuna_n_RIOT)さんの3名です。
最後に、のりプロ。
こちらからは、姫咲ゆずる(@Himesaki_yuzuru)さんがデビューを果たしました。
ママ:佃煮のりお(@norioo_)さん
2020年9月がどれだけ、有名企業・プロダクションからデビューを果たしているのかが分かっていただけると思います。
特徴なのは、全員「女性」だということですかね。この部分だけ切り取ると、女性Vtuberの方が男性Vtuberよりもリスナーのニーズに沿っていると考えられているのかもしれません。
クオリティの高い自己紹介動画
次に「この自己紹介動画良いな、凄いな〜」と思った方を紹介します。
一人目は「雪宮エマ(@emma_yukimiya)」さん。
モデリングの滑らかさや動画の流れ、フォントなど細かい所まで「世界観」が分かりやすく構築されている自己紹介動画だと思います。声もメチャクチャ聞きやすいので、一回見たら他の動画も見たくなる人が多いのでは??
二人目は「フジミクサリ(@FujimiKusari)」さん。
世界観の構築が秀逸。動画のクオリティもさることながら、「自分がどうやって出来ているのか」という点を説明するのに、全てがベストマッチした自己紹介動画だと思います。こちらも次の動画を期待してしまうチャンネルです。
自己紹介動画の良いところは、デビューした後でも作り直せるところだと思います。デビュー時に出した自己紹介動画や出さずにデビューしたVtuberも改めて作ってみるというのも良いのかもしれません。
リスナーだから好き勝手言ってるけど(笑)
グローバルを感じさせてくれるVtuber
以前から書いていますが、Vtuberはもはや日本だけの文化ではなく、世界からも見られている文化になりつつあります。
特に本記事で少し触れた「ホロライブEN」の現在の活躍はその流れに拍車をかけることになるのではないでしょうか。そんな、グローバルを感じさせてくれるVtuberを紹介します。
一人目は「ばなな姫(@bananabaanyann)」さん。
アーカイブを見ればわかりますが、海外からのリスナーが非常に多いのが特徴です。タイトルや概要欄も全て海外リスナーを意識されていることからも、優しさが伝わってきます。
二人目は「暁月夢(@akatsukiyumerin)」さん。
ママ:Ruby(@UvU_iii)さん
twitterを見ると日本語・中文・ENトリリンガルと表記されています。自己紹介でも流暢に日本語と中文を喋っています。
三人目は「リラン・オルブライト(@Lyran_Albright)」さん。
ママ:明置(@asu_oki)さん
ロサンゼルス在住のVtuberとのこと。英語と日本語を使った配信を行っており、生きた英語を聞ける貴重な配信ではないでしょうか?
Vtuberがグローバル化してきたことで、リスナーも外国語を聞ける機会というものが増えてくるように思います。実際に、海外のリスナーは日本語を学ぶために、日本のVtuberの配信に顔を出す人も多い気がします。
外国語を勉強したい、耳を慣らしたい場合には、こういったグローバルなVtuberを視聴するというのもアリなのではないでしょうか?
Vsingerの活躍
Vtuberの主な活動の一つに挙げられる「歌」。これまでは、Vtuberの一つの活動だと思っていましたが、最近では「歌」に特化させた「Vsinger(バーチャルシンガー)」も続々とデビューしてきています。その中から気になった方々を紹介します。
一人目は、「有栖川叶(@kanau_arisugawa)」さん。
お母様:PENDA(@hipanan2222)さん
すでに、オリジナル曲も公開されているVsinger。澄んだ声から力強さも同時に感じさせてくれます。聞いていると様々な感情を与えてくれるVsingerです。
二人目は、「碧乃ラズリ(@aono_lazuri)」さん。
透き通った声から歌い上げる力強い歌声は何度聞いても「凄い」の一言。声質にマッチした選曲も癖になるVsinger。
三人目は、「ROA(@project_roa)」さん。
バーチャルロックシンガーの名に恥じないアップテンポのメロディを軽快に歌い上げるVsinger。チャンネル内にある「一発録り」の動画は必見。
四人目は「猫目石ネモ(@nekomenemo)」さん。
ママ:カプリス堂ぽた本店(@pochi_tama_ch)さん
選曲が他のVsingerとは一線を画すVsinger。twitterにも「昭和歌謡からゴリゴリのロックまで心に刺さった曲を全力で歌います!」と明記されているように、幅広い名曲を歌い上げています。
五人目は「ジゼル・クイン(@_GiselleQuin_)」さん。
両親:Mamo(@mamosuke044)さん、ひたつら(@tatoosk_karaage)さん
色気を感じさせる声で色々な曲を歌ってみたを公開されています。今の所はカバーが多いようなので、是非オリ曲を聴いてみたいと感じさせてくれるVtuber 。
Vsingerと言っても、一人ひとりの個性は異なっています。沢山のVsingerがデビューしている昨今。色々な方の曲を聴いて回るサーフィンも楽しいのではないでしょうか??
今後の活躍を更に期待させてくれる男性Vtuber
先にも書いたように、9月は男性Vtuberの活躍が目立った月でもあるように感じます。その筆頭格になりそうな方々を紹介します。
一人目は、「朝倉藤四郎(@AsakuraToshiro)」さん。
女性向けシチュエーションボイスやASMR配信を中心に活動を行っているVtuber。綺麗な声色や世界感を活かしたボイス投稿は、多くの女性ファンがいらっしゃるのではないでしょうか??
