マガジンのカバー画像

#恋愛

20
僕の恋愛系のnoteをまとめています。 大恋愛の末フラれた男の殴り書きです。
運営しているクリエイター

2019年6月の記事一覧

縛る糸・繋ぐ糸

縛る糸・繋ぐ糸

君は僕に似ている。好きなものも、苦手なものも。一日の最後に僕の家に来た君には糸が巻き付いていた。きっといろんなものをその小さな体に抱えているんだろう。いいよ、そのままで。糸を切っても僕は飛べなかった。君は僕に似ているから、きっと君も飛べないだろう。でも君には家に帰れば暖かいご飯が待っている。そこは似てないね。僕は添加物にまみれた身体だから。君の血も肉も僕より美しいだろう。君なら飛べるのかな。

もっとみる
繊細な僕は鈍感なフリをして逃げてしまった。

繊細な僕は鈍感なフリをして逃げてしまった。

『ピロリってほんとに鈍いよね』

友達からたまに言われる。意外と僕は違う自分を演じるのが上手いらしい。
申し訳ないが僕は本当は鈍くない。むしろ繊細な方で、会話している相手の心が動いた時は大体感じとれる。人の心に寄り添うのが上手いと心理学部の友達も言ってたから間違いないだろうたぶん。
かなり仲のいい友達にもなるとさすがに気づくが、そこそこ友達ってぐらいの人は僕を鈍感だと思っている。

僕はいつもとぼ

もっとみる
純粋な恋愛は美しく、切なく、大人になればなるほど手に入らなくなる。

純粋な恋愛は美しく、切なく、大人になればなるほど手に入らなくなる。

とある曲のミュージックビデオを見ていた。
高校生たちのさまざまな姿を映していて、まさにザ・青春ソングという雰囲気。
出てくる子たちも美男美女だけではなく、お世辞にも顔がいいとは言えない子もたくさん出ているあたり、妙にリアリティを感じる。

・・・

僕は中学・高校と男子校に通っていた。
女子がいなかったから、恋愛ごととはほとんど無縁な時代を送った。一度だけ同じ塾の女の子を気になったことがあったが

もっとみる
恋人同士で服なんかシェアできたら最高だよねって話。

恋人同士で服なんかシェアできたら最高だよねって話。

『おつかれさまです!』

後ろから聞こえてくる元気な声
振り向くと、後輩カップルがいた。

このカップルとは普段から仲良くさせてもらっていて、僕を含めた3人で遊んだりすることもある。
実はこのカップル、僕が理想とするカップル像でひそかに羨ましく思っている。
とにかくなんでもシェアしているのだ。
ほぼ同棲していて、食事も趣味も服もシェアしている。
見ていてとてもハートフルなヤツらだ。

特に彼女の方

もっとみる
名前の無い関係

名前の無い関係

大好きだった。
相手もそうだったと信じている。

終わってしまった関係なのに、ふとしたきっかけで君のことを思い出す。

赤い車を見ると泣きそうになる。あのカフェの前を通りたくない。豚の生姜焼きが食べられなくなった。

全部、全部君のせいだ。

事あるごとに君を思い出してしまって、もううんざりだ。
でも、その悲しみがたまらなく愛おしい。

きっと君は、違う誰かの隣で笑っているんだろうな。
Twitt

もっとみる