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EMアドベントカレンダーシリーズ1ここまで24日間のダイジェスト(うっかり作成)

Engineering Manager Advent Calendar 2024 最終日の25日目に飛び込ませていただいたことで、自然とこれまでみなさんが書かれた24本の記事を追いかけてくることができまして・・・いろんな視点からのどれも薄くない情報にそうとう学ばせていただいてます。

それで、現状まだ「シリーズ1」だけですが、読んでメモを取ってきてたら…これもまあまあ意味あるコンテンツじゃね?と思ったので、担当記事とは別に公開させていただこう思っちゃいました。
というわけで、以下、あくまで私見での簡易なまとめでよろしければ・・・
(番号付きリストの頭の番号で何日目の記事かを表させていただきます)

  1. @newtaさんは、「マネージャとして行う1on1はチームの成果を最大化することが目的」と定義した上で、メンバーとの間の情報の非対称性に着目。マネージャが自身が積極的に学んだ知識とメンバーの思考が合わさった時に前向きな対話が生まれて成果に繫がるだろうと指摘されています。

  2. @MxShun(しゅん)さんは、CAが公開している「開発責任者ハンドブック engineering management Vol.0.95」から、オンボーディングでの方向性の共通認識化、PdMやPjMの探究、Elastic Leadership の理解などの汎用的なエッセンスを紹介してくださいました。

  3. dora_e_mさんは、「EMは信頼を得ることで浸透を図り成果を最大化することが必要だが、次は自身への依存が固定化しないよう委譲を進めたい。そして、委譲先の次期EMが信頼を得るために『翻訳スキル』を獲得してもらうことが大切」と指摘されています。今年読んだ「中二階の原理」に繫がる話だと思いました。さらに「自分たちは新しい挑戦をして次の景色を見ににいこう」と、EMへのエールも投げかけてくださっています。
    EM自身が楽しく成長しているべきという文脈に共感しました。

  4. @mizunokuraさんの、転職3か月でEMを任されて早くね?と思ったけど、過去も新しく始めたことの大半は誰かから「やってみない?」と言われてだったので失敗することも含めて前向きに経験学習している、さらにメンバーにもそのマインドを伝えているという “Planned Happenstance Theory” に通じる素敵なお話。セクション見出しの言葉も素敵です。

  5. nyanyamiさんの、「EMとして、一緒に働くメンバーのことを尊敬し、感謝の気持ちを表すことを忘れないように心がけている」というお話。自分の人となりを知ってもらうための日報、わからないことを教わる、一歩進むために後押しする、学習し続ける、といった金言が目白押しです。

  6. @tomato1976さんは「EM無理ゲー?に対する一つの処方箋」という興味深いタイトルで「定型タスクの対応方法」+「取り組むべきタスクへの対応方法」=「楽しくEMができる」と素敵な数式化。「取り組むべきタスクへの対応方法」をいくつか具体的に紹介してくださっています。

  7. @umerinさんからは知識・先入観・習慣・振る舞いをアップデートしようと自ら内省されたうえ、「自身が関与しなくても/むしろ関与しないほうが成果が上がる可能性もあることに気づけた」という貴重なお話。
    成長支援での介入度合いについて色々考えてらっしゃることに共感しましたし、「熟達論」を読みたいなと思っていたところ、この記事で引用されているのを拝見して、やっぱり読もうと思いました。

  8. @yk0817さんは、評価面談(フィードバック面談)を行う際の工夫・心がけについて、貴重なアドバイスを示していただけています。特に「誰が言うか」文脈の学術的研究の話は学びでしたし、「評価面談は15分にする」も考えさせられました。

  9. @motuoさんの、中途入社エンジニアのオンボーディングに向き合ってきて得たベストプラクティス「最初の2週間、毎日1on1」共有です。5つのポイントは、どれもホントそう思いますと共感しました。もし仮に「毎日」が難しかったとしても、これらのポイントは押さえたいと思いました。

  10. @KONDO-Yuukiさんからは、入社&EM1年目のふりかえり記事でした。「マネージャが迷うとメンバーはその2,3倍迷う」「絶対に成功させるつもりで計画する」は染みる言葉でした。また「ふんわりと朝会をはじめた」など観察からアジャストされている様子も素敵だな感じました。
    うまくいった施策という「評価に関係しない個人のプチ目標」「大臣制度」とかを『そのうち別途記事にします』と書かれていたので、楽しみです。

  11. @yuta_k0911さんは、EMのキャリア形成という興味深いテーマを書いてくださってます。言葉を引用して、「組織の成果の最大化」に向き合える目前の役割を全うしようという点に共感したり、「階層的に上に行く」とか「勝ち筋」とかを考えすぎると可能性を狭めるリスクも感じています。

