見出し画像

1月劇場公開映画!注目の15作品(2025)

観る映画のチョイスがちょっぴりコア寄りになりつつある私が、2025年1月に劇場公開される作品で注目しているものを、まるっと紹介します。頭に「★」がついているものは、とりわけ楽しみにしている作品です。
※参考リンク:2023年に観た映画2024年に観た映画

鑑賞するまで極力知識を入れないようにしているため、内容の紹介はほぼありません。公式サイト(もしくはWebメディアの記事)へのリンクと、テキトーなコメントだけ添えてあります。謙遜でなく本当にテキトーです。ご容赦ください。
2024年12月の記事もありますので、興味があれば下記リンクからぜひ。


【1月3日(金)公開】

■『ブラックバード、ブラックベリー、私は私。』(エレネ・ナヴェリアニ監督)

[コメント]
米レビューサイトRotten Tomatoesでのスコアが高いので観ます。ジョージア生まれの監督が、ジョージアの作家の小説をもとに、ジョージアを舞台にして撮った作品とのこと。個人的に2024年は、ジョージアの名匠オタール・イオセリアーニ監督作品に初めて触れ、ジョージアで撮影されたファイト・ヘルマー監督の『ゴンドラ』も観て、ジョージアを意識するようになった年でした。2025年の映画初めにジョージア映画を観るってのもなかなか乙かも!


【1月10日(金)公開】

■『ねこしま』(サラ・ジェイン・ポルテッリ監督)

[コメント]
ねこ映画です。ねこのドキュメンタリーです。“猫”の“島”で“ねこしま”です。以前トルコのイスタンブールに暮らす野良猫たちを追ったドキュメンタリー『猫が教えてくれたこと』という映画を観たことがあるのですが、本作はトルコから少し西へうつりまして、舞台はマルタ共和国。シチュエーションは似ているようですね。「製作国:マルタ共和国」の映画、初めて観ます。


■『デリカテッセン 4Kレストア版』(ジャン=ピエール・ジュネ監督&マルク・キャロ監督)

[コメント]
『エイリアン4』『アメリ』の監督、ジャン=ピエール・ジュネの長編デビュー作が4Kレストア版として劇場公開されます。前から観たかったのでちょうどよかった!


【1月17日(金)公開】

■『アンデッド/愛しき者の不在』(テア・ヴィスタンダル監督)

[コメント]
海外批評家の反応はさほど芳しくないのですが、(1)ノルウェー映画、(2)原作・共同脚本に『ぼくのエリ 200歳の少女』『ボーダー 二つの世界』のヨン・アイヴィデ・リンドクヴィスト、(3)主演が『わたしは最悪。』で主演を務めたレナーテ・レインスヴェ、この3点で惹かれました。なんといっても2024年は『ヒューマン・ポジション』と『SONG OF EARTH/ソング・オブ・アース』のノルウェー映画2作にゾッコンだったので、もうちょっとノルウェーに浸りたい気持ち!


■『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』(ソイ・チェン監督)

[コメント]
この記事を書き始めるまで完全にノーマークだったのですが、やたらと評判がよいので。「第97回アカデミー賞国際長編映画賞の香港代表」「(おそらく香港内において)香港映画として歴代No.1の動員達成」という箔がついてます。香港アクション映画の新作に触れる機会もそうそうないですし、観ておきましょうか!


■『アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方』(アリ・アッバシ監督)

[コメント]
世界各国での公開前は話題になっていたように記憶していますが、公開後はさほど聞かれなくなったような……。とはいえ、再選でトランプへの関心がますます高まっていますし、マーベル映画のバッキーでお馴染みセバスチャン・スタンがトランプをどう演じたのかも気になりますし、『ボーダー 二つの世界』『聖地には蜘蛛が巣を張る』とスウェーデンやイランを舞台に撮ってきたアリ・アッバシ監督がアメリカ政界の中心人物を描いた映画を撮る意外性にも惹かれますし、やっぱり観ないとですね。にしても「ドナルド・トランプの創り方」とは邦題は思い切りましたねえ……。


■『満ち足りた家族』(ホ・ジノ監督)

[コメント]
韓国映画です。評判がよいので観ましょう! 現時点(2024/12/1)で本当にまったく内容を知らないので、このまま鑑賞当日を迎えられたらうれしい……けど、よく通う劇場で公開されるので予告見ちゃうだろうなあ。


■『敵』(吉田大八監督)

