嶋佐さんの金髪を否定されると悲しくなっちゃう理由
私が注目している芸人さん、ニューヨーク。
ニューヨークについては、後でじっくり書こうと思っていた記事があったのだけれど、どうしても、この件に関して今気になっていて。
先に書いてみようと思う。
M-1グランプリやキングオブコントを経て、最近、メディア出演が増えてきたニューヨーク。
以前、2020年のM-1グランプリ決勝メンバーが出演した、千鳥さんの番組
『相席食堂』
のSPで、各コンビごとに、それぞれの地元に帰ってロケをするという企画があった。
ニューヨークは、屋敷さんの地元、三重でのロケが中心だったのだが、最後が東京の下北沢からのロケだった。
嶋佐さんは山梨出身だし、どういうこと?と思ったら、嶋佐さんの弟さんが店長をつとめる美容院を訪れたのだ。芸歴を重ね、ようやくメディアにも出られるようになってきたニューヨークのふたりを”イメチェン”するという、弟さんの兄孝行。弟さんの手によって、嶋佐さんは金髪、屋敷さんはおでこを出して明るくなった。
この企画から、嶋佐さんはずっと金髪にしている。いつも弟さんの美容院で髪を切ってもらっていて、伸びた髪も弟さんが染めてくれている。弟さんのインスタグラムに、美容院での兄弟の姿は以前からたびたびUPされているので、間違いないと思う。
弟さんのつとめる美容院は、たまたまYouTuber芸人のフワちゃんも行きつけであるし、店名ももう知られている。
弟さんも、やっとチャンスをつかんだ兄と相方のために、愛をもって施術しただろう。「兄は、金髪で!」というのも、完全に弟さんが言っていた。
私は、嶋佐さんが金髪になったときの第一印象としては、
”かっこよい!似合う!”
だった。
目が離れていることがいじられているが、もともと顔立ちがイケメンの嶋佐さんは、金髪にしてもあか抜けてかっこよかった。
好みは、ひとそれぞれだと思う。もちろん。
そして、その後ずっと金髪を変えずにいる嶋佐さんの心は、弟さんが応援でイメチェンしてくれた、ということに対する思いもあるだろうと思っている。
そして、ようやく弟さんに恩返しができる立場になった、という思いもきっとあるだろう。
弟さんは結構ニューヨークの番組にも貢献してくれていて、『相席食堂』のほか、Twitterの番組『ニューヨークジャック』内での、若手芸人が初めて彼女を作るまでを応援するコーナーで、その芸人さんのイメチェンにも協力してくれた。最近、また別の番組でもサプライズ登場してくれている(まだ番組名は伏せておく)。
そういう、兄弟関係の中での金髪であることを知っている私は、ときどきTVで嶋佐さんが共演者にいじられている
”なんで今さら金髪にしたの?”
というくだりをみると、すぐに弟さんのことを思ってしまう。
最近、テレ朝の『ロンドンハーツ』内で、温厚な、否定しないツッコミでおなじみの、あのぺこぱの松陰寺太勇さんが、嶋佐さんの金髪を激しく否定し続けていた。これは、ネットニュースにまでなっていた。
嶋佐さんも、松陰寺さんも私はだいすきなので、観ていて結構驚いた。
お笑い養成所の生徒へのアンケートで、尊敬できる芸人について意見を募ったものだったが、嶋佐さんに関して、
”あのタイミングでの金髪は、、、、、、”
と、芸人を目指す者、そして芸人さんの中では思うひとがいるらしい。
松陰寺さんは、
「企画で染めたなら、終わったら黒に戻せばいい。俺はずっと言ってたじゃん!」と。
芸人の金髪ブームから4周くらい遅れての金髪はダサいと、結構な強さで嶋佐さんに意見していた。
、、、、、、でも、嶋佐さんは、企画で、とは言ったものの、
「美容師の弟が兄孝行でやってくれたんだよ!」
とは、言えない様子。
だって、弟さんの仕事に支障出たら大変だもんね、、、、、、
今まで、何度かいじられてきたけど、弟さんのことは一切言わない。
その姿を見ていると、なんだか勝手に私は切なくなるのだ。
そして、この日のロンハーでは、嶋佐さんのTVでのウケの打率が低いこと、ネタやラジオなどで発揮している力がTVで発揮できていないことなど、養成所生や共演者からの指摘があった。
正直、TVで打率が低い嶋佐さんなんて、私にとってはかわいくてしかたがないのだが、、、、、、
こういう指摘を受けたときにうまいこと返せれば、芸人としての力があるとみなされるのだろうが、嶋佐さんはそこがなかなかうまくいかない印象はある。
でも、さらば青春の光の森田さんが言ったように、ときどき特大ホームランを打つから、彼はおもしろいのだ。
でも、YouTubeで彼らを追っていれば、嶋佐さんがどれだけ先輩後輩に愛されていて、ひとに感謝を忘れない低姿勢で、いいひとかというのがわかる。そして、いい意味で無理をしない、飾らずどんと構えているスタンスが、頭がきれて冷静に見えるのに実は繊細で、感情が動きやすい屋敷さんの相方にどれだけ適しているか、わかるんだ。(pizza調べ)
考えてみたら、松陰寺さんも結構、言うときは言う、意志の強いひと。芸風のせいで”ひとを傷つけない”という十字架を背負っている、ということすらも今やネタにしているが、苦労が長かった分だけひとの痛みがわかる、愛情にあふれたひと。”やさしい”だけでは、ここまで芸人として踏ん張ってこれなかったと思う。
仲が悪いわけじゃないしね。
ぺこぱもニューヨークもだいすきなのだ。
だから少し驚いた、と言うついでに、
「私は嶋佐さんの金髪がすきだ!」
と、言いたかっただけの記事と捉えてもらえたら。
変な儲け話に引っかからないことには十分気を付けてほしいけれど、笑ってお仕事していてくれたら、それでいいや。
今は完全にお笑いブームで、芸人さんは大忙しのひとたちが多いと思うけれど、どうか体と心が健康にお仕事できるように、祈るのみ。
いつも、うつうつとした私の心を救ってくれてありがとう。
ひとを喜ばせようとがんばっているすべてのひとに、やさしい未来が待っていますように。
未熟ですががんばっております。治療費にあてさせていただきたいです。よろしくお願いします。