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第10回「エンディングノート」その2 記載内容について

前回は「その1」ということで、エンディングノートに書く前に聞いてほしい事についてお話しました。今回は具体的な書く内容についてです。
一般的な項目としまして、

① 自分自身の基本情報について
② 財産や債務の状況について
③ 個人情報や契約関連について
④ 親戚や知人の連絡先について 
⑤ 葬儀・埋葬の方法について
⑥ 自分史・その他について

これはあくまでも一つの例です。
項目について全部書く必要はありません。 残される家族にとって必要な項目を書くようにしてください。また一から順番に書く必要はありません。
簡単に書けるそうなところから書いていくようにしてください!

① 自分自身の基本情報について

ご自身の名前と生年月日、住所、本籍地、血液型、趣味特技、好きな食べ物などを記載します。書き方としてはこんな感じです。

●名前:終活太郎 
●生年月日:1965年1月1日
●住所:東京都豊島区巣鴨
●本籍地:東京都大田区
●血液型:O型  ●趣味特技:旅行
●好きな食べ物:鉄板焼き

市販のエンディングノートでは記載しておきたい項目がすでに記入されています。ですので、空欄を埋めていく感じで大丈夫です。


② 財産や債務の状況について

これは相続時に必要になる情報になります。
預金関連の情報です。金融機関名、口座の番号、口座名義、連絡先、通帳印鑑の場所といった項目を記載します。
書き方としてはこんな感じになるかと思います。

●金融機関名:◌◌銀行◌◌支店 
●口座番号:123456 ●口座名義:終活太郎 
●連絡先:03-◌◌-◌◌ 
●印鑑の保管場所:引き出しの中

保険に加入されてる場合はその情報も記入します。保険会社の名前、連絡先、証券番号、契約者と受取人の名前、保険証券の保管場所といった情報です。

このほかに土地とか建物、株、金融商品、貴金属などの財産があれば同じような感じで記載をしてください。

なお、もし借金などの負債があればそれも相続財産になるので、なるべく書くようにしてくださいね。


③ 次は個人情報や契約関連について

運転免許証、パスポート、健康保険証、クレジットカードといった個人情報を記載する項目です。

id とかパスワード、メールアドレス、支払方法といった情報があるとよいかと思います。書き方はこんな感じです 。

スマホ ●ID:1234556 
●パスワード:◌×▲◌×▲ 
●メールアドレス:◌◌◌@gmail.com 
●支払い方法:クレジットカード

④ 親戚や知人の連絡先について

こちらは自分の死後に、連絡してほしい人がいる場合に書く項目です。
名前を書いて、自分との関係性(続柄)、住所、連絡先、そして訃報の有無など。書き方こんな感じになるかと思います。

●名前:終活二郎 ●関係:弟 
●住所:◌◌県◌◌市~ 
●連絡先:・・・・・
●訃報の有無:有

⑤ 葬儀・埋葬の方法について

葬式についての項目です。一般葬を希望、家族葬を希望など、
遺影の有無、遺影の保管場所、納骨の場所について、また葬式費用をどこから出すのかといった項目を記載します。
それと「延命措置を希望する・しないのか」の記載があるとより良いと思います。

⑥ 自分史、その他について

ここでは自分の生い立ちや家族の思い出などを自分なりにまとめて記載します。書き方は人それぞれで大丈夫です。大切な人へのメッセージを書いても良いと思います。

例えば、「◌◌さんへ 今まで本当にありがとう。あなたのおかげで~。」といった感じです。

その他についてですが、これまでの項目で書ききれなかった事を記載しましょう。例えば飼っているペットがあれば、自分の死後に誰に引き取ってほしいか、ペットの性格や習慣などです。

今回ご紹介した内容はあくまでも一例です。ご自身の状況に合わせて自由に変えて頂ければと思います。


最後にですが、エンディングノートを書き終えましたら、信頼できる家族の方にエンディングノートの存在を伝えておくことが大事です!もし自分の死後にエンディングノートが発見されなければ、全く意味がなくなってしまいますのでお気をつけください。

ご閲覧いただき、ありがとうございました!
では、またお会いしましょう!!




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