目標を書くこと、2024年の目標
「目標は紙に書いたほうがいい」どんな自己啓発本でもそんなことが書いてある。
書けば叶うのか、叶った人の声が大きいだけなのか、そんな事を考えながら、いつの日か、私も目標を紙に書くようになっていた。
これはただ、個人的な私の目標をここに書き記すだけのnoteである。
もし、来年、もしくは10年後に見返したときに、「どのくらいここに書いた目標が叶っているのか」によって、少しは上記の疑問が解消されるかもしれないと思うのである。
はじめに(目標設定と私)
高校生「目標なら紙に書こう」
いつの日か、目標を書くようになった、と書いた。それは高校生の時だった。私は読書好きでもあるが、読書を好きにさせた本であり、私に「目標を書け」と教えてくれた本がある。
『思考は現実化する』という本。覚えているのは、地元の駅の小さな本屋で受験の参考書を探しているときにふとこの本が目に入った。なぜか、参考書用のお金を持って、この本を買ってしまっていた。
翌日から私は高校で読み始めた。今思えば、自己啓発本を読んでいる高校生は"マセている"というよりも、ちょっとスピリチュアル系の気を感じて近づきづらいものだっただろう。高校の先生から「大人みたいな本読んでんな」と言われたこともしっかり心に残っている。
当時は本を読んで、紙に書いてみるか、位の気持ちで「〇〇大学に合格する」とだけ書いて置きっぱなしにしていただけであった。そして無事に受験は第一志望を不合格となり、行きたくもない大学に行ったのだった。
大学生「書いたならアクションも決めようよ」
転換期と言うほどでもないが。次に目標設定を考えたのは、大学4年生のインターン時代。アルバイト先の社長に進められたのか、偶然通っていた居酒屋がワタミだったからかは忘れたが、ワタミの社長 渡邉美樹の『夢に日付を!』を手に取った。
具体的な内容は忘れたが、私が今時点で理解している大事なポイントは3つ。
簡単に言えば、「目線は長く、ただしアクションは足元から」というメッセージを受け取ったのである。
そしてノートに目標とアクションを書き始めた。
社会人「書いたなら叶うでしょ」
大学生時代に書いた15年の目標はいつの間にかどこかに行ってしまった。きっといつの日かの手帳に紛れていなくなってしまったのだろう。
だから、叶ったのか叶っていないのかもよく知らない。確かに、長期だろうが、短期だろうが、目標を書き始めて、いい方向に行く気もしてきている。
最近になって、やっぱ目標って書くと叶うよね、という言説に触れた。
石原さとみのインタビュー。彼女はこんなことを語っていた。
努力の過程が覆い隠されてしまっているが、彼女が「目標を書いたことで、達成に近づくことができる」と考えていることは確かそうである。
ということで今である。
目標を書いてなくしてしまった過去があるならば、今、消えないようにnoteに書いておこうと思うのである。
2024年の目標
先述した『夢に日付を』では、目標を6つに分類して設定すること、を奨励している。それは人生において、仕事ばかり、お金ばかり、家庭ばかり、というのはバランスの悪い人生であるからだ、という主張のもとである。
私もひどくその主張に共感するものであるため、6つに分類して目標を立てることにしている(いくつかは、『夢に日付を』のままでなく、使いやすくアレンジをしている)。
そして私は、「10年後の有りたい姿から今年の目標に落とし込む」というアプローチを取っている。
以下で、どんな分類で、どんな目標を立てているかをここに残しておく。
2024年の目標①家庭
第一の目標は家庭である。もちろん、順番には思想を反映している。つまり、以下で綴る目標全てに対して、私はこの目標を優先するのである。
家庭はそれほど1年間で動くものではないが、目標を置いておくことは重要であると考えている。
家庭においては、お互いが尊敬し合え、かつ意志を伝え合い、やりたいことをやる、関係を大事にしたい。漠然としているけど、有りたい姿なんてそんなものでしょう。
今年の目標は少し具体的。毎月、妻とは贅沢な外食を1回することにしているが、それを継続することと、国内外問わず旅行に4回行くことである。
旅行は計画的に準備しないと、なかなか達成できないものなので、書き出すことは大事な気がしている。
2024年の目標②健康
第二は健康。何はなくとも健康は大事である。
どちらかというと、食生活に無頓着で、運動なんか大嫌いな私は健康を意識せねば、いつの日か寝たきりになる可能性だってあるのだ。
健康において、大事なことは「心臓が動いている」ではなく、「歩く/動く/働くだけの体力を持ち続ける」ことであると考えている。
