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2019振り返り:祝福旅✈︎2019令和決定周遊編 Vol.2

↑↑↑Vol.1↑↑↑のつづきです。

見ず知らずの男性に会いにわざわざ知らない土地へ行くことを、可能な限り客観的に見て、発生しうるリスクをよく考えた(当時話を聞いてもらった人たちには多大なご心配をおかけしました。ありがとうございました!)。リスク回避のためにできることはしておこうと思い、現地にいる友人数人に連絡をして事情を話し、いざとなったら現地で会ってくれるようお願いしたり、日本側では、親友・たまに彼の連絡先を渡し、現地に着いたら移動する度に所在がわかる画像を送るよう提案してくれて、密に連絡をすることにした(Special thanks to myたまちゃん)。自分自身に対しては、「相手はあくまでも未だ知らない人である」という認識を忘れないことと、色んなことに過度な期待しないことを常に意識するようにした。そんな数々の予防線を張ってまでしても、一先ずその人と会ってみたかった。

画像:KLの観光アイコン・中心部にあるペトロナスツインタワー。下にショッピングセンターがあって付近一帯は庭園のような公園になってる。KLの中心部は、都会と聞いていたけど想像以上の大都会だった。

無論、実際に会ってみるまでは、お互いにお互いをどのように感じるのかはわからななかったわけで、相手の男性からは、万が一実際に会ってみて、どちらかが「男女としてのお付き合い」が成立しないと判断した時は、彼は友人としてわたしにKLを案内するし、わたしも彼の案内してくれるKL観光を友人として楽しむという目的に変更しよう、と提案してくれたので、わたしもその案を前向きに承諾した。そして出発当日、フライトのボーディング直前まで話しながら、羽田発KL行きのAir Asia直行便に搭乗した。驚くほどガラガラの機内で一列丸っと占領して横になりながら、眠ったような眠っていないような感覚のまま、早朝のKLに到着した。

緊張しながら、入国審査を終え荷物を受け取り、出口を出てキョロキョロしていると、それまで画像やビデオ越しに見ていた人と同じ顔をした男性が笑顔で待っていた。一先ず、すぐ近くのスタバで席を見つけてわたしを座らせたあと、コーヒーを買ってきてくれた。まだ吐きそうなくらいの緊張が続いていたわたしとは真逆に、落ち着き払っていたかのように見えた相手。後から聞いたら、前夜は緊張しすぎてほぼ眠れなかったので、到着予定時間の3時間くらい前からすでに空港にいて、コーヒーを何杯も飲んだあとのことだったらしい。会った瞬間から何かにつけて気遣ってくれているのが伝わってきて嬉しい気持ちになったことと、朝食を食べようと、この画像のカフェに着くとすぐに、安心してしまったのか、自分が睡魔に襲われたことを今でもよく覚えている。

画像:到着するとKLのラッシュアワー(KLのハイウェイ渋滞はかなりエグい)に重なったので、一先ず朝食を食べようと空港内のお店に連れてきてもらった時、たまちゃんに画像を送るためにこっそり撮った時のもの。彼の名はAmin。マレーシア在住歴10年。ビジネスコンサルタントの仕事をしながら、現在はPhD取得のために大学院に在籍中。お互いの共通言語は英語。

こうして、実際会ってみて、毎晩の長電話のせいか、以前から知っていた人のような知らない人のような、不思議な感覚に陥ることがありながら、観光や買い物、ディナーに連れて行ってくれたり、家で手料理をふるまってくれたりして、あっという間に3泊4日が過ぎていった。それ以来、真面目にお付き合いをしている。

自由度が極度に低い彼のパスポートと、その真逆で無敵に近いわたしのパスポートが、一緒に落としどころを見つけようとすると、様々な課題と望みをもたらしてくれるわけで、一縷の望みを見出そうとする時の選択肢は、わたし独りだったら到底考えることすらもしなかった内容だったりする。そういったことも含め、2019年が始まるころには想像すらしなかったことを、今では実際に口にしたり、考えたりしているわけだから、人生というのは何が起こるかわからないものなんだな、と改めて思う。

そしてこの滞在中に、次の元号が「令和」だと知った。その日、Youtubeで海外メディアのニュースを見ながら、「令和」という漢字についてAminに説明したのを覚えている。

Aminとはしばしのお別れで、KLからバンコクを経由して名古屋に戻った朝、スーツケースの中の荷物を入れ替えて、かねてから参加を楽しみにしていた、ドイツ人セラピストのSvagitoによるファミリーコンステレーションとペインティングのワークショップへと出発。主催者で10年ぶりに再会した友人のKamalaから頼まれて、同じ名古屋が地元の素敵な女性と合流して、一路、車で新潟県妙高市へ向かった。

国内外から大勢の参加者。2月のシドニーで出会った友達もオーストラリアから来日して参加。日本の友達との久々の再会もあり、Aminとしばらく会えなくて少し寂しい気分でいたわたしには、人がたくさんいる空間がとても助けになった。

このワークショップで目にしたコンステレーションは、どれもその動きがダイナミックだった。広い空間をめいっぱい使って動き回る代理人たちの姿があり、大きなエネルギーが動いた後は、同じスペースでペインティングに没頭する。わたしは、自分のコンステレーションを希望することはしなかったけれど、今回も代理人を何度かやらせてもらったり、ただコンステレーションを観ているだけでも、たくさんのものを受け取った。そして、ペインティングがさらにそのエネルギーを自分なりに昇華させていく大きな大きなサポートとなった。グループならでは醍醐味を感じられる3日間だった。

画像:宿泊先の関根ロッヂの名物お母さん。このお宿のお料理は、土地の野菜がふんだんに使われていて、とても美味しい!朝ごはんでこのボリューム!!!

こうして広範囲に渡る2019年2度目の「祝福旅」は無事終焉した。この後は、2019年ザビエ春巡業開始前の準備の追い込みへと続いていく。

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