なぜマイクロ法人の運営をはじめたのか
以前からマイクロ法人の運営には興味があったのですが、一方で手間がかかりそうなイメージもありました。ある時、ほとんどの業務を自動化しているというマイクロ法人経営者の方の話を聞き、面白そうだと思い始めてみることにしました。あとは、法人口座で株主優待を取得してみたいという思いもありました。
今回は法人設立、銀行口座開設、証券口座開設について記載しましたので、ご参考いただけますと幸いです。
1.法人設立
民間の法人設立サービスと国のワンストップ法人設立とで迷いましたが、ワンストプ法人設立を使いました。パソコンで書類を作成して申請すればよいので、役所に行ったり郵送したりといった手間が無く家の中で完結します。書類の作成は少し難しかったですが、後からふりかえると申請に必要な書類の内容はどれも理解しておかないといけないことばかりですので、結果的には良い選択だったと思います。
あと、電子署名が必要なのでマイナンバーカードとカードリーダーが必要になります。電子署名は設立後も使うので、この時点でできる環境を作っておいて損はないです。カードリーダーの代わりにスマホでもできますが、リーダーのほうが圧倒的に楽ですので買ってよかったです。
社印の登録は任意となっていますが、必要になることがあるのでやっておいた方がよいです。後からやろうとすると郵送しないといけないので面倒です。あと、印鑑カードを送ってもらうために封筒を郵送しないといけないのがちょっと面倒です。追跡機能の付いた郵送方法(レターパック等)を勧められますが、ミニレター(今だと85円)でも対応してもらえました。
ワンストップ法人設立では、「被保険者資格取得届」という書類は対応していなのでこれだけは別途送付する必要があります。オンラインで提出できます。仮に忘れていたとしても年金事務所から電話がかかってくるそうなので大丈夫です。
2.法人銀行口座の開設
GMOあおぞらネット銀行で開設できました。こちらの銀行は社保の口座振替に対応しているので業務の自動化を考えるなら開設しておくととても便利です。開設の詳細は別のノートをご参考下さい。
3.法人証券口座の開設
特に問題なく開設できました。対面証券(SMBC等)の法人口座はネットではなく最寄りの支店で開設することになりますので、店舗を訪問して開設してもらいます。門前払いとかは特になかったですが、自然な流れで行くならTOBのタイミングで「法人口座で対象銘柄を持っているのでTOBに応募したい」というのが良いそうです。