[コメント]
『桐島、部活やめるってよ』でお馴染み吉田大八監督の最新作。つい先日の東京国際映画祭でグランプリ(および最優秀男優賞、最優秀監督賞)をとったことで一気に話題になりましたね。公開後の周りの反応を見てから観るかどうか決めようと思っていたのですが、昨日さっそく劇場で予告を観てしまいまして、モノクロの映像(および映される俳優の表情)がなかなか良かったのでもう観ちゃおうと思います。

【1月24日(金)公開】

■『TOUCH/タッチ』(バルタザール・コルマウクル監督)

[コメント]
海外レビューサイトでのスコアがやたらと高いので観ます。アイスランドの(おそらく)小説を原作としたアイスランドの映画監督の作品のようですが、主人公が日本人と関わりをもち日本を旅することから、Kōki、本木雅弘、中村雅俊ら日本の俳優も出演しています。


★『おんどりの鳴く前に』(パウル・ネゴエスク監督)

[コメント]
公式サイトを開くと「まるでタランティーノ×リューベン・オストルンド。今年最高のラストシーン!」とあるのですが、今年ってまだ1月やないかい! とツッコミたくなりますよね。でもこれ「Filmfest Sundsvall」という映画祭で出されたコメントで、きっと「その年に映画祭で上映された作品のなかで」ってことなんですよね、すみませんでした。全く関係ない話をしてしまいましたが、人間の闇がどうのこうのと、なんか自分の好みっぽいので観ます。上のタイトルの前に「★」つけときました。


■『籠の中の乙女 4Kレストア版』(ヨルゴス・ランティモス監督)

[コメント]
すっかりアカデミー賞常連の世界的巨匠になったヨルゴス・ランティモス監督のキャリア初期、2009年の作品が4Kレストア版として劇場公開されます。前から観たかったのでちょうどよかった!(本記事2回目)


【1月31日(金)公開】

★『邪悪なるもの』(デミアン・ルグナ監督)

[コメント]
わーい、海外批評家スコアの高いオカルト・ホラーだー! 「R15+」の「アルゼンチン映画」ってのもまたポイント高いですね。悪霊たちも情熱的なんでしょうか。そしてポスタービジュアルもぜひ見てくださいよ、「この世界に 祈る神など存在しない」とか全身痺れちゃうし、ちょっと待ってこの人の斧の刃先どっち向いてんの!というわけでこれも上のタイトルの前に「★」つけときました。


★『リアル・ペイン〜心の旅〜』(ジェシー・アイゼンバーグ監督)

https://www.searchlightpictures.jp/movies/realpain

[コメント]
とにかく海外レビューサイトのスコアが高い。たしか2024年1月のサンダンス映画祭で脚本賞をとった時くらいに存在を知って、監督・脚本・主演がジェシー・アイゼンバーグと気づいた時に大いに驚いたような記憶があります。日本での公開タイミングを考えると、来年の米アカデミー賞にも絡むだろうという算段なのでしょうかね。映画もですが、サーチライト・ピクチャーズ配給映画おなじみの共通フォーマットパンフレットも楽しみ。


■『ザ・ルーム・ネクスト・ドア』(ペドロ・アルモドバル監督)

(2024年12月1日現在公式サイトなし)

[コメント]
今月は作品数が多いのでさすがに書くの疲れてきましたね……文章も投げやりになってきたからバレてますよね、すみません。巨匠ペドロ・アルモドバル監督の新作です。ちらっと目に入った場面写真が、カラフルなセットをバックにティルダ・スウィントンがいて、一昨年に観た『ヒューマン・ボイス』を彷彿とさせるのですが、関係あるのかな〜。


■『映画を愛する君へ』(アルノー・デプレシャン監督)

[コメント]
2024年の終わり、12/27には『I Like Movies アイ・ライク・ムービーズ』という映画愛映画が公開されますが(本記事執筆中の段階で未公開)、年明け早々1月の末にもまた映画愛映画がきます。なかなか評判よさげですよ。どんな映画かまったく知らないですが、公式サイトには名作映画のタイトルがずらーっと並んでいます。私はこのリストの半分も観られてないのでまだまだですね。精進します。


【様子見】

以下の作品は、公開後の評判をみながら、良さそうなら観に行きたいと考えています。

■1月17日(金)公開/『ストップモーション』(ロバート・モーガン監督)

■1月31日(金)公開/『ドリーミン・ワイルド 名もなき家族のうた』(ビル・ポーラッド監督)


以上です。2025年も皆さんの映画ライフが素敵なものとなりますように。

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集