「読む」だけで終わりにしない読書術 1万冊を読んでわかった本当に人生を変える方法|本要約チャンネル
しばらく雑多に読む読書を続けていたので、読書の意味に立ち返ろうと手に取った。
本書の作者はYouTubeで本要約チャンネルを運営する2人のYouTuberらしい。チャンネル登録者数が100万人に近い大御所クリエイターである。
医学部で出会った本好きのお二人が人生をよりよく生きるために本を活用して起業や生活習慣の改善など様々なことに取り組んだ経験を、その時に出会った本や有用そうな本とともに紹介している。
その中から得られた、1冊の本をうまく活用する読み方や実践方法を著者らの試行錯誤を踏まえて解説している。
特に強く言及していたのはレコーディング読書という、本の内容を実生活に取り入れる活用方法である。2週間程度続けて厳しそうだったらやめる、という比較的とっかかりやすい方法を紹介していた。
ビジネス書や実用書などの実生活のtipsを解説した本では読み手がそれを実践することを期待して書かれているものが多いように思うが、読み手の全てがそれを実行するとは限らない。
確かに私自身の経験を振り返ると、実践したものとしてないものではしていないものの方が多いように思う。
私は樺沢紫苑のアウトプット大全(この本も「読書術」本編に登場した)を読んでこのnoteを始めたが
このようにnoteを始める前の読書では研究や私生活に取り入れて実践したことも多かった。しかしnoteを始めてからの読書はどちらかというとnoteに記録するためにとりあえずessenceを受け取ろうと冊数を稼ぐ読書に移行しているようにも思う。
実際英会話をやろうと思いつつまだ英会話アプリをダウンロードしていないし、ロジカルなコミュニケーションをしようとしているのに仕事が雑な後輩に怒りを覚えている。
私が雑多な本を読み始めた理由は研究をよりよくするための視野拡大と、自己分析のためであることから、今の何も考えず本をとる選び方よりも幅を狭めて読もうと思う。
複数の本を紹介しながら解説しているので、読みながら新しい本と出会える可能性があり次の読書につなげやすい本である。著者の運営するYouTubeチャンネルを観たことがなくとも楽しめる。