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親を見送る前に聞いておくべきこと

エンディングノートに親が書いてくれていればいいですが、私の経験から親の生きてる間に確認した方がいいことを書きます。
縁起でもないことですが、重要なことです。

それは財産分けと価値あるものは何かです。
両親はエンディングノートなど書いていませんでした。(あ、お墓問題も聞くべきことですね)
「お金」に関わらない大切なモノには触れません。

財産は全て未婚の姉に譲りました。土地、建物も姉です。生前二人で分けて、と言われていましたが、私には家族がいるので土地も財産もいりません。私は土地もお金も放棄しました。

何が問題かというと、エンディングノートや遺言にまでは書かない、貴重品の行き場です。
ハッキリ言って、価値そのものが分からないものがゴロゴロ残ります。
なるべく生前のうちに、何気なくどのくらいの価値か、聞いておきましょう。
あからさまはアレなんで…

父の腕時計。いくつあったか。
ロレックスみたいに分かりやすければいいですが、価値が全く分からないものばかり。

仕方ないので、私は形見として小さめの腕時計をもらいベルトを変えて身につけています。
あとは中古屋で、、案の定いいものはありませんでしたが。

母は宝飾品を沢山持っていました。
生前、これは二人で分けな、と価値のあるものを教えてくれましたが、その時はまだ先の話だと思って適当に流していました。

多いのは天然石。
おそらく東南アジアかアフリカに行った時に買ったのでしょう。
姉と相談して、私は白いオパールと翡翠を二つもらいました。ただの石の状態だったので、気軽につけれるように、一つだけ台座を作りに行きました。

きっと安物だろうと思って宝石屋さんに行ったところ、オパールもいいもので、翡翠は稀に見る純度でなかなかお目にかからない、と店長が言うではないですか。
三桁は行くって。三桁って何?
380円とかじゃないよね?

結局、翡翠なんて身につけないから、とりあえずオパールの台座を作りました。これだって、着けて行くところはありません。

生前にその価値を聞いておくんだった…

どこで買って、いくら位だったのかを。

価値が分からずその辺の買取に出すと、安く買い叩かれるから御徒町辺りで価値の分かる店に持って行くと良いですよ。と言われました。
マジで?

あとは謎の巻き物やタペストリーが出てきたり、捨てていいか困るものばかりです。

うちは父の赴任で海外に住んでた事もあるので、なんだか分からないものが多いのです。壺、セラミック、象牙、木彫り、ガラス食器…

この中で本当に価値のあるものはどれなのか、聞いておくべきでした。

まだ親御さんがご健在の方は、何気に聞いておきましょう。


何気にね!


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