病気、未病を防いでくれるファイトケミカルとは...?
前回の投稿では、先進国でがん患者が年々増え、死亡者数も増えています。もちろん高齢化による問題も間違えではありません。しかし、先進国でも同じように高齢化が進んでおり、高齢化で片づけていい問題ではないように思います。詳しくは前回の投稿をご覧ください。
前回の投稿の中で、第七の栄養素であるファイトケミカルの話を触れました。みなさまはファイトケミカルという言葉を知っていますか?ファイトケミカルとは、「野菜の皮・種・芯にある抗酸化の力」です。例えば、大豆のイソフラボン、ワインのポリフェノール、トマトのリコピンなど野菜の色の成分です。色が濃いほど、抗酸化の力が強いです。色は赤、黄、緑、紫、白の5種類あり、それぞれ20%ずつバランスよく摂取することが望ましいと言われてます。特に紫は日本人の摂取が不十分であり、目が悪い人が多いのはこの紫が少ないからと言われています。両親や祖父母の世代が目の悪い人に対し「ブルーベリーを食べなさい」というセリフを聞いたことがあると思います。それはあながち間違えではないのです。
ところでフレンチパラドックスという言葉を聞いたことはありますか?
フランス人は他の欧米諸国と同様に、脂肪摂取量が多いにもかかわらず、動脈硬化の患者が際立って少なく、この一見矛盾とも思われる事実が専門家の注目を集め、「フレンチパラドックス」と呼ばれていました。
なぜ動脈硬化の患者が少ないのでしょうか?これはワインに含まれるポリフェノールというファイトケミカルの一種が抗酸化作用として働いていたためです。このような事実からもファイトケミカルの重要性を理解する必要があるのです。
しかし、ファイトケミカルをバランスよく摂取するのはとても難しいです。そのため、サプリメントなどを活用して足りない栄養素を増やす努力が必要なのです。
今日はここまで!
また明日の投稿をお楽しみに(^^)