3.目標設定と自己催眠
子供達はハッピーに暮らしてくれているにもかかわらず
なぜか自分は
劣等感でいっぱい。
自信もない。
不安だし、未来に希望も持てない。
ある日、この現実に耐えられなくなったAuroraはParthenōnに聞いてみた。
「催眠術ってあるじゃない?あれって毎日自分にかけていたら現実もそうなるなんて事ないかな?」
『あぁ。この世界で言う“引き寄せ”のようなものだね。』
「そう。引き寄せってさ、ある種の自己催眠だよね。想像の中で私は理想の自分になるの。」
『うーん。。やってみたら?ちなみにどんな自分になりたいの?』
「そりゃ決まってるじゃない!セレブになりたいの!」
『それだけ?』
「そう!だってお金があったらなんでもできるじゃない?広くて綺麗な家に引っ越しして、なんの不安もなく自分の好きなことをして安心して過ごす。」
『じゃぁその好きなことって何?やりたい事はないの?』
「もう以前みたいに会社を起こしてバリバリ働くのはもう、いいかなぁ〜。。子供との生活と自分の美容と健康を大事に家庭菜園でもしながら一歩ずつ丁寧に暮らしたい。」
『いいね。それじゃぁその暮らしの中でセレブになるにはどうしたらいいと思う?』
どうしたらいいんだろう。。。
snsで発信することしか思いつかない。
「自分の生活を発信し続けるとか?」
『うん。そうだね。』
Parthenōnは続けていった。
『自己催眠をかけたら、そのままゴロゴロしてるのではなく少しで良いから動く事が大事なんだ。』
「動くって何をすれば良いの?」
『するべき事をすると良いよ。目的を決めたら“今”自分に出来ることをするんだ。目の前のことを丁寧に。
例え今がその目的から離れていると感じても。
ナビを設定したらゴールはまだ見えなくてもそこに向かって車が走るように。
途中で休み過ぎたり、道を逸れたりするとゴールが遠くなる。
だから目の前のことを着実に進める。それだけだよ。』
Auroraは頷きながら聞いた。
そして少し考えた。
「じゃぁ…私の場合…今しているヘアメイクの講師の仕事を頑張って、そしてsnsでも発信したいからそれをしていけばいいのかな…?」
『そうだね。』
そう。生徒に教えるためにヘアメイクの動画を撮る事になっている。
今の学校は生徒に一人一人タブレットが配布されていて各々がリモート授業の中、その動画で勉強するのだ。
1つのことから派生して全てがうまくいく事をAuroraは気づいていた。
けど自分が持つ不安が自信を消していた。
「うん、そうね。その動画は自分のsnsにアップして良いからね。今している仕事を丁寧にすればしたいことに繋がってる。」
『やってみる!』
Auroraの目標が設定された。
◎自分の美容と健康、生活を大事にして生きる。
◎自宅にいながら月収2000万
なんだかちょっとワクワクするね。