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EP.005 nouno 福島大悟 /DAIGO FUKUSHIMA(未来農・広島)前編/後編

一般社団法人まめな
https://mamena.or.jp/

”2001年広島県福山生まれ。広島大学総合科学部総合科学科を休学中。高校時代から、久比で感謝経済を実現するための「まめな手形プロジェクト」での活動を通して久比へ通うようになり、2020年4月、大学入学時のコロナ禍ロックダウンを受けて定住。以来、施設改修や草刈りなどに参画しながら暮らしている。現在は、まめな手形プロジェクトの他に、島の子ども達向けの学習塾「島の寺子屋」の企画運営など様々な活動を行っている。興味対象は物心着いた頃から、建築と歴史。3歳の時に祖父と見ていたテレビの中で、マリのジェンネの泥のモスクに興味を持って以降、古代文明や日本の城郭建築、社寺建築へと興味は移り、将来は、旅をしながら寂れた建物や集落全体をリノベーションして生きたい。”

keyword 前編
ちょっと他の人とは違うぞ?という大悟くんにオファー.   まめなの活動ダイジェスト.   テクノロジーの挿入方法が秀逸.   未来の暮らし方を考える場所.   なぜ大悟くんは大崎下島に?.   感謝経済.   ありがとうを可視化する.   会わせたい高校生がいる.   神社の階段でファーストコンタクト.   あー、見つけちゃった.   そうだそうだ戻れない.   3歳、マリのドロノモスクに興味を持つ.   オリエント文明の建築.   平仮名よりもヒエログリフ.   妄想都市.   先人たちの学びを覗く.   旧字体を解読していく.   建築は想像に溢れている.   大地の上から下の世界へ.   人間じゃなかったら何になりたい?.   生命体の集合.   太古の森に宿る世界観.   ゆらぎを感じる.   木は生きながら死んでいる.   スイッチが切り替わるとき.   野性的な感覚が呼び起される.   あーなるほどね.   幼少期の紹介でした記録.   

keyword 後編
テクノロジーさえも自然.   真の融合.   テクノロジーのレイヤー.   西洋と東洋.   生命体の進化.   古代建築と神話.   自然の中の人間から生まれる新しい文明.   風土は文化を育む土壌をつくる.   アミニズム.   霊魂、精霊、カタチ、多神教、唯一無二、天使、一神教.   農業の進化.   権力と神.   生まれ育った環境と文化、思想.   nouno(農の探求拠点).   暮らしと農床と感謝経済.   コミュニケ―ションのきっかけ.   ありがとうの仮想通貨.   農業に参画する新しい仕組み.   手形からトークンへ.   今までのワクワクがデジタルでつながる.   Web3が新しい生き物を生む.   適材適所適量.   違和感のないテクノロジー.   古代文明から未来文明へジャンプ.   想像から創造へ.   それだ!.   ワクワクレーダー.   行き当たりバッチシ!.   哲学すること.   質量が濃い空間.   語らいたい.   

--ayako
木は生きながら死んでいる。
この言葉が気になるのですが、木は動かない一生を選んだことで長生きできる体を手にいれました。木々にとって長く生きるあるいは、長く死ぬことってどういうことなんだろう?
--daigo
そうですね。
僕も木になったことがないので分からないですが、動かないながら木や森は様々なコミュニケーションを取りながら、複雑な共生のネットワークを築いていることが分かっているみたいです。

森で交わされる木々の会話
https://www.ted.com/talks/suzanne_simard_how_trees_talk_to_each_other?language=ja

木々にとって長く生きることは、人と同じく、森や世界の変化を見続け、次の世代の木々たちに生きる術を伝えていくことなんだと思います。僕が森の中で出会う大きな木々たちに惹かれるのは、その長い年月で積み重ねた生死の重厚感や包み込む包容力によるものだと感じます。
--ayako
たしかに、人間の目からだと動いていないように見えますが、木々の時間軸からみると常に動いているのかもしれないです。地中で、あんなに活発なコミュニケーションを取っていたとは…。人間だけが特別に言語を持っていると思っていたけど(ほんと、如何に見えてる世界しか見えてないと気づかされます・・)

