移ろいは世の常
とても寂しいことだけど、
友達だった人と、友達じゃなくなることがある。
その関係が深ければ深いほど、
おや?と思うことに気付かないふりをしたり、
色んな理由で自分を納得させようと試みるけど、
一度感じた違和感から逃げることはできない。
2年前に書いたこの記事の友達と
今はほとんど連絡をとっていない。
男女の友情はここにある|つばき @tapioka_omochi #note https://note.com/pipopo37/n/n6a9a6fd30153
記事では男女間の友情について書いたが、今でも男女間の友情は成立すると私は思っている。
今回は男女関係なく、単に友達ではなくなった、
という話だ。
何か大きなきっかけがあった訳ではない。
小さなことの積み重ね、だと思う。
昔友達に、
『つばきは1度仲良くなったらなんでも許してくれるし甘やかしてくれるけど、それ以外の人にはとことん冷たいよね』
と言われたことがある。
それは確かにそうだなぁと自覚もしているが、私の中ではこれに続きがある。
何でも許す存在になったとしても、時と場合によっては『それ以外』の存在になることもある
ということだ。
カテゴリー間は常に双方向に移動可能だと思っている。
彼は仲良くなればなるほど、気を抜くタイプで、
私は仲良くなればなるほど、手をかけるタイプ。
夜中に電話がかかってきた。
私はウトウトしかけていて、電話がとれなかった。
【あー、眠いけどなんかあったんかもしれん。大丈夫かなぁ。かけ直そう】
と、思ってかけ直したのは、着信があってから1分後。
📞相手は、通話中です📞
の表示。
『マジかよ。』
と思ったと同時に、
『私じゃなくてもいいんだな』
と強く思った。
私は、仕事ならば、私しかできないことなんてなくてもいいと思ってるし、逆に代わりが効かないのは会社にとって良くないことだと思ってるから、普段の生活でONLY ONEを求めることはほとんどない。
けど、プライベートはONLY ONEを求めたい。
そう思うのはわがままなのか。
他人はどう思うか知らないけど、とにかくその時私は嫌だと思った。
些細なことかもしれないが、私にとっては彼からの連絡を控える大きな要因になった。
*
思い出の中に、誰かとの記憶が詰まっている。
その誰かと、別れ別れになってしまったとき、記憶はどうなるのだろう。
私はその記憶は変わらず大事に想うことにしている。
けど、これから先は、その記憶は引き出さない。
そこにできた余白に、これから出会う大事な人の記憶を蓄積していけたらいいな。