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カウンセラーにムカついてしまう

精神科で心理士さんによるカウンセリング(精神分析的心理療法)と、民間のカウンセリングを並行して受けている。

民間のカウンセラーさんの言動に対して、ムカついて不信を募らせる瞬間がしばしばある。精神科のカウンセリングで、民間のカウンセラーさんについての不満に費やす時間がカウンセリング時間の半分を締めるくらい、民間のカウンセラーさんにイライラしてしまう。

その理由を挙げ、今後民間のカウンセリングをどのように有効に利用していけるか考える。

カウンセラーにムカつく瞬間(精神科のカウンセラーさんがしてくれて、民間のカウンセラーさんがしてくれないこと)

①共感、受容もなしに、いきなり正論や一般論を言ってくるので、気持ちを抑圧しないといけなくなる。

私の希望:寄り添ってほしい。正論はその後に言ってほしい。

②不信の感情をカウンセラーにぶつけた時に、感情的になって言い返される(自己正当化や極論を言って黙らせようとしてくる等)。

私の希望:自己正当化せずに、「悪気はなかったんだけど、嫌な気分にさせたなら、ごめんなさい」と一言言ってほしい。
(クライアントからの転移感情の取り扱いについて、カウンセラーはクライアントのいう事を鵜呑みにするわけでもなく、引き出してくれるような理想的な対応がどういったものなのか、まだ体験したことがないので、分からない)

③苦しい時や深刻なコンプレックスについて、なぜか生き生きと楽しそうに話してくる

私の希望:親身に話を聞いてほしい、茶化さないでほしい。自分のことのように、悲しんでほしい(ふりだけでもしてほしい)

④その他、頼んでもいないのに私の資質(能力)について、欠点を問いただすような言い方をされる(素の自分を責められている気分になる)など。

今後どうしていくか。

カウンセラーが自らの対応の非を認めず、自己正当化するたびにこちらは気持ちがげんなりしてしまい、カウンセラーに対して否定的な見方が強まってきている。

実際は嫌な対応だけでなく心の回復になるような良い対応もこれまでたくさんしてくれてきた。

しかし、ネガティブなことばかりに注目が行き、反芻してしまう症状のせいで実際以上にカウンセラーさんを悪いカウンセラーとして評価してしまっている。頭では理解している。「カウンセラーさんのパーソナリティとか得意分野もあるから、全てを求めるのは難しいんだろう」と頭で納得しようと努めるが、感情がついていかない状態。

民間のカウンセリングを続けるメリット
・相手に対する不信や不満の気持ちを自分の中で抱えながらなんとかやり過ごしたり、気持ちを伝える練習になる
・受容が中心の精神科のカウンセリングでは得られない、自分が欲しい助言を貰える

民間のカウンセリングを続けるデメリット
・精神科のカウンセリングの時間が、カウンセラーの為のカウンセリングになってしまい、精神科の心理士さんとの治療が浅いものになってしまっているかもしれない?

・対人関係のトラウマが一つ増える・・転移の取り扱いに慣れておらず感情的に言い返してくるカウンセラーなので、気持ちを伝えることができない。私が内心不信を募らせながら、日々の生活でもそのカウンセラーに関する反芻でかなりの時間を費やしてしまっている(何かしら自分を苦しめる情報を思い起こしてイライラ反芻することが癖なので、そのカウンセラーの利用を止めても今度は別の対象に対してイライラ反芻をするようになるだけだと思うが)

自分の取れる選択肢
①辞める

自分の気持ちは伝えずに、そのカウンセラーの得意そうな分野(自分が嫌な気持ちにならなそうな分野)の悩みを聞いてもらう。
きりの良いところまで話し終えたら、継続利用は一旦卒業する。もしまた利用したいと思ったときは利用させてもらう

②対応を変えてもらう
上に述べたカウンセラーへの不満①~④をカウンセラーに求めて対応を変えてもらう。
①~④すべてをカウンセラーに求めることは決して無茶ぶりではないと思う。というかカウンセリングの基本なのではと思う。
(ネットでクライアント批判やクライアントを選別するような発信をしているカウンセラーもたまに見るが、「カウンセラーとクライアントが本当に向き合ったならば、ずっと良好な関係を保つことはできない。良好な関係だけしか認めないのは、クライアントの苦しみと向き合おうとするプロの姿勢から外れている」といった内容の治療者の発言や文章を見聞きしてきたから。)

しかし、私が「分かってほしい」感情的な雰囲気が出てアサーションな伝え方ができず、カウンセラーが感情的に言い返したり自己正当化している様子を想像してしまい、そういったカウンセラーの姿が見たくない。
(自分の要求を拒否される=自分を否定された気分になるから?)

これ以上、対人関係のトラウマを増やしたくない。
そうなるくらいなら、表面だけ取り繕って衝突せずに終わらせた方が良いと思う。

①(正論を減らして共感を多くしてほしい)と④(能力の否定は止めて、行為の指摘にとどめてほしい)は伝えれば、すんなり改善してもらえると思う。

しかし、②(自分の対応に落ち度があったと思うなら、正当化せずに謝罪してほしい)や③(自分のことのように悲しんでほしい)という要望を伝えるのがハードルが高い。

②はカウンセラーさん自身の感情的な問題だから、私がどうにかできるものではないと思う。行動だけは止めさせることができても、私の「(ふりだけでも良いので)心から謝罪してほしい」というニーズは、満たしてもらえない可能性が高く、そのことで傷つくのが怖い。
③についてはロジカルなカウンセラーさんなので、強い母性を求めることは酷だと思うから(私も自分の資質と異なるパーソナリティを他人から求められるのは辛い)

まとめ

①~④全て対応を変えてもらうように伝えるか、①~④の一部だけ伝えるか、内心不信の気持ちが芽生えていることを全く伝えないまま表面だけ友好的な態度で継続カウンセリングを辞めるかまだ迷っている。

でも記事を書くことで「カウンセラーってこうあるべきだろー」というイライラの気持ちに支配されていた状態から、気づいていなかった自分のニーズ(自分のことのように一緒に悲しんでほしいなど)が分かって大分気持ちが落ち着いた。

支援者に相談しながら、そのカウンセラーさんとの残りのセッションをどう有効に使えるか考えて前に進んでいきたい。






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