だけど、地中のネットワークと、テクノロジーのネットワークってどこか通づることもあるなと、自然とテクノロジーは仕組みからみても実は親和性があるのかも?と、思ったり。
--miyabi
地上で受信した情報を地中のネットワークで交信しているって思うと、自然とテクノロジーの仕組みは親和性がありそうだね。木にとっての情報伝達の媒体は土壌生物たちなのかな〜

そんなことを考え出すと今までアフタートークしてきた、メディアの話にも繋がってきそうだなー。
--ayako
なるほど、メディアという発想!
--miyabi
木は生きながらにして死んでいるって言っていたけど。木って自分が生きてきた情報を自分の中に保存しているって思ったら、データベースみたいだなって。年輪の幅とかで成長具合とかその年に何があったのかとかも読み取れそうだし。

それが木を切ってみないとわからないんだけど。情報が詰まっちゃってるから醸し出されちゃう。今の情報は土壌メディアで交信しながら、過去の情報は自らの体の中にアーカイブしちゃう。そう考えると木ってすっごく面白い。
--ayako
森って、森林をイメージしてましたが、森と山は生命体としてちょっと違いそうですね。森も山も動かないけど、森はそのなかでも動的で、山は静的なイメージ。

この場合の山って、富士山みたいな高山を言ってると思うんですが、高山は、標高が高くなるから気圧も温度も低くなって、生息できる生物が少ないというのもありますが、土壌というよりもっと「大地」って感じもして。森と山は、互いにどうやってコミニュケーションとっているのかなーとか。ソラ?
--daigo
実際に、年輪から気候の変化を読み取れる話は昔から言われています。樹種にもよりますが、基本的に気温が高い方が木の成長速度は早いため、年輪の幅が広いと気温が高く、年輪の幅が狭いと気温が低かったということが分かります。

https://www.waseda.jp/inst/weekly/news/2020/06/12/72822/

そのため確かに、木は過去の情報をアーカイブしているとも言えると思います。
--daigo
山も地質学的なスパンでみれば絶えずうごめき続けていますし、どの時間軸で見るかによっても変わると思います。

ただ、僕は想像もつかないほど多くのレイヤーで生き物がうごめき相互に関わり合っている「森」がやはり大変興味深く、想像力を掻き立てられます。。。
--ayako
昨日、「きのこ」の番組(というか、動画ですかね)を見てたのですが、きのこって「木の子」なんですね!菌根菌の仕組みを知って、あ、これが地中界のレイヤーの一つか!と思いました。

◉菌根菌
生きた植物と共生関係を築いて生活している菌で、菌糸を土の中に張り巡らせ、植物の細根部に共生して菌根をつくります。菌類(きのこ)はチッ素やリン、カリウムなどの無機養分や水を吸収し、自ら利用するとともに菌根(植物の根と菌類が作る共生体)を介して植物にもそれらを届けます。一方、植物は光合成でつくった糖類などを菌類に与えます。

ほんとだ。彼らは助け合って生きてるんですね。
--daigo
そうですね。
僕は、彼らが長い年月をかけて築いてきたの共生システムやネットワークは、我々が想像するよりはるかに緻密で複雑で繊細なものだと感じています。

一方でしっかり理解してこれを応用できれば、人類が生き残る上で大きな意味を持つと思っています。特に、食の根底にある「農」においてはこの自然界の共生システムを活用できるかどうかは大きいです。

