自分の気持ちを直視できるようになっただけ
紙の本が好きで、本屋さんが大好きです。小説やビジネス本、新書も基本的には全部紙だし、雑誌も漫画も紙の方が好きです。
最近、主人公の感情がどうも自分に乗っかってきてしまう漫画を読んでいました。
なりたくない自分にどんどんなっていくような気がして怖い
彼女は今まで自分に無かった感情が芽生えたと思い、こう呟きました。その言葉に、大切な人は言います。
それ、なりたくない自分になってるんじゃなくて、
見たくない自分を見てるだけ
?????
わたしは、この世で1番簡単なことは、自分が我慢することだと思っていました。こんなに簡単なことはない、だって自分が我慢すれば良いだけだから。自分でやればいい、出来る様になれば良い。ただ、それだけのこと。
でもだんだん自分で処理できなくなってきた。それに気がついて、どうしたらいいのか、なんの感情か分からなくて、ずっとモヤモヤしていました。
それが図らずも突然、その正体に気付くことになりました。
寂しいことを寂しいとか、欲しいものを欲しいとか
自分の気持ちを直視できるようになっただけで
怖いことじゃない
あ、怖かったんだ、わたしも。
見たことない自分の感情が生まれてしまったと思い込んで、それに気がついて、これじゃダメだと思って必死に消すことばかり考えていました。そして消せない自分を戒める、その繰り返し。消せなかったら、直視してしまったら、それは1人では処理できないかもしれない。だから、怖かったのです。
直視できるようになっただけ
たった一言のセリフだけど、その言葉で何かから解放された気がしました。わたしは直視できるようになったんだ。
まさか、ふと何気なく手に取った漫画に、教えてもらうことになろうとは。さっきまでケラケラ笑いながら読んでただけなのに。
長年ずっと固く閉じていたフタ、きっとまだ、固く閉じたり、ちょっと開いたりすると思う。その時は忘れないように、言ってあげることにしよう。
自分の気持ちを直視できるようになっただけだよ。