会って話したい理由
仕事が忙しすぎて、好きな先輩と直接話す時間が全然ない。
会社のなかで一番雑談してくれる、大好きな先輩。
唯一、素で話せて、なんでも言わせてくれて不満をぶちまけても変わらない態度でいてくれる、憧れの先輩。
週1回しか出社しないレアキャラで、メッセンジャー送るといつも速攻返事してくれる。
パフォーマンスの安定感もあって、メンタルも強くて、頭がよくて、紳士的。
時にクリティカルだけど、的をついた意見をくれる。
根性論だけじゃなく、実務もサポートしてくれて、くだらない相談にも乗ってくれる。
お金を動かす営業力もすごいし、コネもすごいし、起業した経験もある。
話しててめっちゃおもしろいし、なんならずっとしゃべってられるんじゃないかってくらい、素敵な人。
もっと話したい。
なのに、出社日に限って、私は忙しい。
せめてその日くらい落ち着きたい。
しかも、その日じゃなくても、私忙しい。
会社で退職者が急増してて、業務を引き継いだら私のキャパはいっぱいいっぱいになった。
9月に入社したばっかりなのに、2人いた同期はもう退職。
それに加えて、既存の社員も2人退職(もう1人フラグ立ってるw)。
こんなに入れ替わり激しいのに、どうして会社は何も手を打たないのか、めちゃくちゃ疑問。
もともと従業員15人もいなくて小さい会社ではあるものの、ここまで退職のサイクルが繰り返されてるのに、どうして今までと同じ方法でまた採用活動を始めるんだろう。
1回、踏みとどまってよ。
定着のための工夫とかしないのかな。
自分の会社じゃないの?
気づいてないのかな。
もちろんビジネスだから、事業がドライブしていくことも考えなきゃいけないけど、いつも顔を合わせる社員こそ、最も幸せにするべき人たちだって思わないのかな。
辞めていく人ばかり見ていると、私もいつ辞めてもいっか、くらいのテンションまで熱量が下がって、もはや冷えて、いかに無理せずに生きていくかを考えて過ごしてしまう。
改めて、どんな人たちと一緒に働くかって大事だなって思うと同時に、周りに目が行き過ぎてマインドまで引っ張られてる自分がいることに気づく。
辞める人の分の仕事も、量が多すぎる。
この量にも問題があるんじゃないのか?
私は雑誌づくりがしたくて、フィットネスに関連することを書きたくて入社したのに、実際は、定期購読関係の手続きだったり、雑誌の発送だったり、しょうもない電話対応だったり、郵便の受け取りだったり、WEB版の事業だったり、掃除とか、辞める人の分を受け持ったら自分の原稿を書く時間になかなかたどり着かない。
取材も新しい企画をやったり、久しぶりの企画をやったりで、精度がまだまだ不安定。
取材のために落ち着いて準備する時間的余裕がないのも嫌。
もっと書くことに専念したい。
思考を自由に巡らせたいのに。
今のところ、時間の余裕をつくるには、やることを減らすか、時間を増やすか(note書く暇あるなら仕事しろ笑)。
でもよくよく考えてみると、やることが多いだけじゃなくてそれがKPIにインパクトを与えるタスクじゃないことも問題だ。
まずは、その整理から入らなきゃいけない。
じゃないと、たくさん働いても利益が出なくて、自分のお金も増えない。
なんのために働いているのかわからなくなってくる。
そういえば、この前、社長とちらっと話したとき、「食べさせてやってる」みたいな言い草だったけど、実際、お互い様なんじゃないだろうか。
私たちが必死こいてやってるから、社長は本読んだり勉強したりする時間があるんじゃん。
実際の業務をやっていないのに、高いとこからモノを言わないでよって思ってしまう。
でも、実際は、それが事実だ。
社長が踏ん張ってきたから、今も会社が残ってるんであって。
そこは、私は本当は感謝しなきゃいけない立場なんだろうな。
そんな精神的にも肉体的にもタフな毎日のなかで、「一緒にがんばろ」って言ってくれる人がいる。
それが、大好きな先輩。
まじリスペクト。
週1回しか来ないからこそ、そこは直接話したい。
いつものメッセンジャーだけじゃなく。
直接声が聞きたいんだ。
だがしかし、時間がない。
タイミングが、合わない。
今までは、どんなに忙しくても好きな人のこと考える時間くらいはあったのに。
というか、好きな人のことを考えて気を紛らわしていたのに。
今は、考えてる暇もないというか、忙しすぎて思い出さない。
恋愛どころじゃなくなってる。
その疲れのまま連絡しちゃうのがいけないのか、たった一言で、思ってたのと違う方向にいってしまうことがある。
今までのコミュニケーションであった手応えがない。
違和感が、小さな違和感が、ある。
そこから連絡頻度が不安定になる。
ゆっくり話したかったから返事を後回しにしてたら、途絶えてしまった。
返信のタイミングも今まではすぐ返せてたのができなくなって、めちゃくちゃになってくる。
その返信の遅れが、誤解につながった気がする。
直接話したいけど、話す余裕がないからメッセンジャーしたけど、返事をくれたのに返事することもできなくなって、結果、距離ができてしまった気がする。
それが相手にとって快か不快か、会うまでは、わからないけど。
私が、先輩を傷つけたりしてなければいい。
いろいろ知りたいと思ったからメッセンジャーしてることを許してほしい。
この距離があるような感覚は実は錯覚で、いつもの変わらない態度でいてくれたらうれしい。
恋愛に関して思うことがある。
それは、好きなことは共有しても嫌なことは共有してないってこと。
そう考えると、私、先輩のこと何も知らないのかもしれない。
先輩から私についての質問をされたこともあんまりない。
興味をもたれてないのかもしれない。
先輩が何を考えてるのかわからない。
メッセンジャーして楽しかったけど、本質的には何も知れなかった気がする。
結局、直接目を見て話さないと、何もわからないんじゃないかと思う。
相手を知る前に、終わりになっちゃうのは嫌だなぁ。
直接話していればわかったかも知れないのに。
二人きりの時間があったらよかった。
なくてもいいけど、もっと知りたかったな。
でも、逆にありがたくもある。
今は、あんまり余裕がないから。
それに、そんな簡単に諦められなかったりもするから、気持ちを整理する時間がほしい。
校了まで1か月ちょい。
今は、校了が優先だとも思う。
恋愛と仕事って、両立できないものなのか。
どっちかがうまくいくとどっちかがうまくいかないとかそういうことじゃなく、別物だと思ってたつもりだった。
今後は、もし誰かを好きになることがあったら、話し合える関係性をつくろう。
先輩には、もう仕事以外で話しかけるのはやめよう。
つらいけど、今は校了が優先。
先輩に迷惑かけたくないし。
笑ってる先輩が見たい。
人の気持ちがわかるようになりたい夜。
ベランダから空を見上げて過ごす。