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ピロリ
2022年2月26日 20:31
・・・どうしてなの?私はずっと頑張ってきた。あなたの隣に居る為に。あなたに相応しい女性になる為に。忘れてしまったの?王宮の中庭で遊んだこと。壁に落書きをして、侍女のバーバラに叱られたこと。教師の目を盗んで逃げ出したこと。紅茶を飲みながら話したこと。わたしが泣いていると慰めてくれたこと。夜、空に浮かぶ星々に名前をつけたこと。あなたも同じだと思っていた。いつか歩み