Vtuberによる教育問題徹底討論!!
こんにちは、こんばんは、はじめまして!!
名古屋のデザイン会社で働く「ピクシーー!!!」といいます。
普段は、Webサイトの制作やマーケティング、休日はサッカーや旅行に出かけるアウトドア人間です!
今回は、いじめや不登校といった教育問題、日本の教育制度について議論した配信をご紹介したいと思います。
こちらの話題、みなさんはどう思いますか?
当事者かどうか関わらず、誰しもが見たことがある話題であり、ある意味非常に敏感な話ですよね。
僕自身も「こんな配信やって大丈夫か?」と始まるまでは思っていました。
しかし、配信内容はデータを元にとても整理されており、誰かを批判しているわけでもありません。
今の教育において、どの点が「課題・問題」なのかを提起している非常に誠実な内容でした。
では、本編です!どうぞ!!
①出演者
出演者は以下のお二人です(敬称略)。
今回の配信は「この2人」がやったことに大きな意味があると思っています。なぜなら、かなえ先生は「元役人」、公人さんは「現役官僚」だからです。
つまり、「制度を作る側を知っている人たち」ということなんです。
だからこそ、普段のTV番組で議論されている内容とは違い、「今の教育システムについて」を中からの視点で話すことができるんだと思います。ここが今回の配信の重要なファクターだったのではないでしょうか。
②いじめ問題
最初に議論されたのは、「いじめ」についてです。
いじめの定義とその変節から、責任の所在、いじめの構造解説など背景から詳しく説明していただいたのが、非常にわかりやすい内容でした。
特に、いじめる側の心理やいじめに遭ったらどうするのか?という話題はメディアでは中々議論されない部分のように思います。
メディアやSNSでは、いじめによる事件が起きると「いじめは犯罪」といって、過剰報道がされているように思います。
僕自身も「いじめは悪いこと」だとは思っています。一方で、いじめを減らすことにフォーカスを当てているような報道やメディアって少ない気がするんですよね。
メディアの「いじめ」に対する主な報道内容(イメージ)
・どういったいじめをしていたのか
・いじめた側はどんな子たちだったのか
・学校や先生、教育委員会は何をしていたのか
・被害者はどんな子だったのか
・被害者家族や近所への取材、インタビュー
そんな中で、いじめに遭ったらどうするのか、いじめを減らすためにはどうするのかにフォーカスを当てた議論は「なるほど」と感じることが多々ありました。
特に、「いじめは学校が独占している問題ではないか、現場の先生の負担が大きすぎるのでは」という指摘は、ものすごく腹に落ちる指摘でした。
③不登校について
次に議論されたのは、「不登校」についてです。
不登校と聞くと「いじめの被害者」というイメージがついていたのですが、今回の配信でイメージが大きく変わりました。実は、「無気力・不安」が最も多い要因ということは非常にビックリしました。
よくよく思い出してみると、中学の同級生でも学校の授業についていけなくなって、学校に来なくなった子が居たんですよね。もしかしたら、授業がついていけなくなることで「無気力・不安」という感情が強くなってしまったのかもしれません。
また、不登校という現実に対して、文科省がどういった取り組みを行っているのかも説明してくれています。いわゆる、スクールカウンセラーの拡充や不登校児童生徒に対する支援推進などがそれです。
その中で「フリースクール」という話題が出てきました。みなさんは、フリースクールってご存じですか??
フリースクールとは、何らかの理由から学校に行くことができない、行かない、行きたくても行けない……という子どもたちが、小学校・中学校・高校の代わりに過ごす場所です。不登校やひきこもりをはじめ、軽度の発達障害、身体障害、知的障害などの事情を抱えるたくさんの子どもたちを受け入れ、学びの場を提供しています。
(引用:不登校サポートナビ)
実は、僕自身、フリースクールって漠然としたイメージしか持っていなかったので、非常に興味深い内容でした。
僕のイメージでは、フリースクールは「授業についていけない子のための場所」というイメージだったので、今回の話を聞いて180度イメージが変わりました。この部分は是非、配信で聞いて欲しいポイントです!!
この配信を聞いていると、学校って本当に意味あるのか?親子で学校に行くのか、フリースクールに行くのかを相談する時代が来るのかなぁ?という印象も受けました。
④先生にも問題は降ってきている
引き続きの議題に挙がったのが「先生に起きている問題」です。
何となくイメージできていたのですが、実際に「休職者の増加・教員採用試験の倍率低下」のデータを元に話を聞くと、その深刻さというものがよく分かります。
要は、現場の先生の数が減っているのに、成りたがる人が少ないという現状ですよね。
カリキュラムの作成や事務作業、生徒やその親との対応、部活動の指導など先生の業務範囲は多岐に渡っています。
「先生の業務範囲が多岐に広がりすぎているのは?」という指摘は、まさにそうだと思いました。以前のように「子供が好き、教えるのが好き」という理想論だけでは、勤められない職種になっているのかもしれません。
⑤改めて、教育制度を考えよう!!
最後に、教育制度について考える時間が設けられました。
ここまでの話を聞くと、学校で起きているいじめや不登校という問題は、「今の教育制度に限界が来ているのでは?」という印象を持ちましたので、非常に興味深く聞くことができました。
現状の教育問題において問題なのは、「多数の人が、学校という1つの道に行くしか道は無いと思っている」ところなのかも知れません。
もっと、フリースクールなどの制度が世の中に広まれば、いじめで苦しんでいる子も環境を変えることができるし、不登校の子たちも新たな環境で集団生活が送れるようになることができるのかなと感じました。
この制度によって、多くの人が救われる可能性があるし、加害者側も自分自身の行為を見直すきっかけを得られるかもしれません。
このように考えると、いじめや不登校は当事者だけの問題ではなく、教育制度も強く関与しているのではと強く感じたわけです。
⑥まとめ
今回の配信企画は、これまでのVtuberのコラボという既成概念を無視したかなり挑戦的な内容だったと思います。
Vtuberといえば、「ゲーム・歌・雑談」といったエンタメを提供する存在と思われていると思いますが、今回のような社会課題を題材に挙げるということは、新しいVtuberの形を示したように思いました。
要は、「Vtuberもこういった話題を取り扱ってもいいんだよ」 というVtuberへのメッセージと、教育問題(いじめ・不登校etc)で悩んでいる人達に届いて欲しいという想いを感じました。
実際に、今回の内容は多くのリスナーを満足させているので、1つの成功と言えるのではないでしょうか。
シリーズ化は決定済みとのことです。
個人的には、こういった各々の専門分野・得意分野を活かした配信というものは、もっともっと広まって欲しいですね。
自分の専門分野・得意分野の知識を活かし、悩んでいる人に少しでも助けになれるっていうことは、非常に素晴らしいことだと思いますからね。
今後もこのような感想や紹介、たまに分析・考察記事を書いていきますので、宜しかったらnoteやtwitterのフォローをお願いします!フォローしてくれるとモチベーションが上がります!!
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