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【おっさんの戯言】自分探し…
自分とは何か…
自分らしさとは…
悩み多き若い時分は、
こんな疑問を真剣に考えていた時期があった。
一人旅でもしなければ、本当の自分を見つける事はできないのではないか?
非日常に身を置く必要があるのでは?
なんて、漠然と思ってみたりしていた。
結局そんな行動を起こす勇気もなく、
ただただ日常を過ごしていたが…
私が自分というものをしっかりと認識できたのは、三十代半ばの頃だった。
きっかけは酔っ払って、はしゃぐ自分。
三十代は飲み会が極端に増えたこともあり、
はしゃぎながら、浮かれながら過ごしていた。
そのなかで、酔っ払った時の自分、
いわば素の自分の行動を周りが面白がって茶化していたことで、自分の癖や特徴を意識して認識し始められた。
あぁこれって俺の特徴なんだぁ と。
それがきっかけとなり、自分自身に目を向け始め、
自分と本気で向き合い始めるのだった。
そして、自分というものを完全に確立できたのは…
自分で認識出来た自分自身を、
丸ごと全て完全に受け入れ、
自分で自分自身を100%容認した時だった。
自分で、ありのままの自分自身を
丸ごと認めたのだった。
俺は俺でしかない。
俺以上でも、俺以下でもない。
俺は誰かには成れないし、誰も俺には成れない。
だってしょうが無いじゃん俺だもん。
逃れられない事実の上で、
一種の開き直りにも似たこの考え方のもと、
一切合切ありのままの自分を自分で許した。
それからは世界が変わったように見え始めた。
なぜだか、世の中から許された気になれた。
自分に起こる出来事の捉え方も変わった。
不思議とネガティブな感情が湧き上がることも、
無駄に抱くことも無くなった。
そして、全ての過去までも肯定され、
抱えていた過去のわだかまりも消し飛んだ。
更に、今まで以上に他人を認めること、許すこと
信じることがいともたやすく出来るようになった。
肩の力が完全に抜けた感覚。
極々自然体で生き始められたのだった。
自分のココロに正直に…
それまでは、なんとなくの理想として
自ら掲げていた人生のテーマ
『自由と笑顔』
このテーマについての真の意味を見定めることもできて、更に具現化する道も見えてきたのだった。
そしてそれ以降、今現在もそのテーマに沿って
面白おかしく、楽しく人生を過ごしている。