理想と言われた夫婦がコロナ離婚にぶちあたって得た教訓⑤
*3人家族*
子どもを産んで、私は変わった。
生活サイクルも、心の余裕も180度。
ストレスの対象が、夫になった。
「育児なんてみんなやってるから、大丈夫。できる」なんて嘘だ。
誰にでも当てはまるわけじゃない。
子の性格。親の性格。親子の相性。
家族のサポート。おかれた環境。
すべて同じな人なんていないわけなのだから。
私には育児は向いていないみたいで、子ども可愛い<育児辛いだった。
まぁ、朝から晩まで寝ないでグズグズする子だった。
1時間以上かけて寝かしつけても布団に置けば5分で起きる。
だから、料理も掃除も洗濯も抱っこ紐。
一日16時間以上抱っこしていた気がする。
夜も授乳で1~2時間おきにおこされた。
そんな中でも相変わらず徹夜でゲームをしたり、
遠慮もなく友達と飲みにいったり、
週末になると趣味のために出かけていく夫にイライラするようになった。
それまでは喧嘩になっても強く言い返したりもしなかった私も
夫に対して、否定的な言葉を使うようになった。
子どもの頃からなりたくないと思っていたヒステリックな女になりつつあった。
夫は変わらず、私には愛情表現をしてくれていたし
好きでいてくれたんだと思うけど
私は一人で倦怠期と安定期を繰り返していた。
不満がたまってきたら伝えてはいた。
謝ってくれるけど、行動は変わらないし、根本解決はしていない。
そんな夫をみて、不満は更にたまり、好きという感情が減り、倦怠期になる。
別れることは考えていなかったから、
倦怠期からの回復法は、昔のSNSをみたり写真をみたりして
良かった頃を思い出す、もう一度恋をした気分になる、という完全内向自己完結型。
喧嘩をしない夫婦、ではなく
喧嘩をせずに、臭いものに蓋をしてやり過ごしているだけだった。
根腐れが始まっていることに気づくのに、10年近くかかった。
大事な話し合いは出来ていなかった。
それでもどうにか繋がっていたのは夫が良くも悪くも変わらなかったこと好きでいてくれたこと、
私が忍耐強すぎる性格なこと、
友人関係や実家など、逃げ場に恵まれすぎていたためだと思う。
よっぽど、相性のよい夫婦でない限り、
または夫婦関係に何も求めない2人でない限り、
築くべき夫婦の絆は、コミュニケーションなしでは、話し合いなしでは出来上がらない。
早く気づくべきだった。
*教訓*
・子育ての難易度は個人差だ。みんなやってるからは当てはまらない。
・喧嘩してでも根本解決しなきゃ根腐れする。
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