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【MLB30球団】各球団この選手を追え!【ナ・リーグ西編】

 メジャーリーグの各球団の個人的推し選手を紹介していきたいと思います。贔屓の球団以外を見る際のとっかかりにでもなればいいかなと。

 全体的に「すでに知名度十分」という選手よりは若手が中心となっていくと思いますのでよろしくお願いします。

 なおまだオフは続いておりますので今後これらの選手は他球団にトレードされる可能性もあります。その点はご了承ください。


①ロサンゼルス・ドジャース


 大谷加入で沸くドジャースからはMichael Busch(マイケル・ブッシュ)
 26歳で2023年にメジャーデビューした右投げ左打ちの若手。2019年にドラフト1巡目(全体31位)でドジャースが指名。

23年マイナーでは主にサードを守り、次にセカンド。少ないながらファーストとレフトも守っています。

 マイナーでは98試合で27本塁打。打率.323、出塁率.431、OPS1.049という好成績。

 一方でメジャーでは27試合とサンプルは少ないですが2本塁打、打率.167、出塁率.247、OPS.539と出だしは苦戦。

 メジャーではポジションが埋まってるため各ポジションの休養日にサード、セカンドをメインに守っていくものと思われます。DHは大谷がいるので……

 やはり注目はその打撃力。ぜひこれをメジャーでも見せてほしいですね。



②アリゾナ・ダイヤモンドバックス


 23年リーグ優勝のダイヤモンドバックスからはAlek Thomas(アレク・トーマス)。
 
23歳とまだ若い左投げ左打ちの外野手。2018年にドラフト2巡目(全体63位)でダイヤモンドバックスが指名。

 23年は125試合で9本塁打、打率.230、出塁率.273、OPS.647と打撃は今ひとつ。しかしながらポストシーズンでは4本塁打と勝負強さを見せました。

 彼の魅力はなんといってもその守備力。23年はセンターでDRS+5、UZR+3.1、OAA5と素晴らしい成績。打撃がもう少し伸びてOPS.700以上をクリアすれば攻守ともに隙のない素晴らしいセンターになれるでしょう。



③コロラド・ロッキーズ


 続いては23年地区最下位と低迷中、来季も正直地区最下位濃厚なロッキーズ。しかし注目の若手は多いので三人紹介します。

●Brenton Doyle(ブレントン・ドイル)
 23年デビューの25歳。右投げ右打ちの外野手。2019年にドラフト4巡目(全体129位)でロッキーズが指名。

 23年の打撃は126試合で10本塁打、打率.203、出塁率.250、OPS.593と低調。

 しかし彼も武器はその圧倒的な守備力。23年はゴールドグラブも受賞。スタットキャスト導入後の外野手最速となる約170キロの送球をみせるなど非常に強肩。

 センター守備の指標はDRS+19、UZR+24.5、OAA+16とまさに圧巻の一言。守備では現在MLB最強といっても過言ではないでしょう。



●Ezequiel Tovar(エセキエル・トーバー)
 二人目はまだ22歳と若い右投げ両打のショート。17年にアマチュア・フリーエージェントでロッキーズと契約。

 彼も22年にデビューし、フルシーズンは23年が初という若手。
 打撃は153試合で15本塁打、打率.253、出塁率.287、OPS.695と低調だが、彼もまた驚異的な守備の人。
 ショートでの守備指標はDRS+13、UZR+2.4、OAA+16と圧巻。



Nolan Jones(ノーラン・ジョーンズ)
 三人目は25歳、右投げ左打ちの外野手。16年にドラフト2巡目(全体55位)でインディアンス(元ガーディアンズ)が指名。22年にトレードでロッキーズに加入。

 こちらも22年メジャーデビューで、23年が初のフルシーズンとなった若手。彼の魅力はなんといってもその打力。

 23年は106試合で20本塁打、打率.297、出塁率.389、OPS.931と、打者有利のクアーズ・フィールドでの試合が多いとはいえ圧巻の成績。

 ポジションは主にレフトを守り、次にライト。少ないながらファースト、センター、そしてサードも守りました。
 来年はOPS1.000以上も期待できそうな注目の若手スラッガーです。



④サンディエゴ・パドレス


 Tom Cosgrove(トム・コスグローブ)
 フォームが特徴的な左投げのリリーバー。27歳。同じチームにマスグローブがいるので非常に紛らわしい。しかしフォームは似ても似つかない。17年ドラフト12巡目(全体348位)でパドレスから指名。23年メジャーデビュー。

 彼の特徴はなんといってもそのフォーム。

 このサイドスローから全投球の52.2%がスライダーと多投するので左打者にはめっぽう強そう。
 成績もよく23年は54試合51.1イニングで防御率1.75。特別奪三振が多いわけではないがWHIP0.97とランナーを出さなかったのが大きかったか。


⑤サンフランシスコ・ジャイアンツ


 最後はジャイアンツから。Patrick Bailey(パトリック・ベイリー)
 24歳で右投げ両打の捕手。20年のドラフト1巡目(全体13位)でジャイアンツから指名。23年メジャーデビュー。

 23年は97試合、7本塁打、打率.233、出塁率.285、OPS.644
 一方で守備は非常に素晴らしくDRS+13。フレーミングもよく+17.4。結果WAR2.8という大活躍。ジャイアンツの正捕手として今後も長く活躍するでしょう。


【おわりに】

 ということで結構長くなりましたが今回はこの辺で。長文読んでいただきありがとうございます。

 贔屓外の球団ということで詳しくはないですが、調べることで改めてその選手の良さがわかっていい経験になりました。みなさんの各球団を見る際のきっかけにでもなってくれれば幸いです。

 それでは次回【ナ・リーグ中編】があればよろしくお願いします。
 結構疲れたので書くかわかりませんが。



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