見出し画像

時間とは何?

時間というものは人が生きていれば
存在するものですよね。

時間という軸があるからこそ、
アポを取ったり旅行の予定を決めたりと
日常の生活の役に立っています。

今回は時間とは何かについて、
ニューヨークタイムズのベストセラー著者でもある、
Eckhart Tolle(エックハルト・トールさん)の
"A NEW EARTH"を通してお話します。


時間の居場所

時間は目に見えませんが、一体どこにいるのでしょうか。

実は、時間は心の中にだけ存在できるのです。
あの時はあんなことがあったと
過去にあった"時"のことを話します。
または予定を決める時、未来の日時を決めます。
目覚まし時計も明日何時に起きるか決めるものですね。

つまり"時間"は過去と未来にのみ存在するのです。
言いかえれば、"今"に時間は存在しません。

下の概念図から、時間は青いエリアでのみ
存在できることがわかります。
"時間"は水平の次元にあり表面的な世界に存在し、
"今"は垂直の次元にあります。

"今"に時間は存在することができません。
一瞬立ち止まって、感じてください…

いかがでしょうか。

時間の居場所

あなたは今にしか生きられない

時間は過去と未来にしか存在しないのに
あなたは過去と未来には存在できない。

あなたは今にしか生きていないのに
時間は今に生きられない。

でも常に時間に支配されている感じはありませんか?
時間に直接出会うことは1度もないのですが。

例えば、目標を決めることは未来なので
時間という概念が生まれます。

もし、目標が達成できなかったら
残念な気持ちになるでしょう。

でももっと重要なのが、
目標を達成したとして、
その瞬間は嬉しくても、
その気持ちはそう長くは続かない
ということです。

次の課題が浮かんだり、
さらなる目標のプレッシャーが
じわっとやってきます。

悩みや苦しみは心の中から起こります。
それは時間と密接に関係しているのです。
なぜなら人は過去のことを悔やみ
未来のことを憂うからです。

時間に近寄っていくほど悩む度合いが増していくのです。

時間との向き合い方

ここでは"時間を気にしないように"と言っているのではなく、
メンタル的な時間の使い方から距離を取るということです。

予定を立てたり、過去の記録を確認することは
生活の上で必要です。

そこに不必要な気持ちをスタンプのように貼り付けないことです。

実用的な時間の使い方をした後は
"今"に立ち戻り"今"に生きるのです。

予定や過去の記録は「ちらっ」と見るだけで
すぐに"今"に戻る。

1日の中で自分の注意の比重を
時間(過去と未来)よりに多く取りましょう。

自分の進化は自分のにかかっているのですから。

読んでいただいてありがとうございます。

(終)



いいなと思ったら応援しよう!