『セブン‐イレブン”やさしさ”受け取り』をしてきた話
音楽がすきで、CDなどの購入にはタワーレコードオンラインを長年利用している。
そして、送料無料になるならば手段を択ばない金欠野郎なので、セブンイレブン受け取りを利用している。
近所にセブンがあってよかった。
(その昔、県内に一店舗もなかったので)
最近発売した、Number_i (元King&Princeの平野紫耀、神宮寺勇太、岸優太のグループ)が表紙を飾り、ロングインタビューが掲載されているという『NYLON JAPAN GLOBAL ISSUE 04』
という雑誌がある。
母は平野紫耀さんがだいすきだが、雑誌を買って読むということにあまり興味がない。
ただ今回の雑誌はSNSで見て興味を持ったらしく、部数が足りず増版になっていることも知ってか欲しくなったようだ。
私はタワレコでのネット注文は慣れているので、よく母の購入するCDなども代理注文している。
「タワレコ見てみようか?」と声をかけ、探してみたら注文できそうだったのですぐに予約した。(発売日の前日だったのに、予約できたことに驚いた)
数日後、いつものようにメールが届いた。
ここに、午前7時には到着すると書いてあるが、
私の近所のセブンイレブンは今24時間営業ではないので
”一部24時間営業外店舗等”であり、
”午前11時頃の到着”になるのだ。
朝型人間にとっては時間が早い方が助かるが、致し方ない。
いつもセブンイレブン受け取りを利用しているためその店舗の事情もわかってきたのだが、以前は”第一便”のトラックで届けてくれることがあった。
でも現在は”第二便”のトラックで届くようになった。その時間はメール通り11時過ぎまで届くことがないことがあるが、物流の関係で時間より早く届くこともあるため、ちょっと早めに行ってみたりすることもある。
今回の受取日、雨が降っていた。私は今徒歩の生活。その日は、車を運転する親と出かける用事も午前中はなかった。
雨の止み間が、ちょうど11時前にあった。
家に引きこもっていることも心身によくない(鬱病で自宅療養中の身)ので、
「ちょっと行ってみてくるね」
と母に言うと、
「じゃあ、(昼食用の)うどんのたれ作ってまってるね♩」
と、わくわくしている様子だった。
(注文が私の名義なので、私が行かないとgetできない)
セブンに着くまでは奇跡的に雨が降らなかったが、歩道に大きな水たまりがたくさんできていて、レインブーツを履いていって正解だった。
いつ泣き出してもおかしくない空の下、セブンに無事到着。
スマホを開き、払込票のバーコードをレジで店員さんに見せた。
すると、
「あーーーーー、タワレコですよね、、、、、、」
と。
他の店員さんも「あーーーーー」、と。
天候の影響もあるのか、どうやら、タワレコ商品を載せた”第二便”のトラックがいつもより遅れているようだった。
「もうすぐ来ると思うんですけど、、、、、、」と、
いろんな店員さんが動き始めた。
そのうち店長さん(チョイ悪系な風貌のおじさん)まで出てきて
「今くるんだ、今。ちょっと遅れててよぉ、、、、、、」
と言いながら、外に目をやっている。
いろいろ説明してくれたのだが、店員さんをみんな巻き込んでしまっている状況に焦ってしまって、あまり内容は入ってこなかった(ポンコツ)。
外は、また雨が降り出している。
でも、ここでいつまでも待っていても仕方ないので、
「またあとで来ますーー」
「ありがとうございますーー」
と言って、私は店を出ることにした。
「いやー申しわけねぇなぁ」
と、店長さんはじめみんなが、すごく申し訳なそうにしている。
でも、トラックが来ないのは店員さんのせいではない。
物流、運搬の事情である。
それなのに、そんなに謝らなくても、、、と思った。
おそらく、私がいつもここでセブンイレブン受け取りを利用しているから存在を覚えてくださっているとか、
傘を持っているから雨の中徒歩できたことを知っていて(※めちゃくちゃ車社会の地域)そういうことでもう一度足を運ばせてしまう、ということへの配慮なのか。
なんだかやさしいなぁ、みんな、、、、、、
