小学校は教科担任制が馴染まない3つの理由
小学校の教科担任制に反対します!
1 人はいつも一緒にいる人に好意を持ちます。
これは行動心理学で検証されています。
小学校の担任は子供達の全生活に密接に繋がり、技能教科を
除くほぼ全ての教科と生活を管理しています。
未成熟な段階にあって、このことは学校での「親代わり」なんです。
私はこれまでも子供たちに言ってきました。
学校では私が君たちの
「お父さんです。だからなんでも言ってきなさい」と。
担任が好き。これが小学生では一番いいのです。
そして子供たちに好かれる先生になるためにはどうしたらいいかを
日々研究するのです。
授業がうまい。私のことをわかってくれる。
叱り方がうまい。褒め方がうまい。
相談しやすい。
2 これが「教科担任制」になってごらんなさい。
当然ながら、子供達と触れ合う時間は減ります。
中学校からがそうだったように、担任とは名ばかりで
別にホームルームにいるだけ。道徳をやるだけ。
生活を共にしている感じはしない。
単に「効率」や「担任の負担軽減」が目的の
教科担任制なら、やめたほうがいい。
専門教科の英語やコンピュータ科(プログラミングでなく教科にしてほしい)
なら教科担任でもいいです。
3 なぜ文科省は心を育てようとしないのか。
なぜ文科省は教員の給料を上げないのか。
予算の問題で片付けられないほど問題は逼迫しているはずです。
残業代をつけ、くだらないアンケートを廃止し、報告書をやめ
教員を増やすには、空き時間を一日1時間でいいから増やす体制にすれば
教員志望は増えます。
そうすれば教科担任制はいらない。むしろ小学生には合わないのです。