デジタル一辺倒の学校関係者に告ぐ:「実体験」に勝る教育はなし
静岡市の駿府城公園には石垣に「刻印」があります。
名古屋城などにもあります。
駿府城築城の際に、石垣を築いたのですが、
それは各、地方の大名にお金を出させ、藩を弱体化させる狙
いがあったと言われています。
その石垣には大名の刻印があります。
私は事前に駿府城址の石垣がどこに誰のものがあるか
調べました。その時に用いたのが、小野田氏の本「家康と駿府城」(静岡新聞社)でした。
私はその本の著者に手紙を書きました。
そして「石切場に行って見たいのですが」と教えを乞うたのです。
その後、石切場に行く途中、戸塚様に出会い、その方が、地図を描いてくれました。
こうして、私は石切場に行き、その途中でも転がり落ちた刻印の石を発見したり、
クサビの後を発見したりしました。
実に楽しい、自分の自由研究でした。
その上で、「研究授業」に望みました。
子どもたちが、夢中になって、駿府城の刻印を探したことは
今でもはっきり覚えています。
外様大名にお金を出させていたことにも子どもたちは気付きます。
徳川家康の盤石な体制が、こうして整って行ったのです。
まさに「体験が知識に」変わって行く授業でした。
私が「実体験」「現場主義」を貫くのはこうした「行動」こそ
が血となり、肉となることを信じているからです。
だから教育は「VR(バーチャルリアリティ)」ではダメなのです。
パソコンで済ませてはいけない。
導入としてはいいが、それで済ませてはいけないのです。
特に、小学生にパソコンは要りません。
パソコン5台、携帯4台持ちの
ECTP講座修了証やe-ラーニングシステム全課程修了証を持っている
私がいうのだから間違いありません。笑。
付記:その後静岡市は駿府城公園を改修する際に、刻印を封印して
しまいました。石垣から取り出して公園内に並べてしまったのです。
そして当時、僕が独自に調査した場所のうち赤丸の部分を見せないように
してしまいました。残念なことです。
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