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鏡妖狐圖會 心木偶站堂被魅

これは以前、大学の課題で描いた、浮世絵風の日本画です。

この絵のテーマは、以前投稿した「ミニマリストになった理由」に書いてある、「お鏡さま」です。

画像右上にあるサンダルと比較してもらうとわかると思いますが
この絵、かなり大きいです。多分2メートル近くあります。
A0を4枚繋げて描いています。

「お鏡さま」は、学校のトイレの鏡の中に住む、狐の妖怪という設定なので、「三国妖狐図会 蘇妲己駅堂に被魅」という絵画をオマージュして、(他にもいくつかの日本画を参考にしておりますが)描き上げました。

  • 絵の説明としては、

  • 黒い獣に乗り、赤い服を着た子供が、「心」という人造人間に化けた「お鏡さま」です。

  • 黒い頭巾をかぶり、剣を振りかざしている人物は、「心」を救うために駆けつけた妖怪、「黒井」です。ムネアツですね。

  • 鏡に映る、同じく赤い服を着た子供は、本物の「心」で、多分、「お鏡様」に化かされて、鏡の中に閉じ込められてしまったのでしょう。「お鏡さま」が咥えている頭が「黒井」であることから、「心」は動揺による隙をつかれてしまったのではないかと予測できます。


 この絵を描く時、紙が大きいので、靴を脱いで裸足で絵の上を歩き回りながら、全身で描いていたので、かなり大変でした。笑

 でも、こういう経験は新鮮でかなり楽しかったです。それに、自分の趣味をとことん表現できる自由な課題だったので、そのことも相まってかなり力を入れて作成していました。

 ただ、絵があまりに大きいので、自宅に置く場所がなく、大学の工作室を片付けなければいけない日に、泣く泣く、ゴミ捨て場に置きに行きました。その時は、我が子を山に捨てに行くような気持ちでした。

 今はもう、画像データとしてしか残っていないので、ここで皆さんに見てもらうことが、絵の弔いになるでしょう。笑

ここまで閲覧頂きありがとうございました。

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