と思いながら、店を出た。
出口から出て、反対側に曲がって帰路についていると
「お客さあーーーーん!!!!!!」
振り返ると、店長さん。
「トラックきたぁ!!!!!!」
と手招きされ、私は招かれるがまま店内へまた戻った。
この結構な雨の中外まで出てきて、私を探して引き留めてくれたのだ。
店内に入ると、
「今荷物出すからよぉ、ちょっと時間かかるども▽Ω◆%、、、、、、、」
めちゃくちゃ店長さんが必死だった。
「あ、じゃあ、ここで待っていればいいですね?」
と言うと
「そうそう!ちょっと待っててけれっす」
とのことだった。
とにかく、”このひとに早く荷物を!”という店長さんの姿勢が見えた。
ちょっと笑えて来るほどに必死な店長さんがかわいかった。
店内で待たせてもらっていると、
「お客さーーーーん!!!!!」
と、またもや店長さん。
大きなパレットを抱えて現れた。
パレットの中には、タワレコオンライン、セブンイレブン受け取りで購入された方々の商品が5つほど。
名前をきかれて答えたら、私の商品を探して手渡してくれ、
レジのお姉さんに
「バーコード!!!!!」
と。もう店内みんなを巻き込んで、”私に商品を早く渡すぞモード”に。
恥ずかしくもあるが、めちゃくちゃいい店だな、、、、、、と。
支払いををしていたら、レジの担当とは違うお姉さんが
「これよかったらご試食どうぞ!」
ひゅっと、私に食パンを出してくれた。
しかも、金色に輝くパッケージ、「金の食パン」ではないか!
噂には聞いたことあるぞ⁈
自分で買える品ではないぞ⁈
「ええ、いいんですか⁈」
と思わず。
(え、よかったんだよね⁈)
めちゃくちゃありがとうございますだった。
店内総出で、私の”セブンイレブン受け取り”に協力してくれた。
タワレコの商品だし、多分、いや確実に、店舗に利益はないだろうに。
店長さんだけが張り切っている様子でもなく、みんなが一丸となってくれている様子だったし、最初のレジのお姉さんからもう、”まだ届いていなくて申し訳ない”、という姿勢が見えていた。
こんなにやさしいお店だったのか、と、あたたかい気持ちになった。
帰るとき、他のお客さんもいたがそんなことはもういいやと思って、
店内全部に聞こえるように
「ありがとうございましたーーーー!!!!!!」
とたくさんのひとに聞こえるようお礼を言って、店を出た。
店長さんは、他の商品の品出しに必死でこちらには気づいていなかったが、声だけでも聞こえていたらいいなと。
自分たちが忙しい、ということに必死にならず、
お金のために仕事をこなしている、というのでもなく、
”限られた時間でお客さんがきてくれている”
ということを心得て働いているひとたちを目の当たりにして、
みんな素敵だなぁ、と思った。
お客さんを、血が通った人間としてみてくれているというか、なんというか。
接客って、こういうことなんだろうなぁ。
こういうお店が近所にあることを、うれしく思った。
帰って、母に雑誌を渡す前に、ちゃんとその一連のことを話してから手渡した。笑
(ちなみに、私もその雑誌に興味があるが、母は宝物にしてしまうため、がさつな私は触れなさそうな感じだ。Number_iの3人、いわゆる脱退したKing&Princeの3人の今の言葉を聞きたい。タイミングを見計らい中、、、、、、)
そして、金の食パン!!!!!!
賞味期限が1日過ぎてしまったが、今朝家族で1枚ずつ食べた。
この世の食パンでいちばんのクオリティではなかろうかと。
持ったときからもう、声が出るくらいの水分量。
しっとり、もっちり、やわらか、、、、、、
とにかく、
高級なパンのいいところが全て入っていた。
贅沢だ、、、、、、
絶対毎日食べたらダメなやつだ。
何かのご褒美じゃないと、食べることなど許されない。
そういうジャンルの食パンだった。
ありがとうセブンイレブン、某店。
身バレしてしまうため、店名は言えないけれど。
感謝の気持ちを忘れず今後も、利用させていただこう。
受けたやさしさを、誰かに返せるようなひとになれますように。
未熟ですががんばっております。治療費にあてさせていただきたいです。よろしくお願いします。