ゆえに、食バランスよりも、今年は運動に注力したいと思っている。
我が家には数年間眠っていたエアロバイクが置いてある。ソイツをついに稼働させる時が来たのである。毎日1時間くらい筋トレも含めてやれば、一定の健康は維持できるだろうと思うのである。
2024年の目標③心・精神
ユウェナリスが「健やかな身体に健やかな魂が願われるべきである」と願ったように、健康が出来れば、心・精神も自ずから培われればよいが、そうはいかないだろう。
何かしらで心や精神を養わなければ、堕落してしまいがちな私は、目標によって律しようと思うのである。
「心を外部から揺らされず、自分の精神を常に落ち着かせる」ということは、1人の人間として目指すべく高みであると思っている。さらに、コーヴィー博士が『7つの習慣』で問うたように、「死ぬ間際にどう思ってほしいか」といえば、尊敬され、願わくば周りの人が泣いてくれる人間になりたいものである。
2024年の目標④教養・知識
仕事はまだ出ない。若いうちに時間を使うものではあるものの、人生における優先順位は高くしない。そう思い続けることが大事だと思っている。
一方で、仕事によって培われることは目標③の心・精神でもあり、④教養・知識でもあり、それは不可分なものであると考える。
あくまで、優先順位を自分の中にしっかり芯として持つ、というために、分けるべきだと私は思う。
歴史や文化、時代の背景の中で、自分なりの意見を持つ、ということを私は教養だと考える。今は未だ、他人の考えに乗るか反るかでしか意見を持つことが出来ないことが多いが、それは無教養から来るものであると私は信じる。
そして、私の中で、文化を知る≒言語を知るなので、必然的に英語の習得が目標に入ってきてしまう。実はこれが一番辛い目標でもあるのだが…。
とにかく、こういう性格である以上、学んでみないといけないので、今年はまずTOEICと英検準1級を目標にしています。
2024年の目標⑤社会・仕事
ついに仕事の話。優先順位で言えば6番中5番。後ろから2番目である。
ただし、若いうち、特に子供ができるまでは一番時間を使うところでもあるので、目標設定はしっかりとしたうえで、ステップバイステップで昇りつめたいと思うのである。
自分自身の経験・知見・人格そのものが商品となるコンサルタントとして目指すべきは、「自分を価値と認めた顧客から依頼がある」ことだと認識している。
そのためには、「お前は何ができるんだ」「実績はあるのか」という厳しい質問に耐えうるプロフェッショナルである必要がある。そのために、専門性を磨ける環境に転職し、自身の専門性を発揮・発信できる場を作ることが大事であると考える。
④は特に上記に関係ないのでは?と思われるかもしれないが、発信力を持ち、かつ専門性を持てばどこでも稼げる人間になることと同義であると考えている。
さらに、保有している中小企業診断士としての活動により、専門性の補完/磨き上げができると考えているため、一つのマイルストンとしている。
2024年の目標⑥経済・もの・お金
最後の目標はお金である。上記の全ての目標に対する結果、という位置づけもできるだろうが、経済面は経済面で大事なので、独立した目標としている。
目標⑤では、仕事を書いたが、基本的に私は「働かなくていいなら働かない」「自分の好きな仕事だけしたい」という考え方なので、経済面で楽になることは案外重要だったりする。
巷で言う完全なFIREは目指さないが、セミFIREくらいは常に選択肢として持っておける人間になりたい。
特に「家がほしい」「車がほしい」という物欲はないので、金銭的な目標だけを立てている。(ここに書くことはしないが、10年後の資産額・内訳の目標、1年間の目標金額は別に考えている)
ちなみに収入源の複線化は目標⑤の副業収入のことを指すので、それぞれの目標は"MECE"ではなく、それぞれが相互補完の関係にもあることが分かる。
終わりに
目標を書いてみる、ということはこれまでもやっていたが、ここまで具体的に他の人に公表することはなかった。
私はほとんど毎日この目標を見ながら、1日ごとに何をすべきかを考えていたり、進捗状況を確認したりしている。
今年の目標はいくつ叶うだろうか。
石原さとみが言うように「びっくりするくらい叶う」と言えるように、日々努力・日々何かしらの行動を起こしていけるように頑張っていきます。
以上、目標公開という名の意思表明でした。
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