しかし、このシステムを活用するためには、システムを構成する要素(動植物、大気、土壌細菌、水、地質など)が何で、どのような因果関係があるのかを理解して、システムが機能するようにサポートするためには、テクノロジーの力が必要だと考えています。人が生きるための自然界の共生システムとテクノロジーの力を借りる。自然とテクノロジーが融合し、共生できる社会を目指したいなと思っています。
--ayako
ところで、幼き大悟くんはどうしてカボチャになりたかったの?w本編で聞きそびれたのが気になって気になってw
--daigo
それは、ハロウィンが好きだったので、母曰くジャックオランタンになりたかったからだそうです。幼稚園の時になぜかNightmare Before Christmasっていうディズニー映画にハマってて、ハロウィンとクリスマスグッズをめちゃめちゃ集めていました。

幼稚園がミッション系だったのと、叔母が英語教室をやっていてハロウィンを盛大にやっていた影響だと思います。。。
--ayako
あはは笑 可愛いね笑
大悟くんは小さいころから空想の世界にグッと没入できちゃうんでしょうね。そして、憧れの対象が人間の枠を超えて、その世界そのものと一体になりたい、みたいな気持ちが大きいのかも。だから、自然ともテクノロジーとも同じように仲良くできて共存できちゃうんだろうなぁ。
--miyabi
大悟くんは、Web3とかメタバースの可能性にもワクワクしながら話をされていて。

その技術力自体に感心しているというよりも、その技術を自分がやっていることや、やりたいことにどう挿入するか、挿入して拡張することでできるつながりや世界の可能性にワクワクしているように感じたんだけど。

何て言えばいいんだろうな。
森のシステムにしても、テクノロジーにしても、どこでもその中の住人みたいな感じで自分のことと結びつけて、何ができるか考えれちゃうんだろうなー。

何かやってやろうっていうよりも、自然と湧き出ちゃうのかな??
--daigo
このアリは何を考えて行動してるんだろうとか、この木はどんな景色を見てきたんだろうとか、1000年生きるってどういう感覚なんだろうかとか。あくまで妄想の範疇ですが、人間に限らず、その世界観に没入することで彼らの見た景色を疑似体験しているんだと思います。そうすると、それまで様々な世界で疑似体験したことや、自分の実体験がつながりながらアイデアが湧くのかなと思います。

最近は、決して綺麗じゃない部分も含めて、色んな分野に対して広く浅く見えるようになってきたので、様々な要素が加わりながら以前より更にリアルに鮮明になりつつあります。
--miyabi
どの位置から物事を考えるか。
その世界に生きるものたちの視点を想像することで没入でき、疑似体験できるんだね。でも、その想像もみんながみんなできるわけではないから、大悟くんが持つ感受性や好奇心、豊かな妄想力。それは、幼少期からの積み重ねにあるのかもね。

まだまだ伸び代があるから、大悟くんがこれから作っていく未来が楽しみで仕方ないよ。
--ayako
すべての創造の原点は、想像力なんだと思います。こんな世界があったらいいなの積み重ねで今がある。3歳の大悟くんは持ってなかった知識とスキル、現代のテクノロジーを総動員したら、ほんとうに実現しちゃいそうな気がするから、私たちもワクワクしてるんだと思います!

糸井さんがよくおっしゃっている「夢に手足を」つけて、大地から大空へ、おもいっっっっっきりジャンプしてくださいね♩
--daigo
想像したりできるのは一方で考えすぎてしまうことで疲れることもあったり、時間がかかりすぎたりと、まだまだ自分でもコントロールしていかなければいけない部分もあります。

また、想像したものをどう言語化し、形に表して他者に伝えるか、それを自分の強みとして器用に活かしていけるかはまだ頑張らなければいけない点だと思っています。まだこの先どうなるか分かりませんが、少しでも良い方向に向かえるように引き続き頑張りますので、ぜひ応援よろしくお願いします!

嬉しいコメントありがとうございます!
--ayako
両手いっばい応援してます!
そしてまたパワーアップした大悟くんに会える日を、楽しみにしてますね。私もパワーアップするぞー!笑
--miyabi
未来の大悟先生に会える日を楽しみに!


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