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大切なものを譲れるようになりたかった

鋼の錬金術師第1話、1ページ目

片足を失った主人公の次の行動に衝撃を受けた。

弟の魂と引き換えに自らの片腕を差し出した。

偶然にもお隣が医術の心得があるお宅とはいえ。

そんなこと意識できる状況じゃなかっただろうし。


当時中学生だった私は、下に3人の妹弟妹がいたけれど、愛情をもって接することができないことに悩んでいた。

私は兄弟のために体を差し出すことはできない。
心の狭い人間だと思った。

10年以上経って、毒親の異常性が肚落ちするまで、自らの狭量さを恥じていた。

それが、2024年、34歳になって、1歳の息子と穏やかな日々を過ごす中で、

最速自己実現よりも、毎日安定して子の世話ができること、反応良くいることを、抵抗なく優先することができるようになってきた。

成長、したかな

過去を整理し、未来に繋げます。