  12. @clown0082さん、EMはテックリードや PjMと全く違ったという感想から始まりますが、焦らず一歩ずつコミュニケーションをとって信頼を得ていくに始まり、かなり客観的に整理されていて凄いです。「経営サイドの翻訳」という3日目のいくおさんと同じ指摘もされています。

  13. @gessy0129さんは先達の視点で、EMが陥りやすいインポスター症候群に対する処方箋を示してくださっています。「自己認識の強化」「学習とネットワーキング」「実践的なアプローチ」。3つめの「何故かEM自身は大きな目標をおきがちだなと思います。小さなステップに分割していきましょう!」は自分も当てはまりすぎて(苦笑)、気が楽になりました。

  14. @madoxtenさんは EM of EMs(会社によっては「シニアEM」とか「VPoE」かも)な立場に変わられて、カレンダーのパンクやステークホルダーの増加に対峙された具体策を紹介してくださってて、「共感マップ」は私も使ってみたいと思いました。また、「他社のVPoEやCTOの方たちとの対話」は私も恩恵をいただいています。拡げていきたいですね。

  15. @enokizakoさん、心理的安全性についての投稿、楽しみにしています!

  16. @ar_tamaさん、ゆるミートアップも EMConf もありがとうございます。言語化と共有の神と尊敬していますが、今回は「期待交換エクササイズ」というチームビルディング手法を紹介してくださっています。ドラッカー風エクササイズの「期待」の部分にフォーカスとあり、なるほどー!と分かった気になりますが、最後に『チームメイトを「書き割り」にしない』と添えられています。お互いに期待し合える状態になりたいですね。

  17. @toitechさんは、EM退職時のオフボーディングのお作法と題してご自身の退社時の引き継ぎについて書かれていてかなり貴重です。エピローグでは後任のEMの方と3か月後にランチに行って当時のチームメンバーの活躍や成長を聞けたという素晴らしい結末でした。かくありたい。

  18. @sudoakiyさんは、敢えて1on1を「受ける側」のTipsを示すという視点で貴重でした。「上司の仕事を疑似体験する」意識は示唆深かったです。たしかに EM はいわゆる上司とも部下とも 1on1 できるので、どちらの立場も実体験できることは学びがあると思います。

  19. @hiro-toriiさんは、1チームを2つに分けてからのマネジメントの変化を図を交えて解説してくださっててセッションを聴けたような読後感です。自身のコンディションに左右されずにコミュニケーションの質を担保するために「型」を使われているなど参考になります。また、「ファクト収集」については、ウチでもデータを集めたいと考えるいっぽう、こっち都合でメンバーの仕事を増やし過ぎないよう気を遣う部分もあるので…ぜひとも情報交換・意見交換させていただきたいなと思いました。

  20. @tyoshiiさんも役割が1つ上がってEMから技術部長になり、やることが増え、マネジメントの質が下がったと感じてからのリカバリについて書かれています。すぐご自身を客観視して改善されているところは尊敬です。年明け1発目の EM Oasis で司会されるということで、楽しみです!

  21. @mikity1985さんも 1on1 がテーマですが、メンバーの幸福度に着目されているところがとても素敵です。「気分を測定する四象限マトリクス」を使って、良かったときと今の気分、前回と今回の気分を比較してサポートしてほしいことを見つけに行くというアプローチ、すごく良さそうです。真似してみたいと思いました。

  22. @dskstさんからは採用ブランディングについて。今いる従業員に対してもブランド・エクイティを構築するエンプロイヤー・ブランディングという概念に触れることができました。「理性に関与する要素」と「感性に関与する要素」との2軸を意識して考えてみたいです。

  23. @hiraivaさんの記事は、個人的にブックマーク&他人に紹介したいコンテンツでした。例え話としてケースを挙げてくださり、これらの「不確実性」に立ち向かってラーニング・アンラーニングを突き進める力が必要で、それこそがスタートアップで必要な「根拠のない自信」だと指摘されています。すごく共感。

  24. @y0shikeiさんは、プロダクトの成長過程で変遷させてきた組織構成についてけっこう具体的に紹介してくださってて、かなり参考にできるので有り難いですし、来年度には100名規模へのスケールを目指しているということで、今後も追いかけたいと思います。
    それで、ほんと内容と関係なくてごめんなさいですが、前夜M-1をみてたので、「今日も令和か!」とごく自然にツッコんでました(すんません)。

というわけで、まとめもしなくて雑だと思いますが、めっちゃ学びになったので、シリーズ 2 も追いかけて読んでいきたいと思います。

当日に、Merry Christmas !

明日の担当日ぶんもちゃんと書くはずです!(いけるんかw)


今年は4つのカレンダーに参加させていただいています(過去最多)。
それだけ、参加させていただいているコミュニティや関心領域が増えてきたということで、2024年も少しは前進できたかな…と思うことにしています!