アスリートと免疫機能
Writer
廣松千愛:Chiyori Hiromatsu
管理栄養士/健康運動指導士
【サポート実績】
2017年~2019年 Bリーグチーム食堂 管理栄養士 献立作成・調理
2017年~2019年 プロ野球選手寮 献立作成・調理
2019年~ Jリーグユースチーム 管理栄養士
トライアスロンナショナルチーム合宿帯同
2020年〜 日本オリンピック委員会 強化スタッフ
SNS
Twitter: https://twitter.com/chiyori_h
Instagran: https://www.instagram.com/chiyori.nutrition
2020年も残り1ヶ月と少し、これから感染症が流行しやすい季節にもなりますね。適度な強度の運動は免疫力を高めるためには大切なことですが、高い強度の運動は逆に免疫力を低下させてしまう原因のひとつになります。試合で疲れているときや、強度の高いトレーニングが続くときは免疫力も低下しやすいため、食事や栄養面でも感染症対策をしていきたいですよね。
免疫力アップと聞くと、皆さんはどのような栄養素や食品を思い浮かべますか?最近はCOVID-19の広がりを受け、メディアでも免疫力アップに効果のある食事というトピックは注目を浴びています。ビタミンC?発酵食品?様々な情報がありますが、一体どのような食事が免疫力と関連があるのでしょうか?
今回はアスリートの免疫と栄養についてお伝えしていきたいと思います。
COVID-19の流行後、ウイルス感染症に対抗するための免疫力を高めるための栄養面からできる対策をまとめたレビューが出されています(*1)。これには、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンD、亜鉛、セレン、銅、マグネシウム、プロバイオティクスなどが挙げられています。たくさんの栄養素が挙げられているのですが、まずはビタミンDとプロバイオティクスについて詳しくご紹介します。
【ビタミンD】
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