娘は毎晩魔女学校に通っています。
「お母さん、昨日魔女学校に行ったんだけどね…」
娘の朝の第一声は大抵これです。
娘(8歳)は、どうやら私たちが寝ている間に、魔女学校に通っているそうなんです。
今日は、娘が教えてくれた、魔女学校について、私もいつか入学するかもしれないのでまとめておこうと思います。
魔女学校は23時に登校
魔女学校は夜の23時に始まります。
私はすっかり眠っているので、まさか娘が魔女学校へ向かってるなんて夢にも思いませんでした。
魔女学校は夜空に浮かぶ雲の上にあります。魔女だけが見ることができる夢を見ると入ることができるそうです。
魔女学校では主に、空の飛び方や呪文の練習をするそうですが、調理実習もあるそうで、娘が一番好きな授業です。
昨日は、飲むと透明になるスープを作ったと言っていました。紫キャベツを刻んで入れるそうです。
「初めて作る料理のときは生徒たちみんなキャーキャー言うんだよ。」
ボーイフレンドの"こと君"
娘には一緒に魔女学校に通うボーイフレンドがいます。こと君は席がとなりなんだそうです。
こと君は超イケメンで、人気者なんだけど、お肌がヨワヨワで、脇の下に大きなアザがあるんだそうです。
「こと君がかきむしっちゃうから治らないの」
こと君は、とっても速く空を飛べて、いつも学校の外をヒューヒュー飛んでいるそうです。
魔女学校の後に、魔法塾にも通っているから、速く飛べるんだと言っていました。魔女の世界も塾の力は偉大なようです。
こと君は時々、給食の時間にちょっかいを出してきて、そのせいで娘は給食を食べるのが遅れるんだとか。
「私が朝ごはんをたくさん食べれないのは魔女学校で給食を食べてきたからだよ」
生徒はみんなそれぞれドラゴンを育成している
生徒たちはみんな、一人最低1頭はドラゴンを育てることになっています。
娘は石のドラゴンを育てています。ドラゴンの餌は四葉のクローバーです。
なぜか私にも「ドラゴンを見かけたらお母さんも餌をあげておいてね!」と言ってきますが、四葉のクローバーなんてそうそう見つかりません。
「大丈夫だよ!お父さんのビールの箱の裏にちゃんと貯めてあるから!」と教えてくれました。
そんなところにあったんだ。
「石のドラゴンの前は、葉っぱのドラゴンを育ててたんだけど、それはお友達にあげた」
アルバイトOK 娘のバイト先は「魔法のご飯屋さん」
魔女学校はアルバイトOKなようです。
娘も堂々と学校の隣にあるごはん屋さんでアルバイトをしています。
この店には決まったメニューはなく、お客さんが食べたいものを言えばなんでもだしてくれるそうです。
「昨日はオムライスを出したよ。あ、ケチャップはね、真っ赤なアレだよ…ふふふ」
娘は、人間の学校のことより、魔女学校のことの方が饒舌に話してくれます。とっても楽しそうに通っているので、私も安心しています。(そのお話をするのに忙しくて、朝ごはんがちっとも進みませんが)
朝起きると、娘の髪が重力に逆らってふわふわしていたり、枕が足元に転がっていたりするのも、ひょっとすると魔女学校での授業の一環なのかもしれません。
また、娘が魔女学校の話をしてくれたら、忘れないように書いておこうと思います。