二人目は、「HANAVI(@hanavi_music)」さん。
音楽を中心とした動画を投稿されているVtuber。替え歌やSiriと歌ってみた、ガチで歌ってみたなど【歌】に関する面白い動画が沢山あります。これらも、確かな技術があって成立しているモノだと思います。
三人目は、「犯罪学教室のかなえ先生(@towanokanae1984)」。
ママ:夢乃とわ(@towawa_towatowa)さん
犯罪学を中心に、Vtuber関連の話やテレビでは放送されないような話を分かりやすく解説するVtuber。軽快な喋りで時間があっという間に過ぎていくでおなじみの方です。新しいVtuberの形を作り始めている内の一人だと思っています。
以前より男性Vtuberは伸びづらいと言われていますが、こちらの3名の方はしっかりと伸びている人たちです。つまり、男性Vtuberだから伸びないという仮説は必ずしもそうではないと言えるかもしれません。やはり、コンテンツが重要であるということを教えてくれる方々だとも思います。
企画や個性を活かした活動をしているVtuber
最後に、企画や個性を活かした活動を続けているVtuberを一挙に紹介していきます。ちょっと数が多いので、ご容赦を。。。
一人目は「芦田イリア(@ashidairia_0817)」さん。
絵師様:えぬみぬみ(@nnm_555)さん
担当科目は雑学と陰謀論の教師系VTuber。軽快な動画構成で色々な雑学を紹介してくれています。途中で笑いを差し込みながら進んでいく動画は絶品です。
二人目は「日向 夏(@natsu_omikan)」さん。
バーチャルジャズピアニストという名前とおりに、【弾いてみた】を投稿されています。めちゃくちゃ綺麗な音の演奏をされているのに、ゲーム実況では・・・。そのギャップが良い味を出してくれています。
三人目は「音ノ瀬りず(@Liz_d0nut)」さん。
ママ:ミュシャ(@misa_chainchroA)さん、パパ:Date(@date_list)さん
ドーナツ大好きVtuber。ゲーム実況や歌、雑談といったVtuberの王道コンテンツを提供しながらも、利きドーナツを行ってみたり、ドーナツが出てくるゲームをやったり。ドーナツが本当に好きなんでしょうね(笑)
四人目は「大戸カオリ(@oodo_kaori)」さん。
ママ:大城戸カロ(@ookido_karo)さん、お父上:アカツキカナメ(@Kaname_Akatsuki)さん
雑談などのトークを中心に活動を行いながらも、企画をどんどん行っているVtuber。今後も様々な企画を行っていってくれることを期待。Vtuberの企画屋は非常に貴重な存在だと思います。
五人目は「シンカイライト(@sinkai_raito)」さん。
遂に元航空自衛隊の方までがVtuberとして参戦を果たしました。普通に生活をしていたら、中々知ることができない自衛隊の話を動画で投稿してくれています。
六人目は「酒泉りり(@SakaizumiVtuber)」さん。
キャラクター原案:草田草太(@Ashitaba_s)さん
この方の凄いのは、コラボ雑談の頻度でしょう。それだけ、人と会話をするのが好き、人柄が良いということが感じられます。また、お酒を飲みながらラジオ感覚で聞ける番組構成は、助かる人も多いのでは??お酒片手に聞いてみましょう(笑)
七人目は「其菜 わかる(@soresorewakaru)」さん。
母様:en(@kuso_nemui666)さん
あるあると感じられることを動画、配信で提供するVtuber。色々なことについて、其菜さんが語っています。何だろうね?特別凄いことを話しているわけではないんだけど、何故か中毒性がある動画や配信が沢山ある方です。
八人目は「ススキツネ(@susukitsuneV)」さん。
配信内容は「王道」ですが、一つひとつの配信に「こだわり」を感じさせてくれるVtuber。雑談にもテーマを設けたり、企画配信の実施、サムネイルなど。見て損しないVtuberだと思います。
九人目は「素材屋あいりす あやめ(@Sozai_Ayame)」さん。
配信者の方であれば、名前を聞いたり、お世話になっている方も多いのでは?めちゃくちゃ綺麗な素材を提供しているクリエイターさん。素材や動画の世界観が素晴らしいですね。
一〇人目は「昭子さん(@syouwasyoko)」。
遂に来ましたね。昭和生まれを明言し、婚活に関する動画をあげるVtuberが(笑)。この個性が知れ渡ったら色々なコラボにも呼ばれる可能性を感じさせてくれる方です。
最後は、「狐藤夏雪(@magi_Rclow_MS)」さん。
はい、個性の固まりみたいな方ですね(笑)。短編ラジオ動画が多数投稿されているので、是非聞いてみてください。中毒性がありますので、ご注意を。。。
もっと沢山紹介したい人はいたのですが、一旦ここまでで。本当に個性溢れるVtuberが数多くデビューしています。王道の活動でも、ちょっとしたアクセントを加えることで、その違いを生み出せるということも感じさせてくれました。
さいごに
以上で、本記事の統計や紹介は終了です。
紹介できなかったVtuberさんは、本当に申し訳ございませんでした。
9月は数字の有名プロダクションのデビューが重なったため、この時期にデビューした人たちは、デビュー初期、大変だった人も多いかもしれません。しかし、その一方で、確実にチャンネル数を伸ばしたり、コンテンツの質を高めている人が多いのもこの月のように感じます。
もうすぐ、デビュー半年になる2020年9月デビュー組のVtuber。今後の更なる活躍も期待したいところですね!
次回の「統計・紹介」は2020年7月デビューにスポットを当ててみたいと思います!!
理由は、こちらもリクエストです(笑)!!
今後もこのような感想や紹介、たまに分析・考察記事を書いていきますので、宜しかったらnoteやtwitterのフォローをお願いします!フォローしてくれるとモチベーションが上がります!!
おすすめ記事はこちら