見出し画像

「心理的安全性」のあるチーム、職場を目指すためにまずしたこと

 保育士で整理収納アドバイザー1級のshiroです!

 今年度、私の職場では「環境」について研究をすることになりました。 

  私はその研究の中心となるメンバーのリーダーとして「環境」について学び直していく中で「心理的安全性」という言葉に出会いました。

『恐れのない組織「心理的安全性」が学習
・イノベーション・成長をもたらす』
エイミーCエドモンドソン

チームの「心理的安全性」とはチームの中で対人関係におけるリスクを取っても大丈夫だという、チームメンバーに共有される信念のこと。

ハーバード大学教授 エイミー C エドモンドソン


 私はこの言葉に出会って、私の職場、担当しているクラス、そして研究のチームに「心理的安全性」はあるのだろうか、「心理的安全性」を作るためにはどんなことをすればいいのだろうか、と考えるきっかけになりました。

 研究のチームは、私より年下の職員が2人と同期が1名おり、私に遠慮して意見を言えてないことがあったら、もったいないし、申し訳ないな、より良いものを作っていくためには、お互いが遠慮せず安心して意見を言い合える雰囲気が必要だと思い試行錯誤していました。どうすれば良いのだろうと悩んでいることもあり、「心理的安全性」という言葉に出会い「これだ!」と思いました。

 まずはもっとよく「心理的安全性」について、学んでいきたいと思いました。


①「心理的安全性」とは

心理的に安全なチームというのは、外向的であることでも、アットホームな職場のことでも単に結束したチームのことでもぬるい職場のことでもない。 心理的安全性はチームのためや成果のために必要なことを発言したり試してみたり挑戦したみたりしても安全である(罰を与えられたりしない)ということ。

心理的安全性、仕事の基準ともに高い職場こそが、学習して成長する職場と言える。

「心理的安全性のつくりかた」石井遼介

 私は、「心理的安全性」について学び、よりよい研究をし、それを保育につなげていくためにも、「心理的安全性」のある研究チームにしていきたいと思いました。

②「心理的安全性」のあるチームにするために

 チームでの話し合いを始める前にメンバーに「心理的安全性」の4つの因子について説明しました。

【心理的安全性の4つの因子】
①話しやすさ:話す聞くという行動
②助け合い:助けを求める 助けるという行動
③挑戦する:歓迎する機会を与える機械をつかむ という行動
④新奇歓迎:個性を発揮する適切な配置をするという行動
→これらの行動がチームの中で多く見られる時、そのチームは心理的に安全と言える。

「心理的安全性のつくりかた」石井遼介

そして、「心理的安全宣言」をしました。これがどれほど、有効なことなのかはわかりません。でも、まずはできることからやってみようと言葉にして伝えることから始めました。

「心理的安全宣言」をする
この職場は安全な場所です。
どんな意見やアイディアを言ってもいい場です。
失敗やトラブルの報告があればそれを叱る場ではなく、どうするか、前向きな検討をする場です。
この場の安全性は私が担保します。
・意見を言っても大丈夫
・質問しても大丈夫
・失敗 間違いを認めても大丈夫
・自分らしくいて大丈夫

「心理的安全性のつくりかた」石井遼介



チームの話し合いの前には毎回、「心理的安全性」について確認していきたいと思っています。

③まとめ


 普段から話しかけやすい雰囲気を作ろうとする、まずは相手の意見を否定するのではなく受け止める、など職場でよりよい関係を築いていくために大切にしていることはありましたが…
「心理的安全性」という言葉を知って、それがなぜ大切なのか、とてもよくわかりました。また、ただ単に気持ちを受け止めるだけではなく、共に成長し合うチームを作るために必要なことも学び、活かしていきたいと思いました。

 まずは私自身ができる小さなチームの「心理的安全性」を大切にすることから始め、それが他のチームやクラス、職場全体へと意識が少しずつでも変わっていけたらいいなと思います。
 子どもにとっても職員にとってもより良い「環境」を作っていくために、この意識を共有していくことは大切なことだと思っています。

 こういう気持ちは忙しかったり、疲れていたりすると忘れてしまうこともあるので…時々「心理的安全性」の大切さについて再確認し、自分を振り返っていきたいです。


皆さんのチームや職場に「心理的安全性」はありますか?

 この機会に 振り返ったり、「心理的安全宣言」をしてみてはいかがでしょうか。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?