2019AW祝福旅Review清書ver. Vol.2
↑からの続きです。ここにupする内容もすでにTogetterでまとめたものを土台に書き足しています。
計らずも、2019年2度目のシドニーへと飛ぶことになった。最初に飛んだのは、今年2月のAustralasia Constellation Intensiveというコンステレーション祭りのようなイベントに参加するため。そして今回2度目は、そのIntensive主催の女性が、自分が没頭して読み込んでいる本のアメリカ人著者をシドニーに招いてトレーニングを行う、という内容のイベントページがFacebookのタイムラインである日突然流れてきたことに端を発している。その記事を見つけた時、すかさず、Intensiveで出会った「コンステレーションオタク」に認定したい香港の姐さんに、そのトレーニングに参加するかどうかをwhatsappで急ぎ質問してみた。すると速攻で "Naoko, he's good. I can't go but you should go. (Naoko、その人良いから、わたしは行けないけど、あなたは行くべし。) " と返ってきた。さすが姐さん。
画像:これがその本。「心の傷は遺伝する」マーク・ウォリン著 原題は、"It didn't start with you"(あなたから始まったことではない)コンステレーションに興味のある人には強くお勧めできる内容です。足形のようなものは、実際のセッションで使います。
Sydneyの中心部からさほど遠くない、Crows Nest という街でトレーニングは行われた。この会場のロケーションにも実は驚いたのだった。なぜならわたしがオーストラリアの家族と慕う友人・JJの家から歩いてたった10分のところだから。前回のIntensiveの会場は、さらに北へ車で40分以上の所で、イベントが終わった後1週間、JJの家に居候させてもらって過ごした。今回はさすがに近くのホテルかB&Bに泊まろうと思っていたけれど、Crows Nestが会場だと話したら、JJ夫妻が宿を提供してくれたので、ありがたく甘えることにした。
画像:一番右が長年の友人であり妹のようなJJ。彼女が14歳の時に初めてうちへホームステイしたのが出会い。日本語とフランス語と英語の先生。わたしのすぐ左がJJの長男のLewis。滞在中に誕生日を迎えて8歳になった。賢くて繊細な子。一番左のナイスガイは、JJの弟のDavid。今回サプライズでCanberraから会いに来てくれた。日本にチラっと遊びにきたら人生初の大モテ体験をしたという(笑)。わたしの右二人が、JJとDavidのご両親でわたしにとってオーストラリアの父母のような存在・Christine&Peter。19歳の時に初めてJJの家にホームステイさせてもらって以来のお付き合い。JJの左側は、香港出身の旦那さんThesing。これまた飾らないナイスガイ。Lewisの弟・Krisが写っていないのが残念!考えてみたら、うちの両親もここに写る全員と会っているから、最早オーストラリアの親戚だなあ。
この家族と2日ほどあれこれ時間を過ごした後、ついに3日間のトレーニングが始まった。この3日間で受け取ったことは、まだ断片的に書いていくのが精一杯なので、あくまでもわたしのメモとして機能するだけの文章となるであろうことを最初に書いておかなくては。わかりづらい所はどうかご容赦くださいませ。
これまでのコンステレーションのワークが与えてくれた学びとマークの初日の講義で、家族というシステムの中に「除外:exclusion」を生むことこそが、世代を超えてその家族に何かしらの「除外」が繰り返されることにつながる、というのはよくわかった。ここでいう「除外」というのは、本来は家族にも関わらず、その人のことを語らなかったり、家族として扱わないということを意味する。また、子供というのは、両親という二人の男女間の未解決のテーマの鏡になり得るということもよくよくわかった。(あくまでもわたしの旅の記録なので、コンステレーションの原理的なことの説明としても、言葉が足りないと思いますが悪しからず。)
そうやって世代を超えて家族間で受け継がれてきたものが、わたしたちの日々生きながら感じる苦しみや辛さの中に表現されている、と言えばいいだろうか。
とはいっても、場合によっては、生きる上でこれまであまりにも習慣化してしまい、苦しみや辛さだという観点で認知されないままのことも、わたしたちの仲には多々含まれているのだろうと思う。自分が生きてきた記憶の糸をたどっていくと、その糸がからんだりもつれている箇所があって、例えばわたしたちの意識をそこへ向けようとすると、不思議なことに、突然それまでないと思っていた記憶が蘇ったりして、そのからみやもつれをほぐしていくヒントになっていくようなことが起こる。わたしも体験したし、他の人にもそのようなことが起きることを目撃した。ここでいうその糸のからみやもつれを「トラウマ」や「トラウマ的体験」と言い換えて捉えることができる。
そのトラウマ的体験自体を「言語」として扱う、とマークは話していた。マークの提唱するワークでは、その「言語」をとても大切に扱う。そしてまた、トラウマは"Contraction:収縮"だ、と明確に断言していた。その言葉を聞くとすぐに、わたしの脳内では、その全く同じ言葉の”Contraction”を「土星」の説明として話しているザビエの声が響きわったていた。その瞬間から急に、わたしの脳内のシナプスがプツプツと連携していく感覚を味わった。土星というシンボルとトラウマというシンボルを≒と捉えてみるというヒント。そこから急に視界が開けた気がした。シンボルって凄い、と改めて思った瞬間だった。
画像:トレーニング会場の様子。参加者は総勢55名。オーストラリア国内のあちこちから、香港から、中国から、そして日本から。2月にIntensiveで一緒になった人を数名見かけた。セラピストや心理系の専門家の参加者数が圧倒的。
話は戻り、その”Contraction:収縮”が癒されようとしている時に起きていることは、例えるなら、ネガティブなことを記憶している脳と戦っているようなことだ、とマークは話していた。そのネガティブなことに対する新たな体験ーつまりポジティブな体験を脳がしたときに、それまでのトラウマに対する記憶が変化する、ということ。トラウマを抱え続けることのリスクとしてマークが挙げていたのは、そのトラウマすなわち収縮は、親から子に向けて本来流れてくるはずの「愛」というエネルギーの流れを妨げてしまう可能性がとても高い、ということ。こうして文字ではサラっと書いてしまえるが、これはとてつもないことだ。
Unconscious loyalty = 無意識な忠誠心
それこそ、子供が親に対して無意識に抱きつづけてることができてしまうもの。このことがわかりやすい例として、初日にマークは、男性の参加者が抱える問題について、コンステレーションを通してわたしたちに見せてくれた。
続きは、また明日以降に書こうと思います。
ここまで読んでくださった稀有なあなたに愛と感謝を!
ありがとうございました!
画像:シドニー空港でいきなりとっつかまってパスポートを調べられた件。パスポートをチェックする機械が発見するチケットみたいなやつを落としちゃったことが原因だった。ちょっとだけ焦ったYO。笑
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