見出し画像

チャンネル登録数1,000人を突破した人の一番人気の動画と傾向って何??

こんにちは、こんばんは、はじめまして!!

名古屋のデザイン会社で働く「ピクシーー!!!」といいます。
普段は、Webサイトの制作やマーケティング、休日はサッカーや旅行に出かけるアウトドア人間です!

今回は、先日書いた「2020年1月から6月にデビューしたVtuberさんを分析してみた」の番外編をお届けしたいと思います。

それは、「チャンネル登録数1,000人を突破した人の一番人気ある動画と傾向って何??」です。

調べてみると色々と傾向が見えてきて、中々興味深い内容になったと思います!
では、どうぞ!!


一番人気は動画or配信??

今回の調査で対象としたのは、下記のVtuberさんです。

・Vtuber新人発掘(@Vtuber_Hakkutsu)さんにて紹介されている=自己紹介動画を投稿している。
・チャンネル内で最も古い動画が2020年であること。
・チャンネル登録1,000人以上であること。
・アクティブであること(最終投稿動画から3ヶ月以上経過していない)

以上の条件に該当する128名のVtuberさんのチャンネルからデータを抽出してきました。

まずは、一番人気があったのが動画と配信どちらかだったかです。

人気の基準は各チャンネルの最も再生回数の多い動画としています。

結果は下記のとおりです。

名称未設定 1

ほとんどのチャンネルで動画が最も再生されているという結果が出ました。よく「動画の方が見られやすい」と言われていますが、それを裏付ける結果ではないでしょうか。

では、どういった動画が人気なのでしょうか??


チャンネル毎の一番人気の動画・配信とは??

最初に、チャンネル毎の一番人気のある動画の分類を行います。結果、計6グループに分類しています。

6グループの内訳は次のとおり
・ASMR
・ゲーム
・音楽
・企画
・雑学
・自己紹介

集計した結果が次のグラフです。

名称未設定 2

最も多いグループは「自己紹介」、つづいて「音楽・ゲーム・ASMR」と続いていきます。今回の調査対象には、「自己紹介動画をあげている」が含まれているため、自己紹介動画が多いのは納得できます。

しかし約2/3の人達は、既に自己紹介動画以上の再生数を獲得した動画・配信アーカイブを持っているという結果にもなります。


グループ毎の再生回数の違いは??

先ほど分類したグループ毎での再生回数の違いについて調査してみたいと思います。まず、動画・配信アーカイブ全てを含めて調査した結果が次のとおりです。

図版_03

これを見ると、平均と中央値で大きな差があることが分かります。

中央値とは調査対象のちょうど真ん中の値を指します。

つまり、大きく再生回数を伸ばしている動画が複数存在しているということが分かります。また、自己紹介とゲームの中央値が他のグループと比較して少ないというのも特徴と言えます。


では、動画と配信アーカイブではどのような違いが見えるでしょうか。平均値では差が大きいため、中央値で比較してみます。

画像4

動画と配信アーカイブでは平均約5倍の再生回数の違いが現れました。この結果を見ると、改めて動画の再生されやすさが分かると思います。

雑学については、配信アーカイブが0のため、上記の結果になっています。


グループ毎の再生時間の違いは??

次に、グループ毎の再生時間の違いについて調査してみます。調査結果は下記のとおりです。

図版_03

動画は全体的に10分前後が多い印象です。一方で配信アーカイブでは耐久企画などがあり、長時間のアーカイブが一番再生数を稼ぐ動画になっています。


グループ毎の特徴の違いは??

では、各グループ毎の特徴を紹介していきたいと思います。ここからは、僕の主観が入ってくるので、ご注意ください。


●ASMR
ASMRはVtuberのコンテンツの中でも人気のあるジャンルだと思います。実際に今回の対象128名のうち約14%はASMR動画が一番人気になっていました。ASMRの内容は様々で「耳かき・ささやき・添い寝」といったモノから「耳舐め・ヤンデレ」といったより性を意識したモノもありました。

特徴として上げられるのは、「チャンネル内に上がっているのASMR動画は一本だけではない」ということです。

何本もASMR動画の投稿を行うことで、リスナーが気に入ったら登録するという流れを作っているということが想定できます。


●ゲーム
ゲーム動画で伸びているのはプレイ動画よりも、ネタ・攻略・お役立ち系が多い傾向です。とくにわかりやすいのは、花相ももさんとソルト伯爵さんの動画です。

花相ももさんは、「あつまれ動物の森」での白いタイルの作り方や大理石の作り方といった、プレイヤーが役にたつ動画を投稿しており、それらが多くの再生回数を誇っています。

また、ソルト伯爵は「リトルウィッチノベタ」での縛りプレイの動画が多くの再生回数を誇っています。

このように誰が見ても楽しい・分かりやすい・ためになるゲーム動画は伸びやすいのかもしれません。


●音楽系
音楽系はオリジナル曲の発表や歌ってみた動画が該当しています。特に歌ってみた動画は、「曲名」で検索するYoutubeリスナーにも届けることができるので、認知を広げるという意味では有効なのではと思います。また、MVを非常にこだわっているところも特徴ですね。

オリジナル曲を発表される方たちは、オリジナルの曲を通じて、視聴者がファンになる可能性が非常に高いコンテンツではないでしょうか。やはりクリエイターは強いということですね。一方で、如何に見つけてもらえるかという課題もあると思います。


歌ってみた動画では、「曲」そのもののファンが聞きにくるという流れが想定できるため、見つけてもらいやすい反面、如何に歌い手に興味を持ってもらえるか、ファンになってもらえるかという点が大変なんだろうなと予想できます。


●企画・雑学系
実は、企画・雑学系の動画が一番難しいのかもしれませんね。。。とにかく方向性がバラバラwww。

一方で、伸びている動画の共通点としては、Vtuberリスナーだけに向けての動画では無いということですね。多くの視聴者の興味・関心をくすぐる動画が非常に伸びています。

ある意味Youtubeという動画プラットフォームの性質上、正攻法なのかもしれません。

朝陽にいなさんのVtuberの部屋紹介や東雲レミさんのバイク動画などは、普段からVtuberを見ている人以外にも興味を持たせる内容ですね!!また、単発での威力が高いということも言えるかも知れません。


●自己紹介
最後に自己紹介動画です。実は、今回の特徴の違いを紹介する内容の肝はここにあるんです!!

先ほどの再生回数のデータを見てると、他のジャンルの動画に比べて再生回数で見劣りしており、拡散力が低いと感じるかもしれません。

しかし、「Vtuberの自己紹介動画を見る人達」というのは、「Vtuberに少なからず興味を持っている人達」であり、チャンネル登録やtwitterフォロー、配信での同接に結びつきやすい人達であるとも考えられます。

自己紹介以外のグループ動画は、視聴者は動画内容に興味を持っているため、そのジャンルの動画を継続的に投稿していくことで、威力が発揮されるものだと思います。

そこで、自己紹介動画を上手く活用されているなと感じた方を紹介していきます。


自己紹介動画を上手に使おう!!

今回上手いなと思った自己紹介動画の利用方法は2つあります。

●自分が何者なのかを明確にする。
「ADHD先生黒井さん」さんが該当しますね。

どちらも自身が何者なのかを明確にすることで、リスナーがより本人に興味を持てるようにしています。また、タイトル要素にも自身を示すキーワードを入れているため、Youtube検索にも引っかかることが期待できます。これにより、より多くの人に知ってもらえる工夫を行っているのだと感じました。

●海外リスナーを意識
最近では、市丸イチさん、ビトウライフさんが海外勢のリスナーを獲得して、一気にバズっています。そのため、海外リスナーを意識するということは、今後の活動に向けて良い方向であると感じられます。

アメリカ発Vtuberエージェンシー「Vshojo」のスタートやホロライブEnglishも今勢いがありますからね。これからVtuberの海外リスナーがより増えるのではないでしょうか。


そんな中、既に海外リスナーを意識した自己紹介動画をアップされている方を紹介します。

ノア・エリクシアさん、羽澄照うゆさんは、日本語だけではなく海外リスナーを意識した自己紹介動画を別途公開しています。
このような所から海外リスナーを一気に獲得するチャンスが生まれているのかもしれません。

もし、自己紹介動画を見直そう・作ろうと思っているのなら、海外リスナーを意識するのも良いのではないでしょうか。


別件ですが、最近1,000人を突破したネガ憂鬱さんの配信画面では、コメントを自動翻訳したものが一緒に流れています。このような所でも海外リスナーを意識することが大切であるかを感じ取ることができます。


最後に

今回は先日出した記事「2020年1月から6月にデビューしたVtuberさんを分析してみた」の番外編として「各チャンネルの人気動画の傾向」を調査してみました。調査をしていくと、1,000人を突破している人達は何かしらの特徴があることが分かります。

女性Vtuberは伸びやすいという結果が出ましたが、それだけリスナーの要望に応えた動画を出しているということかもしれませんね。


今後もこのような感想や紹介、たまに分析・考察記事を書いていきますので、宜しかったらnoteやtwitterのフォローをお願いします!フォローしてくれるとモチベーションが上がります!!

オススメ記事はこちら

画像6


いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集